2013年から、我が家はテレビを無くしました。


子どもの頃からテレビっ子だった自分が、耐えられるかなと思いましたが、なければないで、使える時間が増えてなかなかいいものです。

でも、たまにですが、いい番組を見逃してしまうのは残念。


見逃して残念だった番組の一つが、 NHKの「日本人は何をめざしてきたのか」でした。

YOUTUBEでみつけて、この連休、このシリーズをひとつづつ見ています。

今夜見たのは、


第3回 民主主義を求めて~政治学者 丸山眞男~


恥ずかしながら、本の背表紙でしか見たことのなかったお名前。

番組を見てはじめて、その人生、言葉の数々を知って、偉大な人がいたのだと、感動しました。


想いを受け継ぐ人たちが、今も全国各地、様々な分野で先生の思いを胸に刻んで、役割を果たそうと、励んでらっしゃる姿をみて、胸を打たれました。


どんなに小さな集まりでも勉強会に呼ばれれば、日本各地に足を延ばし民主主義について語った政治学者の丸山眞男先生。


この世に完全な理想というものが実現することはない。

だけど理想を掲げることには意味がある。

理想と現状を照らし合わせてみて、おかしな現状を批判するという意味で、理想は必要。

おかしな現状を批判して、変えようとして、2、3歩進もうとする。

でも、理想に追いつくことはない。


 永久革命 

 永久運動


おかしいことは言い続けなければならない。

民主主義、民主政治に完成形態はない。


ひとりひとりが、考えて、自立して、

自分と社会を幸福にするのは自分なのだという

気概を持って、動き続けること

他者の意見に謙虚に耳を傾けること、

対話を重ねること、


諸々考えさせられました。


民主主義は、永遠の成長プロセス、のようです。


ふと、ガンジーの言葉を思い出しました。


You should be the change that you want to see in the world.

あなたがこの世界に望む変化に、あなた自身がなりなさい。


今日は久々にテレビ番組に勇気づけられました。 (昔のですが)


90分、時間があったら見てみてください。 https://www.youtube.com/watch?v=oxib7L70ego




今回もまた、弾丸出張で、

一ツ橋大学の真野裕吉先生と慶應義塾大学の中室先生が

フィリピンに来て下さいました。


いよいよ8月から始まる小学校2校での活動。


そのための大詰めの会議が、

7/1(金)に教育省ディビジョンオフィスでありました。


現場の先生方と教育省の関係者とに

集まっていただき、目的を再度共有。


地元の小学校の先生たちの、不安や懸念を取り除き、

お互いの役割を理解し、皆でいいスタートを切って
これからの2年の活動と、その後も長期に渡って実施する

モニタリングをやりきる


気持ちを一つにするための、大事な大事な会議でした。


目的達成に向け、それぞれの関係者に、

最大の貢献をしていただけるように

今回のソルト・パヤタスの役割は、
その舞台裏を支えることでした。


いくつか、結果の想定をしていましたが、今回は、

先生方お2人の「気合い」と「危機感」が、教育省の

上の方々の心を動かし、最高の結果を得ることができました。


それにしても、この事業に加わって下さっている

3人の経済学の先生方のタフさには、毎回驚かされます。


今回中室先生は、前日深夜に羽田入り。
未明の便で出発し、朝5時にホテル到着。


そのまま6時にホテルを出発して、

教育省リサール州のディビジョンオフィスで

二つの会議をこなし、
それから、カシグラハンでの調査。
クーラーないオフィスで2時間のインタビュー。


翌日、お二人とも休むことなく

終日屋外で4軒の家庭訪問調査。




今の時期は、フィリピンと日本の気候が

一番似ている時なのですが
暑さも、一雨来る前の、何とも言えない蒸し暑さも
何年も経験している私でも耐えがたい時がある程。

集中力を途切れさせることなく、

住民の声に耳を傾けられる先生方の姿に、

一緒に事業をさせてもらえる幸運を感じ
感動していました。


真野先生も、こんなお忙しさの中、

多くの海外出張の他、時々東北や熊本での
ボランティアもされています。


翌日は日曜日。


早朝帰国され、その夜9時から、澤田先生を交え
スカイプ会議3時間。


澤田先生は、スカイプ会議毎に、いらっしゃる国が違います。

アメリカ、韓国、バングラディッシュ・・・

こんなことを書くと、大げさなと先生方には

言われてしまうかもしれませんが

文字通り、命をかけて研究されているような
3人の先生なのです。


公共の利益のために。


限られた社会資源を、必要なところに
必要とする人に、振り向けられるように。

そうやって頑張っている
本当の社会のエリートが
この世の中にいるということを
若い人たちに
もっともっと
知って欲しいなあ。

このところ、若い人たちに、旅に出ることを、すすめたい気持ちになっています。


いろんな体験は、どんな体験でも考え方次第で糧になると思うのですが、(特に失恋とか、受験の失敗とか、なかなか就職できないとか、うまくいった体験より、惨敗や赤っ恥の経験の方が、人を強く優しくして深みを与えてくれますよね)


でも、これらは相手があってできる体験。


旅は違います。


時期、規模、場所・・・自分で決めることができます。

この「自分で選べる」という感覚が、
すごく魅力的に思えるのです。


道中、素敵な体験ができたら、「ナイスチョイス、私!」と自分の幸運や選択を素直に喜べるし、道中、災いにあったら、来るのを選んだのは自分だし・・・と、納得できます。


ここで言う旅は、わいわいみんなと美味しいものと観光を楽しむ団体旅行ではなくて、ひとり、ふたりで、静かに考えたり、感じたり、ふと知らなかった自分の気持ちに気付けるような、そんな旅です。


世界は広く、そして狭く
厳しく、優しく
深く、浅く、
楽しく、哀しく


世界を変えることが
この上なく難しいことや、
それでも、自分にできることが、

こんなに世界にあふれている、ということを、
理屈じゃなくて、
心や肌で感じられる

旅の魅力。


自分がどう生きればいいのか
見失いそうなときほど
いいかもしれません。


これって、もうたくさんの人が、言っていることですね。


飛行機に乗って、船に乗って、
条件が許すならば、日本から出るのがいいです。


一瞬でも、日本ではない場所の空気を思い切り吸い込んでみるのがいいです。

無理な時は、行ったことのある人の本を読んで、写真を見て、心の中だけで、旅をするのもいいです。


心が自由になります。


目の前の大事な人、大事なことを、もっと大切にするためにも、たまに、思い切り深呼吸をして、心を自由にして、自分の本当の気持ちと、触れ合ってみるといいかもしれません。


***

話は変わりますが、選挙の時期ですね。


日本を変えようとか、世界をよくするとか言っても、
この先どうなるか誰も分からないんです。
みんなが言っているのは、こうしたい、ということで
こうします!という公約をしたとしても、守らなかったり
守りたくても守れないことがあるでしょう。


未来を約束してくれる人なんて、誰もいない。
だったら投票に行ってもね・・・という気持ちになるのも
ちょっとだけ理解できる気がします。


達観しているというか、賢いというか。


そういう自分はどうかというと、


私は、「選挙」というイベントが好きなので、行きます。


最近は、ほとんど、期日前投票です。

当日に移動や仕事が入ることもあってそうするのですが

投票日まで待てない気持ちも、ちょっとあります。


期日前でも当日でも、投票会場に行くと、わくわくします。

未来には何があるか分からないし、誰を、どの政党を選んだらいいのか
毎回迷うのですが、

その一瞬は、未来を自分が選べる気がして

嬉しくなるのです。


この「自分で選べる」ことが、

とにかく好きなんでしょうね。


旅といっしょです。


今回も選挙前には帰国できそうで、今からわくわくしています。


誰に、どこに、投じようかな。


「ナイスチョイス、私!」と思える結果が来るといいなと期待しながら、

選挙会場に旅しようと思います。


今日も、とりとめのない長文を読んで下さってありがとう。

昼過ぎから、子どもたちが次々とやってきました。

センターに来て最初の作業は、

自分だけのパスポートを作ることです。

 

パスポートとよばれる冊子に

読んだ本の名前や感想文、感想文の代わりに書く絵が

たまっていきます。

 

お絵かきに夢中。

色鉛筆やクレヨンが自由に使えていいね。

 

センターのお兄さん、アレックス、

センターのお姉さん、メル

 

子どもたちのパスポートを作ったり

読み聞かせをしたり

大忙しでした。

 

開所直後に来てくれた子たち。

もしかしたら、

この子たちは本好きの子

新しいものに、ものおじせず興味を示せる子

積極的に反応できる子

かもしれません。

 

本に触ったこともないような

恥ずかしがりで

自分では

入ってこれないかもしれないような子も

入りやすい

心地いい場所にしたいなあ。

 

 

 

 

開所式の午後の部は、子どもたちが待ちに待った読み聞かせ。

国立図書館の読み聞かせチームが、すごいパフォーマンスを披露してくれました。


子どもたちの目をくぎ付けにした、マスコット「メラニー」
異常な人気を誇っていました。






メラニーは、「カチューシャをした女の子」という設定なのですが・・・・

当団体随一の正直者、田村は、

「鉢巻をした顔色の悪い魚屋のおじさんにしか見えない」と、ぽつり。


夢のあるお話の世界に引き込まれていたのに、その一言のせいで、もう鉢巻のおじさん以外のものに
見えなくなり、少し、田村を恨みました。


かく言う自分も、こういう着ぐるみ大好きなのですが、ついついファスナーを探してしまうのが癖。



熱演の国立図書館のスタッフに、どこまでも失礼千万な田村&小川なのでした。

この日を迎えるために、工事のフォローをしたり、泊まり込んで最後の準備をしたり、食事の準備をしたり、スタッフもKAISAのお母さんたちも大奮闘。


安心したんでしょうね。当日はこんな感じで、お疲れ気味でした。






スタッフのジョーも、子どもたちの熱気を感じつつ、いつのまにか、こくりこくり。

食事のあとの後片付けに動き回る、KAISAのエミリーさん。


息子のダニエル君ともども、大活躍でした。



子どもたちへの読み聞かせの時間。


部屋に入り切らないので、こんな感じで外から覗いていたお母さんたち。




愛しいこんな大人たちが、これからのセンターを盛り立てていってくれるでしょう。





バライカリナガン(こどもライフスキルセンター)の開所式を、無事迎えることができました。
これまでご支援下さったみなさま、ありがとうございました!






午前中は開所式。


地元住民団体、小学校、教育省、国立図書館、フィリピン大学図書館情報学部の先生方、JICAフィリピン事務所、自治体、国家住宅局、支援者の方など約70名のお客様をお迎えして、手作りの雰囲気の中、

開催されました。


テープカット、センターの繁栄を祈ってお祈り、来賓のスピ―チ、子どもたちとKAISAのメンバーによる影絵と歌の披露、エンジニアのジェムさんよる建設完了までの足跡プレゼン等、盛り沢山の内容でした。いつもに増してテンポの良いミレットの司会と皆さんの協力により、無事完了。KAISAのメンバーが昨夜から徹夜して仕込んでくれたたくさんの美味しい手料理をみんなで楽しみました。




KAISAの代表のエルサさん、リカの代表のダンダンさん

この2団体でこれからセンターを盛り立てていきますと皆さんの前で宣言。

教育省リサール州事務所からバディーさんのスピーチ


JICAフィリピン事務所 仲宗根次長からのスピーチ


子どもたちによる影絵のプレゼン


この日のためにわざわざ福岡から駆けつけて下さった栄住産業の宇都社長。


栄住産業 宇都様、通訳のモモさん。


KAISAのお母さんたちからのお礼の品を受け取って下さる宇都社長と原口さん。

(もちろん御礼の品は、リカの刺しゅうタオル)



ジェム氏の、ちょっとマニアックな建設の話も、なかなか好評


皆さん暑い中子どもたちと一緒に歌って踊って下さいました。心温まる時間でした。




センターの建設は、171の個人・団体からのご支援があって実現しました。当日、このような形でお名前を掲示させていただきました。



自分たちのセンターが、多くの方の愛情や応援によって支えられ、できているということが目に見える方が、使用する子どもたちにとって、きっといい影響があると思い、これからもセンタ―の中に、寄付者のお名前を刻み続けていく予定です。


午後は、国立図書館から来てくださった読み聞かせチームによる、読み聞かせと人形劇。


50名の子どもたちの予定が、120名を超える子どもたちたちが集まって、もう中はぎっしり!




暑くてとても快適な状態とは言えない状態だったのですが、子どもたちがみんな集中して、話を聞いていました。なんと120分近くも!


いつもはじっとしていられない子どもたちが、惹きつけられてじっと話を聞いている姿に感動しました。

本当にすごい力!良いものを、見させてもらいました。




2年超の、図書館建設プロジェクト。ようやく完成しました。
みなさん、本当にありがとうございました。


でも、センターでの活動はここからがスタートです。


子どもたちが、お母さんたちが、通いたくなる図書館を目指して、KAISAのお母さんたちやスタッフとプログラムを作っていきます。




カシグラハンの「Balay Kalinangan」

こどもライフスキルセンター


明日はいよいよ開所式です。


外観はこんな感じになりました。



来年の今頃は、横も前も門も、植物が繁って、

もうちょっとグリーンな感じになっていると思います。


ここまでにするのを一緒にやってくれた

KAISAのお母さんたち、奨学生の子どもたちと

この先どんな風にこのセンターを使うのか

ガイドラインや責任者を

どうやって決めるのか、

そんな話を、みんなでしました。




図書館のメインユーザーは小学生なんだけど

中学生も来ていい?

本は借りられる?


スポーツとか宿題もここでしていい?


読み聞かせのトレーニング、受けられる?


素朴な質問が飛び交います。


センターができたことを喜んで

使いたい気持ちが伝わってきて

とても嬉しい(涙)



開所式前だけど、今日は一部の子どもたちに

読み聞かせを体験してもらいました。



Reyさんの読み聞かせに夢中になって



時間を忘れて本を読む子どもたちの姿を見て

完成してよかったと思いました。


図書館の本が痛まないように、

ナイロンシートをかけたり



読み聞かせの舞台を囲うカーテンを

取り付けたり



ガラス窓を洗ったり



読み聞かせのための、子どもたちの誘導を打合せたり




披露する影絵や歌の練習をしたり・・・

みんな大忙し。


こうしてみんなで手をかけて作られるセンターは

きっと愛着も湧くでしょう。


こういう時には、ほぼ

役にたたない私。


最近はあてにもされず、

ただギナタンビロビロを食べて

ちょこっと庭先でゴミを拾うだけで

帰りました。



スミマセン。


明日、どんな1日になるやら。

朝9時から約100名をお迎えしての開所式です。


緊張するな・・・。

また、
またしても

麻薬です。


ここ3ヶ月、気になって追っている、ある家族がいます。

5人の子どもを抱えたシングルファーザーの家庭。


母親は、昨年病死していません。

12歳の少年が、いつも一番下の弟を抱っこして
兄弟たちの面倒を見ています。

父親の仕事は建設作業か、ちょっとした家電の修理。
収入がないときは廃品回収。手押し車を借りて
近所を歩き回ります。

まだ若い、ひどく痩せて
真っ黒なお父さん。


長男は、小学校に行きながら、父親の仕事を手伝います。

靴を履いているのを見た事がない
この家の子たちです。


いくつかの偶然もあって

この家の子たちのことが気になって、

時々様子を見ています。


こういう境遇にいる子たちにこそ、
たまにでいいから

図書館に来て、
ほっとしたり別の世界に触れる体験をしてほしいと
願っているのですが

今は、まだ積極的には動けません。
黙って様子を見て、こちらの声が届く
タイミングをさぐっています。


今はまだ、お父さんが、ようやく一言二言
話に応じてくれるようになったぐらいです。


今日、そのお父さんが麻薬に手を染めている
という噂を耳にしました。


本当に残念な噂。

この先、子どもたちにやってくるのは
どんな困難なのか。。。


ライフスキル教育プログラムは
彼らのような境遇にいる子どもたちにこそ
届かなければ、
意味がないと
つくづく思います。


麻薬の問題は闇が深い。


麻薬を撃退することはできません。


でも、麻薬に心を奪われない
そして、麻薬がもたらす沢山の様々な不幸や困難、
次々と幸せを奪う想像しただけでも辛い現実にも
心が折れてしまわないように
支えることは、できるかもしれない。


その可能性を、ライフスキルプログラムに
見ています。


嫌な噂にくじけてしまったら
そこで終わり。


この家族に、光が届くように
知恵をしぼらなくては。

ちょっと話は遡るのですが・・・


先週の日曜日、中学生向けに開発中の経済ゲームを体験してきました。


その名も、「未来は自分でつくる」ゲーム。




楽しく夢中になって、買い物をしたり、商品を売ったりしていましたが、終わって振り返りをしてみると、これがなかなか奥が深い。

経済と聞くと、一瞬身構えてしまいそうになるのですが、それは、日々の暮らしや、選択そのものであって、それを意識して行うことが、結局は自分と社会の豊かさや幸せにつながっていくということを教えてくれるゲームでした。


タイトルも貫かれているコンセプトも、感銘を受けたこのゲーム。


実は一人の女性が、長年かけてコツコツ企画、開発しているものと知り、更に驚きました。
さわかみ一般財団の上川智子さんです。





更に使いやすく汎用性の高いものにするために、今も開発の努力を続けてらっしゃいます。
試して下さる方を募集しているということです。

今回参加させてもらったのは、東京・愛知・マニラから集まった、ソルトの、ザ元&現教員チーム3人でした。このメンバーも濃かったなあ・・・。