開所式を1週間後に控え、

カシグラハンの子どもたちの間でも

準備が進んでいます。


披露してくれるのは、影絵。


どんな内容になっているのか

私も知りません。

出来上がりが楽しみです。




帰り道、

土曜日の夕方の通りは、子どもたちであふれています。





この通りの子

全員、

この地域の子

全員、


来年の今頃は、読み聞かせを最低1回は

体験しているはずです。


その中の何人の子かは

読み聞かせが好きになって

図書館に通うようになって

自分から本に手を伸ばし

いろんな世界を知っていく

予定(笑)


お母さんたちの中から

読み聞かせ好きの子どもたちの中から

読み聞かせマスターが登場し

読み聞かせの輪が広がっている

これまた、予定。


1年後の姿を妄想し、

ニタニタしながら歩く、

日本人のおばさん(笑)



1週間前は、何もかもが整然とした東京で

人前に立ち、大学の先生方と講演をさせてもらっていた

自分ですが、

どうも、それは仮の姿のような感じ。


コミュニティーの中、

人の営みを五感で感じながら

汗をかきかき歩く自分。


タガログ語が下手なのに

かかんに話しかける

ちょっと変わった、

日本人のおばさん。


子どもたちに見えている

その姿が、本当の自分のように

思います。


走っているバスから

飛び降りたり

飛び乗ったり、


よく分かんない場所で

ジープニーを降りて

とまどったり。。。


フィールドでの活動

後、何年できるかな。


小さく遠くでゴロゴロと聞こえてきました。


もうちょっとで雷雨になりそうな気配。

今年は雨期が早いです。


空模様を気にしながら

カシグラハンを後にしました。


念願だったRayさんと会えました。


Rayさんは、子どもたちに

心から本を楽しんでほしい
そして、読み聞かせが個々の家庭に

広まっていってほしいと願って、
Story Telling Projectという団体を作って
フィリピン全国を回って読み聞かせを

推進している人です。


カシグラハンの小学校と、

ライフスキルセンターの両方で始まる
読み聞かせ推進チームに、

このRayさんにも入ってもらうことに

なりました。


Rayさんが見せてくれる、わくわくする世界。
私も楽しみです。



満員御礼で、無事、プログラムを終えることができました。
お運び下さったみなさま、ありがとうございました。






どんな感想を持って下さったのかなあと

不安だったのですが
参加された方が、facebookで

こんなコメントを出されているのを見て
ちょっと嬉しくなりました。


===
フィリピンで教育事業を展開するNGO×大学教授の調査研究報告会】

”我々の実践例を、国際公共財として世界に還元していきたい。” 会の中での、東京大学 澤田教授のおことば。


「ソルトパヤタス」は、フィリピンを拠点に活動するNGO。
経済学の大学教授たち(東大、慶応、一橋!)とパートナーを組んで、現地で調査・研究 → 教育プログラムの作成・実証実験を行ってる。


実は、そういった小さなNGOと研究者たちがタッグを組んで現地のエンパワメントにアプローチすることは、世界の研究開発の中でも超超最先端な実践なんだそう。 前例があまりないから、たくさん調査・検証を何度も繰り返して、現地の子供たち(と家族)のライフスキル向上のためのアプローチ方法とその評価指標をつくろうとしている、今まさに道半ばとのこと。


こうした先進的な取り組みによって得られる経験、集合知のすべて(失敗も成功も)が資産であり、それは現地に、そして日本をはじめ国際社会に必ず還元すべき(それだけの責任もあるから気を抜けない!)、という姿勢に、すごく刺激をうけた。


おそらく現地への還元は、単に結果の共有ではなく、意思決定のプロセスに参加してもらうこと。
国際社会への還元は、こうした実践例を共有することで他の地域や他の分野の活動にいかしていくこと。


フィールドは全然違うけど、学ぶことがたくさんあったし、新たな発見もあってすごくよかった。
===


伝わるといいなと思うところが、この方にはしっかり伝わってました。


私は、事業の効果や、それによって生まれた成長の幅は、現地の人にこそ、真っ先に伝えられるべきだろうと思っています。結果が良くない場合、それは難しいことかもしれませんが、それも含め出すべきだろうと。


私たちNGOは、よく事業の「継続性」「発展性」を問われ、そこで評価をされます。


その事業が継続し発展するかどうかは、現地の人たちの意欲とリソースの調達力にかかっているのですが、どちらがより重要かと言えば、意欲の方が上。


「この活動は必要で、ぜひ続けた方がいい」「続けたい」


という強い動機がなければ、外部者が持ち込んだ事業が定着することはほぼありません。お金の切れ目が事業の切れ目になります。

でも、自分たちでやりたいと思える活動は、どんな工夫をしてでも小規模になったとしても、何らかの形で受け継がれていきます。


やりたいと思うか、それほどでもないか、

それを決めるのは、実際の効果。


現地の人が、フェアな情報にもとづいて未来の判断ができるように

目的とは違うところから発生している思惑で、翻弄されないように

ゆがみのない客観データが必要、なんですよね。


最後に、朝から集まってくれた東京事務局のみんな、ありがとう。



澤田先生、中室先生、真野先生、ありがとうございました。



間もなく開所予定のカシグラハン地区のライフスキルセンター。


そこで行うお母さんたち向けのトレーニングの参考にさせていただくため、今日は、井上・田村と3人で、荻窪のアメリカン。エキスプレス・インターナショナル,Incさんを訪問しました。


2014年から社員研修に「グロースマインドセット」を取り入れておられるアメックスさん。

広報部の村田さんからのお話は、明日から実行していきたいような話ばかりでした。


エディ副社長、村田さん、ありがとうございました!




リサール州で進めようとしている、ライフスキル教育。

読み聞かせと、もうひとつ、
ライフスキルを高める手段として、
「美術」の力を借りることにしました。

 

今日は、松戸にある聖徳大学で、この事業に
ご協力下さることになった児童学学部長の奥村先生と、
事業の内容や進め方について話し合いました。

鑑賞プログラム
表現プログラム
ガイド役となるスタッフの人材育成
瀬戸際の状況にいる子どもたちの心を守るアートへの期待
そして、地域の人たちといっしょに進めるまちかど美術館の構想

 

ライフスキルを合言葉に、
大人の、子どもたちへのまなざしやふるまいが、
ゆっくり着実に変わっていく

…そんな画を、先生とお話しながら、
心の中で描いていました。

 

日本の美術・図画工作教育というのは、他国と比較して、
進んでいる面が多々あるそうです。

 

でも、先生も私たちも、

フィリピンで日本の教育をそのまま適用することは、
ねらっていません。

 

こうありたいを考え、みつけ、それを表現する力を

つけてくれる美術教育

 

作品を通して、こどもの状態や成長を受け止める力を

つけてくれる美術教育

 

この美術の力を借りて、日本での知見を参考にして

現地の価値観や、現地にあるリソースをベースに
カシグラハン地域での美術教育の在り方を
模索していきます。

 

ライフスキルを高めるために。

 

心強い方に、チームに加わっていただきました。

去年つながった、どんちゃんこと、どんまゐ鈴木さんとのご縁。

5/25、どんちゃんがまたパヤタスに来てくれました。
これで3度目です。


繰り返し来てくれるって、嬉しいんです。


フィリピンの子どもたちが元気になるような歌を
作ってきてくれたどんちゃん。


子どもたちの歌声が、通りに響きました。





ところで、第2のゴミ山の頂上が、以前はわかば図書館の2階からしか見えなかったのに、今は1階からこんなに見えるほど高くなりました。



ゴミに侵食され、居住地区がどんどん小さくなっているパヤタス。


もともとは自治体から再定住地として指定され、勧められるままパヤタスに移住してきた住民にとって、
処分場は自分たちよりも後にやってきたもの。


なぜ自分たちの生存権より、ゴミの方が優先されるのか・・・

98年から、「閉鎖する」、「閉鎖する」と行政府から約束されながら、実際起こっていたことは、山の高層化と拡張。そして「ゴミ山」の名前が「衛生処分場」に突然変わったことぐらい。


巨大なゴミの山は、豊かさ、便利さを求める、人間の消費の象徴、欲の象徴のように見えます。


健康のため環境改善のため、閉鎖を求める住民の申し立てに対し、昨年、最高裁判所が出した答えは、NO-「棄却」でした。


理由は、有害さを示す証拠がないことと起訴書類の不備。
これまでの経緯については、一切触れられませんでした。


相手は「国」
ささやかな個人の正義感や道理は、ふっとんでしまうようです。


子どもたちはこの状況をどんな風に見ているのか。


この匂いや風とともに降り注がれる粉じんからどんな影響を受けているのか。


私にはどうすることもできないけれど、

子どもたちと一緒に笑って、歌って、
明日のために元気を出さなきゃと思いました。


この理不尽さにやりこめられてしまわないように。


どんちゃん、岩崎さん、といさん、ちゅんさん、エリーさん、
いい歌を、ありがとうございました。



今日の午後は、センターの前庭、横庭、門の素材、
工程や予算などの最終確認を行うために、

カシグラハンの建設現場へ。


このところ毎日雨が降ります。
暑さと湿気で息苦しい程です。

今年は雨期が早くて、なんだか大雨の予感がします。


朝から空は灰色。
雲が垂れ込め、暑く、とにかく湿気がすごい。

1時間ほどジープニーに揺られ、
降りたら、汗で後ろ側が水をかけられたように
濡れています。


後ろだけって・・・


恥ずかしいので、後ろをリュックでできるだけ隠し、
速足で現場へ。


今回、正門の製作は、KAISAのリーダーの
エルサさんの旦那さんが、請け負ってくれました。


前庭は、いろんな活動ができるように
二つの入り口に続く小道と、
カラバオグラスだけしかない広場。
外周は樹木。
元からある木を切らずにそのまま残して
3種類の樹木でセンターを囲みます。

正門はアーチ型の開き戸。


2週間後には、ここに門が出来てます。

そして、来年の今頃は、色鮮やかなブーゲンビリアをまとったアーチ門が笑顔の子どもたちやお母さんたちを、迎えてくれている


・・・はず。

いやいやまだまだ最後まで気が抜けません。



ケソン市にあるオフィスから、カシグラハン再定住地までは、バス、ジープニー、パジャック(自転車タクシー)を乗り継いで、約90分の道のり。


その途中で必ず通過するのがコモンウェルス歩道橋。


片道10車線のコモンウェルス通りを下に見ながら、恐る恐る渡ります。
何度渡っても、慣れません。


どうも、高所恐怖症が年を重ねるごとにひどくなっているようで、歩道橋を渡る前は気が重くなります。


でも、渡らないと目的地には着けないので、ええい!と息を詰め一機に渡ります。

絶対下を見ないで。


そして、ようやく橋も終わろうというとき、目に入ってくるのが、このコモンウェルス市場の看板。




この看板を見ると、パヤタスのアニータさんがそこにいて、笑って迎えてくれるような、気になります。


だから、渡れるのかも。
怖い歩道橋も。



16年前、ゴミ山の崩落の直前にできたこの市場。

ここに新しく、公設市場が開設されると決まったとき、家で育てている豚を直接売るために、店を出したいと願っていたアニータさんに、幸運の女神が微笑みました。


すごい競争率だった、出店者を決める、くじ引き。


見事にくじを当てて、店を出せることになりました。


「当たったの!店が出せるの」と、
大喜びしていた彼女の心が、

まだ、そこに残っているような気がします。


この市場を突っ切った一番奥にある、ジープニーのターミナル。

ジープニーに揺られながら、今年ももうすぐやってくる崩落事故の日のことを考えていました。


家族ごと消えてしまったアニータさん。

元気な大きな声と、明るい笑顔と、
心残りの思い出。


何年経っても、喪失感というものは
消えないものです。

カシグラハンでの建設工事も、ようやく終わりに近づいてきました。


去年5月に始まって、9月には工事完了、という予定だったのですが、5ヶ月のはずが、1年超かかってしまいました。


今日はJICAフィリピン事務所、建設会社、自治体土木課の人たちに集まってもらい、関係団体4社揃って、工事完了までの懸案事項の最終確認を行いました。



一番心配していた雨漏り箇所。


修理の仕方も、負担元も決まり、やっと出口が見えてきた感じです。


これまで、仕事の場面で自分が女であることに不自由を感じたことはなかったのですが、建設工事ばかりは違いました。


エンジニアも作業員の人たちも、関係者がほぼ全員男性だったので。


話し方、指示の出し方、要求、クレームの出し方、

感謝の伝え方・・・


ぜんぜんうまくやれない私に、「この人で大丈夫なのか?」って

思ったこと、少なくなかっただろうと思います。


男性の協力がなくては、できない事業でした。


忍耐強く、現場と私とをつないでくれたエンジニアJem、

現場に1日も休まず貼り付いてくれたRichard、

日本との違いや進捗管理のコツを教えて下さった原口さん、


照れてなかなか上手に感謝を伝えられないのですが

この人たちには、ありがとうを100回言っても
足りない気がします。


次に現場でみんなが集まるのは、「開所式」

Balay Kalinangan -Children Lifeskills Center


オープンを迎えるのは6月18日。

あと1か月を切りました。




間に合った~。
Eat KUMAMOTOの農家さんから、待望のサツマイモが届きました。


甘そう、美味しそう音譜


私、お芋に目がありません。


目につくところにお芋があれば

すかさず洗ってセイロにGO!


杉材のセイロで蒸かしたお芋、

最高です。

フィリピンのみんなに

いいお土産が出来ました。

短い福岡滞在も今日でおしまい。

夜、お芋担いで出発です。

行ってきま~す。

Eat KUMAMOTO

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