7/20は記念日となりました。
何の記念日かというと・・・ソルト・パヤタスが、愛知県で

初めて一般の方を対象とした催しをした記念です。


3日前までは参加申し込みゼロ。

どうしよう・・・と青くなっていたのですが、

こういうこともあるのですね。
当日、行ってみたら15名の方が来て下さって、
まさかの資料不足でした。

不手際、ごめんなさい。


中学生、高校生、大学生に社会人。年齢様々で
初めてお目にかかる方が過半数。


フィリピンにルーツのある方、ボランティアや国際支援、
児童労働に関心のある方、駐在経験、友達についてきて等

ユニークなところでは
「ソルト・パヤタス」という名前が何か知りたくて
という動機で来て下さった方もいらっしゃいました。

団体の名前で初めて得した感じがしました(笑)


今回のサマセミへの参加は、昨年の夏、現地体験プログラムに
来て下さった松岡さんのおかげで実現しました。

11月の東京での報告会、3月の総会に足を運んで下さって、
愛知でも中部ソルトを立ち上げましょうと、
1年後の今日のセミナーの実現まで、引っ張って下さいました。

アンケートの「今後も催しに出てみたいですか?」
の回答は、提出して下さった方13名全員YES。


子ども図書館の建設でいろいろ苦しいことも多いけれど
応援して歩いて下さる人はまだまだいる!と
大いに励まされました。


松岡さん、大西さん、事前の準備に当日の後片付けまで、ありがとうございました!
久野さん、ご家庭で集めて下さったソルト貯金を持ってきて下さって、ありがとうございます!
上田さん、貴方に中部ソルトに入ってもらって強い味方を得た思いです。

来て下さった皆さん、本当にありがとうございました。





子どもたちが毎日通いたくなる、子どもたちの未来を創る
素敵な図書館、作りましょう!

7/15、ライフスキル教育プログラム構築事業(※)のため連携を承諾して下さった地元の小学校に行ってきました。ソルトの奨学生たちも通う、「Unit 1 Kasiglahan Village Elementary School」です。

既に5月から家庭訪問などの調査が始まっていますが、今後は、更に先生方と連携し、子どもたちの生活や学習実態、子どもたちのライフスキルの能力調査などに入っていきます。


とはいえ、6月に新学年が始まって何かと忙しい先生方が、調査のために時間を割き、協力をするというのは大変です。


先生方に、なぜこの調査を行い、どういうふうに役立てようとしているのかを理解していただき、子どもたちに共通する課題の改善のため、一緒に考えていただくため、校長先生と相談して、職員会議の中の30分をもらって、事業の概要を説明させていただくことになりました。


7月15日(水)、校長先生と担任の先生方が集まる約30名職員会議の場で、小川・ミレット・キャシーの3名でプレゼンを行いました。


これまで約20年間の奨学金支援の中で、ソルト・パヤタスが遭遇した問題、子どもたちの共通課題を含め
なぜライフスキル教育を推進するのかの根拠や、事前調査の必要性などを聞いていただきました。


先生方の関心は想像していたよりも高く、次々と質問、懸念、要望が出されました。


・教育プログラムで対象となるのは全学年の子ですか?
・成績のいい子、知的に恵まれた子のみを対象としないでほしい。
・就学困難な児童、理解の遅い子、基礎学力がなく成績の伸びない子、そういう子たちを支援する活動をしてほしい。
・読解力のない子どもが多い、それが課題だ。
などなど。


質疑応答が長引き30分を超え、約1時間のセッションとなりました。


校長先生からの要望により、次回のプレゼンは、PTAの全体会の日となりました。
次は親御さんたちを対象にお話します。


過去に世界各地で行われた教育プログラムの根拠資料、この地域の実態調査の結果、その根拠と実態をもとに、この地域にあったライフスキル教育プログラムを作ります。
学校、家庭、子どもたちが連携して、負担が少なく、継続しやすく、かつ、教育効果の高いプログラムを作ることが目標です。
調査が予定より長引いていますが、9月には立案を開始できれば・・・と思います。





※マニラ首都郊外再定住地における貧困層の子どもたちを対象としたライフスキル教育プログラム構築事業


2014年9月、JICA草の根技術協力事業へのプロポーザルが通り、12月から委託事業として、カシグラハン地区において約2年間のライフスキル教育プログラム構築事業が始まりました。

この事業の柱は、

①ライフスキル教育の拠点となる子どもセンター(図書館)の建設、

②ライフスキル教育プログラムのカリキュラムや教材の作成、

③ライフスキル教育トレーナーの育成

の3つです。

現在は、センターの建設と同時に、教育プログラム立案のための、事前調査を実施する段階にいます。
先週までに、地域住民、学校、母親たち、子どもたちの協力を得て、約1000件の調査が終了しました。

事前調査と実際の教育活動の立案に関しては、東京大学澤田康之先生、慶應義塾大学の中室牧子先生、一ツ橋大学の真野裕吉先生の助言とご協力をいただいています。

15年目を迎えました。

ゴミ山の崩落事故から、気が付けば15年です。



今朝は、朝7時半から行われた慰霊式に行ってきました。

知った顔が、ここにも、あそこにも。

事故の後、別の地域に移転して久しく合っていなかった
懐かしい人にも会えました。

当時の子どもたちも、今では25歳、27歳。
いい大人になっていました。


アナリンという娘さんを亡くされたガルドゥケさん。
皆が立ち上がって祈りを捧げる時も、ひとり
立てません。





何年たっても
痛みは痛みのまま
悲しみは悲しみのまま残り
よみがえる


彼女の姿は、それを毎年私に
教えてくれます。


式典が終わって、みんなが帰りかけた時
8本のろうそくを手にもって、一本づつ大事そうに
灯をともすおばあさんがいました。
ひっそりと誰とも話さず悼んでいる姿が
印象的でした。




この日は、私にとっても特別です。


亡くなった子どもたちや、好きだったお母さん
お父さんたちを思い出して、話しかけます。


あの日から、ごみ山から還らぬ人になってしまった
人たちのこと、残された人たちのことが
他人事ではなくなってしまいました。

先月、父親のドラッグの問題で危うい状況にいる子どものことを紹介しました。


あれから、私たちが注目し出したことを警戒したのか、父親は子どもたちを連れてコミュニティーから消え去りました。そして1週間ほどで帰ってきました。

仕事を探しに行った、ということでしたが・・・謎です。


カタールの母親から送られてきた送金を受けとって、家族はまた同じ暮らしを続けています。

この家庭だけではなく、ドラッグの影響を受けている家庭はパヤタスでもカシグラハンでも数多くみられます。コミュニティーの問題=薬物の問題と言っても過言ではない気がします。


10代~30代の男子の薬物依存の話を、よく耳にします。


薬物に犯された兄や父を持つ子どもたちは、その影響から逃れることができません。身近な家族、父、兄が薬物依存に陥ると、子どもの心も暮らしも不安定になります。
中毒の息子を持った母は、子どもを守るため近所親戚との仲が疎遠になり、家族は壊れ、孤立していきます。

家族の不和、うしろめたさ、虐待、家出・・・家族全員が不幸になります。


せっかく学費をもらえるようになって、希望をもって学校に通っていたはずの奨学生が、学習意欲がなくなり、途中であきらめ退学するケースに、私たちは度々遭遇してきました。

その背後に、薬物の影がちらつきます。


ソルトの奨学生の退学で、本人自身が中毒で・・・ということは、ほぼありません。家族の依存に、引きづりこまれるケースがほとんどです。


薬物依存の中には、販売に手を染める人も出ていきます。
販売に手を染めた親の子は、その仕事の一端を背負わされます。
積極的に手伝うことはなくても、親のしていることを黙っていなければならない、人に言えない秘密を背負う、それが子どもたちの心に暗い影を落とします。

麻薬から入るお金の味を占め、苦しい生活から手っ取り早く逃れる方に流れます。善悪の感覚がおかしくなっていきます。


Dさん、Cさん、Aさん、A君・・・救えなかった子たちです。
まだまだいます。


薬物の怖さは、そのネットワークが見えないこと、命の危険を伴うことにあります。誰がどのような形で、販売に関わっているのかが分かりません。安易に当局に通報、告発しようとすると、危険が自分や家族の身にふりかかります。一旦関われば抜けられない、抜けようとする時は死を覚悟せねばなりません。密売人の情報を知ってしまっているからです。


先日、カシグラハン地区で、13発の拳銃の弾を体に受けた女性の亡骸が発見されました。薬物販売、人身売買に手を染めていた女性でした。パヤタスから移住してきた女性でした。


ソルトのスタッフの住むブラカン地区。マニラ郊外からバスで1時間程の住宅地でも、先日発砲事件がありました。5人の子を持つ父親が、自宅で銃撃を受けて亡くなりました。地域の飲み会で、つい口を滑らせて、自分がたまたま見つけてしまった麻薬関連の話。それが原因ではないかと見られています。


そのどちらも犯人は見つかっていません。


バランガイ(村)の有力者、治安や法規を守るべき村役員や村長自らが関係していることもあります。警察が関与していることもあります。そうでない良心的な人もいます。でも、分からないのです。その人に打ち明け、助けを求めていいのか、それとも危険なのか。


スタッフは言います。
「告発をする、それは密売に関わるネットワーク全てを敵にすることです。」


相談した薬物依存者の支援ネットワークでも、社会福祉省の窓口でも、そのリスクを言われました。その子どもたちを助けたいけれど、保護者が動かない限り動けない。何かが起こるまでは何もできないと。


父親を立ち直らせること、麻薬をコミュニティーから無くしていくこと、それらを私たちの目的にはできません。残念ですが、それは私たちが太刀打ちできない領域なのだと、認識することから、介入が始まります。


気になる子。


学費支援という唯一のこの細い細い糸の将来の希望を自ら切り離さずにいてほしい。


太陽の下で幸せをつかむ道をあきらめないでいてほしいと思います。


父親の反応に注意しながら、距離を見ながら、皆で祈るような気持ちで、Eさんの様子を見守る日々です。

久しぶりの福岡。久しぶりの日曜日。

3年間ずっと行ってみたいと思っていた竹林の中での雅楽演奏会に行ってきました。







手入れの行き届いた竹林は
歩くとふかふか。


雑木林、竹林、
さわさわと竹の間を渡る風の音、
鳥の声、
木漏れ日、
近くの沼のウシガエルの声、

生まれて初めて間近に聞いた
笛や笙の音色

豊かな自然と時間を堪能した贅沢な1日でした。


この自然を守っている「カフェおおきな樹」の松田さんご家族、

https://www.facebook.com/pages/%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7-%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%AA%E6%A8%B9-/338914582876346?fref=ts


そして演奏会を企画し、準備して下さった方々に、感謝。


企画者のお一人は、「あんしんぶたおる」でおなじみ
肌にも環境にもいい、気持ちいいタオルをご提供下さった
konoitoの宮原さんです♪

http://konoito.com/?mode=f2


さて、この日、少し早めに着いてぶらぶらしていると

竹林の笹を集めてお手伝いされているいりえ茶園の入江さんに会えました。


無農薬の美味しいお茶を作ってらっしゃる入江さんです。
https://www.facebook.com/pages/%E7%84%A1%E8%BE%B2%E8%96%AC%E6%A0%BD%E5%9F%B9%E3%81%84%E3%82%8A%E3%81%88%E8%8C%B6%E5%9C%92/257048217695018?fref=ts


なりゆきでランチをご一緒させていただくことになったのですが、有機野菜の手料理をいただきながら、思いもかけない貴重なお話が聞けました。一番驚いたのは、入江さんが代々伝わるお茶園さんではなく、初代で、30年以上かけご自身の力でここまで築いてこられたこと!


無農薬と今簡単に言ってしまいますが、ここまでするには、本当に大変な地道な長年のご苦労が
あったと思います。


そのまま食べられるほど美味しい安全な土作りから、なさっている入江さん。

うーんとうなりました。


ライフスキル教育と出会って、ライフスキル教育を追い求めるようになって5年になりますが,そのくらいから、私は基礎教育、公教育に重要性を感じつつも、一方で、その中身に対し疑問や物足りなさ、限界を感じるようになりました。


学力を伸ばすこと、ドロップアウト率を下げること、就職率を上げること、どれもとても重要なことなのですが、その前に、もっと根本のところで、見逃してしまっていることがあるのではないかと。


貧困、災害、好むと好まざるとに関わらず、次々と押し寄せる情報の波。


そんな現実の中で、生き抜かなければなければならない子どもたちが必要な教育は何か、教育って何なのだろうと考え続けていたとき、「根が育てば、木は自ずと育つ」という言葉と出合いました。


今準備しているソルトの新しい教育プログラムは、知識を詰め込むのではなく、小手先の技術を伝えるのではなく,心と体の根っこが育つ内容にと考えています。

その内容は、また数か月先にご紹介するとして・・・


入江さんがやってらっしゃることは、更に深く、根っこが育つための土作り。

循環生活研究所のたいらさんもそうですが、土を作る人、農に関わる人は、深いなと思います。





雅楽を楽しみ、そして、生きることの基礎の基礎を教えられたような気がした日曜日でした。

土曜日、カシグラハンの、気になる子どもの家に家庭訪問をしました。

父親が留守と分かったので。


父親は、薬物依存。販売にも手を染めています。
母親は、海外出稼ぎ。生活費を工面するため、サウジから帰国して、またすぐにカタールへ向かいました。
祖母は、子どもたちを父親から守ってきましたが、先週他界しました。


14歳の長女を筆頭に8人の子どもが残されました。

長女はソルトの奨学生です。

保護者会に誰も来てくれないため、いつも幼い弟を連れて自分が参加しています。


狭い再定住地の家に、時折父親の知人が出入りします。

父親は、親戚、近所との付き合いを遮断しています。
子どもたちに干渉しようとする者に対し激しく抵抗するので、親戚も気になりつつも子どもたちを引き取れません。。

亡くなった祖母は、近くに住んでいて、そんな父親と対立して子どもたちを守っていました。


となりの家のお母さんに、何か察知したら連絡して欲しいと伝え、その日は去りました。


社会福祉省、警察に告発しても、一歩間違えば、逆に子どもたちを、あるいはスタッフを危険に晒すことになります。


どんな父でも、子どもたちにとっては1人しかいない大事な父親。単純に子どもたちだけをシェルターのような場所にかくまう手段がベストとは言えません。


子どもたちの様子を注意していること

ちょっとの間でも安心して過ごせる逃げ場を作ること。

母親との接点を持ち、母親が子どもたちを守れるように支援すること。

薬物依存患者と家族を支援するNGOの力を借りること。


子ども、母親、父親へのそれぞれのアプローチを考えます。


日曜日も頭から離れない、

今、他のどの仕事よりも、優先したい子どもです。


「貧乏人の経済学 もう一度貧困問題を根っこから考える」という本を読みました。
原書のタイトルは、Poor Economics - A Radical Rethinking of the Way to Fight Global Poverty


現場で話を聞いたり、実際の暮らしを見ていると、例えば、食べるものにも困っていそうなのに、なぜ家にテレビやカラオケセットがあるの?
とか、

なぜお米の何倍も高いファストフードを子どもに食べさせるの?とか、

単純な合理性、効率性、こちらの価値観で判断できないことと遭遇することがあります。


この本は、そういう疑問や、何をしたらいいのかのヒントをくれる本でした。


安易な解決策や、高い立場からの行動を伴わない議論ではなく、現場での丹念な調査、地道な努力の継続の重要性を説いているところに共感し、実際にそれをやってこられた研究者の実証の積み重ねの結論だから、重みがあると思いました。


その結果、結論が実は子どもでもなんとなく知っているような常識「人はいやなことを先送りにしがち」とか「なぜか同じ過ちを繰り返してしまいがち」という人間の行動と深く関係しているのも面白い点です。


いろんな実証事例について書かれています。自分にひきよせて考えられることも多く、上の文章は「貧しい人たち」を「私たち」と言いかえてもいいと思います。

教育、政治、その他いろんな分野で、求められていくかもしれません。また、そうなるといいなと思います。


「貧しい人たちの生活を複雑さと、その豊かさのすべてにおいて、理解するだけの手間費をかけるところから始めなくては」

「貧乏な人の暮らしや選択が、世界の貧困と戦う方法について教えてくれる」


わたしは、そんな言葉に勇気づけられました。


この本もそうなのですが、最近紹介してもらって読んでみて面白かった本を紹介します。


「貧乏人の経済学 もう一度貧困問題を根っこから考える」 アジビット・V・バナジー/エスター・デュフロ著 みすず書房 2012年
「善意で貧困はなくせるのか?貧乏人の行動経済学」ディーン・カーラン/ジェイコブ・アベル著 みすず書房 2013年
「その問題、経済学で解決できます。」ウリ・ニーズィー/ジョン・A・リスト著 東洋経済新報社 2014年
「なぜ貧しい国はなくならのいのか」大塚啓二郎著 日本経済新聞出版社 2014年 
「世界「比較貧困学」」入門 日本はほんとうに恵まれているのか 石井光太著 PHP研究所 2014年


紹介して下さった先生方に感謝を込めて。


フィリピンの学校は、今夏休み期間中。

普段はなかなかできない活動にじっくり取り組めます。


今、パヤタス・カシグラハン両地域で毎月1回、子どもたちによる子どもたちのための読み聞かせ活動が行われていますが、今日は、読み聞かせがもっと上手になるように、私立小学校で読み聞かせをしている先生をお招きしてワークショップ研修がありました。


集まったのは、パヤタス・カシグラハンから18名の子どもたち。ソルトの奨学生だけでなく、この活動に興味のある地域のハイスクールや大学生が2,3名参加していました。


ボランティア講師を引き受けて下さったのは、Angelica Prelijera先生です。


・何をおいてもまず準備!
・物語をしっかり読み込んでおくこと
・伝える気持ちをしっかり持って
・恥ずかしがらず自信を持って臨むこと
・意識してアイコンタクト


傍で見学していたのですが、単に読み聞かせが上手になるというだけでなく,「伝える力」が育つような内容でした。








情けは人の為ならず


地域の他の子どもたちの読書の入り口になるように・・・という目的で始まった読み聞かせですが、しっかり読み手側の子どもたちの役にもたっているようです。


5月3日(日)夜、ケソン市でソルト・パヤタスの20周年記念パーティーがありました。


テーマは「Learn Celebrate, Connect -学び、祝い、つながろう」


ジャーナリストのリサ・オンテベロさんの講演で始まり、祝辞、歌、踊り、日本からの手紙、ビデオレター、20年の歩みなど、文字通り、学んで祝ってつながったにぎやかな会となりました。


この日集って下さったのは、支援者、協力団体、パヤタス、カシグラハンの子どもたちやお母さんたち、Likhaのメンバーたちの150名程。

日本からも8名の方が駆けつけて下さいました。


嬉しかったのは、受付や案内役をやってくれていた子どもたちの姿、楽しげなお母さんたちの姿、堂々としたスピーチを聞かせてくれた人たちの姿が見れたことでした。

どの顔も、長きに渡りご支援下さっている全ての皆さんにお見せしたい、誇りを感じる、晴れやかな顔でした。


ささやかでも、困難でも、今、自分にできることをすること。


一人より二人。二人より三人。コミュニティーで支え合い、成長し、歩んでいくこと。


困っている人を助けること。


そんなことを、確認し合った夜でした。


最後のスタッフたちのダンスは、本人たちの意に反して、フラッシュの嵐。
私も大笑いさせてもらいました。


支援者、スタッフ、そして現地での人たちに恵まれ、ソルトは21年目の活動に入りました。
新しい世代の活躍が始まっています。


変化を恐れず、困難を恐れず、しなやかに乗り越えていく術を心得
自分たちが得た力や知恵を、困っている人に、軽やかに渡していけるようになれたら、
いいなと思います。

人も団体もコミュニティーも。


日本でご支援して下さっている皆様、改めて心からご支援に感謝申し上げます。

日本から、またフィリピン国内からおいでくださった皆さん、ありがとうございました!


ソルトという名前は、いつのまにか、いろんなものに溶け込んで、
そのものの力を引き出す働きをする塩にちなんでつけました。

21年目のソルト・パヤタスも、社会のよい「塩」になれるよう、精進してまいります。

今後ともどうぞよろしくお願いします。



基調講演 リサ・オンテベロさん






























YOUTUBEで、ウルグアイのムヒカ大統領の演説を聞きました。

2012年の環境会議の時の演説です。


心に響く言葉が数多くあったのですが、その中でも、最も響いたのはこの一言でした。


「発展は幸福を阻害するものであってはいけない。」


経済の発展を求めすぎて、幸福から遠ざかっている今の社会への批判です。


便利で快適な生活を維持するため、そして、次々と生まれる商品やサービスを消費するために、私たちはお金を稼がないといけません。だから自分の時間を切り売りして働きます。


でも、そんなライフスタイルが幸福だ、とか
それができなければ不幸だとか、
生きていけないと思ってしまうと

幸福が逆に遠ざかってしまいます。

便利で快適で効率的なのが、幸福の絶対条件ではないので。


不便さの中で、助け合う必要が生まれ
非効率な中に、ゆとりが見え
思うように進まないことの中で、
工夫や成長の芽が育ちます。


幸福を消費の量と取り違えてはいけないと

私は、フィリピンのたくさんの笑顔から教わりました。


めざしたいのは幸福のための発展

発展を生み出す人の教育


教育の哲学と質が、ますます問われます。


もしソルトの教育支援が、幸福のための発展を生み出すことに
結びついていないのであれば、私たちの仕事は、
社会への安くて都合のいい労働力の提供に終わってしまいます。


大統領の言葉で、考えさせられました。

この方の経歴、ウルグアイの社会問題等々

ネットで批判も書かれているようですが、批判も含め

知るのがいいのだろうと思います。


10分の深い問いです。
よかったらぜひ聞いてみて下さい。


https://www.youtube.com/watch?v=Q7aJcf_Lexs