フィリピン中部を襲った台風Yolanda(英語名はHaiyan)から9日目。
今日も朝からこちらのラジオで、被災地からの情報が流れていました。
サマール島中部のカトバロンガン。
若い女性の市長さんによれば、状況はかなり落ち着いてきたものの
まだ現地は停電が続いているとか。
ガソリン不足、物価の上昇について話されていました。
オルモックかタクロバンだったかその周辺だったか
ちゃんと聞き取れませんでしたが、被害の大きかった都市では
まだ収容されない死体もあって、衛生面の問題が大きくなっているとか。
こうしたメディアから伝えられる被災地からのニュース以外、
マニラでの生活は普段とあまり変わりませんが
今日、土曜日はちょっと違っていました。
今朝、ソルト・パヤタスの事務所のあるアパートの一階で
同じ建物に事務所がある医療品会社が、トラックを呼んで
缶詰や医療品を運びだしているのに遭遇。
クバオに行ったら、ラジオやテレビ局から呼びかけられる
災害支援活動に応じて、市民が指定された場所に支援グッズを持って
行列を作っているのに遭遇。
支援グッズも、段ボールで梱包したしっかりした支援物資ではなく、
手提げ袋にちょっとづつ入れたもの。並んでいる前後の人と
談笑しながら和気藹々。心配しつつも、参加を楽しんでいる様子なのが
印象的でした。
マニラでは、あちこちで寄付の呼びかけがあり、チャリティーイベントも
盛んです。フィリピンの人も、皆それぞれ自分ができることを積極的に
やっています。
さて、先ほどの支援の行列を見ながら、
乗っていたタクシーの運転手がポツリと一言言いました。
「自分が持って行ってやりたいよ・・・」
たまたま乗った運転手のRayさんは、サマール島カルバヨグの出身。
この9日間、両親とも兄弟とも友だちとも、連絡がとれず行くこともできず、
心配な気持ちを抱えながら、今日も働いていたのでした。
普段通り過ごしているように見えて、この9日間、心配でたまらない気持ち、
飛んでいきたくなる気持ちを抑えている人が、このマニラに大勢いるんでしょうね。
被災地で1日も早くインフラが復旧しますように
現地の生活必需品や食料が高騰しませんように
そんなことを祈るばかりです。
明日から、現地NGOコンサーンのアイダさんたちと一緒に
セブ経由でレイテへ入ります。
Rayさんの気持ちを思い出しながら、状況を見てこようと思います。