美味しくて、心があたたまって、
健康になって、収入が少し増えて、
そして子どもたちが学校に行ける

そんな新しいプロジェクトの相談で、
今日、代々木上原のFrom Kitchen さんのオフィスに

お邪魔しました。

http://fromkitchen.jp/

 

代表の福島さんと差し向かいで2時間。

 

身の引き締まるような
それでいて
心躍る時間でした。

 

次のロングマラソンの主役は、

カシグラハン地区のお母さんたち。

一緒に走って下さるのは、日本のお母さんたち。

 

10年後、この日をどんな日だったと
意味づけることになるのか楽しみです。

 

「あっ、今始まった。」

 

そんな気がした、1日でした。

 

今夜は朝日SDGsフォーラムへ。

 

コロンビア大学教授で、地球研究所持続可能な開発センター長のジェフリー・サックスさんの講演を聞きました。
この方は、国連事務総長の特別顧問としてSDGsの策定に携わった人です。

 

SDGs Sustainable Development Goals

持続可能な開発のための目標は、17個あります。

 

1 貧困をなくそう
2 飢餓をゼロに
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
5 ジェンダー平等を実現しよう
6 安全な水とトイレを世界中に
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8 働きがいも経済成長も
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
10 人や国の不平等をなくそう
11 住み続けられるまちづくりを 
12 つくる責任つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を
14 海の豊かさを守ろう
15 陸の豊かさも守ろう
16 平和と公正をすべての人に
17 パートナーシップで目標を達成しよう

 

ソルトの活動は、SDG no.1の「貧困をなくそう」、No.4の「質の高い教育をみんなに」に直結しています。

 

トークセッションで、「SDGsを実現していくため、どんなことが役立つか」というような問いの時、ジェフリーさんは「若い人たちには、途上国に出かけ、様々な体験、とりわけその国に貢献するボランティア活動をすることをすすめたい」と言われていました。

 

いつかSDGsを推進する人になりたい、そんな人材を育成したいという方、ぜひソルト・パヤタスの現地体験プログラムをご利用下さい。
http://www.saltpayatas.com/ex3-program


ジェフリーさんの言葉、「人は知ることによって、変わっていく。」(By knowing, then we may achieve)が、印象に残りました。

SDGsはあくまでも目標。罰則規定はなく、よって拘束力がないのですが、達成に向かわなければ、地球の死活問題。
国を超え、立場を超えて、協力して、達成していけるように、頑張りたいものです。

福井市のフェニックスプラザで

福井大学子どものこころの発達研究センターの講演会

-子どものこころを診る-があり、行ってきました。

 

 

 

貧困が、子どもたちを教育から遠ざけ

負の連鎖を生む・・・

そう思って、フィリピンの子どもたちへの

奨学金支援を続けてきたのですが、

経済的困窮度は同じ、住む地域環境も、行く学校も同じ、

子どもたちのスタート地点の境遇は同じように見えるのに、

実際は、改善の方向に進む家庭と

そうではない家庭があり、疑問に思っていました。

 

その差はどこから?

 

その答えが知りたくて

追求していく中で、

非認知スキル、ライフスキルの重要性を知り

発達の問題を知り、

発達の問題の背後に、逆境の重なり、有害ストレス、

トラウマを知り、脳とこころに注目するようになりました。

 

経済的貧困の負の連鎖

その鎖の奥に

発達の負の連鎖がからみつき

根深く巣くっている

 

今、そんなイメージで、

貧困と教育をとらえなおしています。

 

暴力、虐待、親の鬱、ネグレクト…、こうしたことから発生するストレスが、

すくすく成長しないといけない時期の子ども脳の発達を妨げ、傷つけ

トラウマとしてずっと残り、そのまま何も大人がケアしなければ、約1/3は

将来大人になって加害者側にまわってしまうというデータがあるそうです。

 

安心していられる場がなく、同じ境遇の友達とシンナーを吸って

現実から逃避するカシグラハンの少年の姿、

 

突然切れて暴れだし、誰も止められなくなる日本の子どもの姿が、

 

ふと重なってきます。

 

被害者から加害者への連鎖

 

子ども時代、誰かにやさしく守られ、無条件に愛され、

心の安全地帯を持てた経験がなければ、

暴言をはかれたり、無視されたり、叩かれたり殴られたりしていたら

愛情をどう表現したらいいのか、

与える方法が分からないのは当然のこと。

 

経済的貧困の連鎖を断つための取り組みと並行して

発達の問題の連鎖を断つ、脳とこころのケアがいる

 

それこそ、周りの助けがいるところ

 

友田明美先生の著書 「子どもの脳を傷付ける親たち」

 

この本には脳科学の視点から、不適切な子どもへの対応(マルトリートメント)が
いかに子どもの脳やこころの発達を蝕むかが示され、
親だけでなく、社会全体で子どもを守ることが、将来の社会の経済的、社会的損失を減らすと
書かれています。

 

タイトルを見ると、ちょっとショッキングなのですが、

本の中にはちゃんと、どうすればいいのかも書かれています。

 

脳は回復する
トラウマは処置や支援によって克服できる
人は、本来レジリエンス(回復力)を持っている

 

癒しと保護
レジリエンス

 

自分の中で、更に掘り下げたい

ライフスキルの方向や対象が、

だんだん決まってきました。

 

マルトリートメント(不適切な養育)について

こちらの記事も分かりやすいです。

http://president.jp/articles/-/23474

 

 

子ども忍者のキャラクターが、算数を教えてくれる

Eラーニング教材をご存知ですか?

自立学習応援プログラムのすららネットさんが開発した

Surala Ninjaです。

http://surala.jp/

 

カシグラハン地区の小中学校で実施している
ライフスキル教育構築事業のEラーニングの部で
今年はそのすららネットさんにご協力いただけることになりました。

 

コーディネータの研修のために、
日本から来られたトレーナーの藤平さん。

スリランカ、インドネシア、インドで活用され
それらの立ち上げから普及まで一手に引き受けておられる
スーパーレディです。

目が回る程忙しい藤平さんですが、

成績が上がる楽しさや

勉強したら勉強しただけ報われる体験を

フィリピンの恵まれない環境にいる子たちにも

提供したいという思いで

他国での事業の合間を縫って、来て下さいました。

 

昨日の学校のICTルームの下見と設定確認に続き
今日からコーディネーター研修です。

 

各国の子どもたちが、パソコンを使いこなし
自分の進度に合わせ集中して勉強している画像には
スタッフみんな、くぎ付け。

 

 

ドロップアウトする子どもたちの背景に
必ず含まれているのが
基礎学力のなさ

 

フィリピンでは大人も子どもも、「算数」を
苦手とする人が多く、
貧困層では、算数ができない=>勉強ができない=>

自信がもてない=>意欲喪失=>中途退学

という流れができてしまっています。

 

子どもたちには、
「分かった!」という学ぶ楽しさを

うんと感じてほしいです。

 

藤平さん、すららネットさん、
ありがとうございます!

 

パヤタスのわかば図書館で働くエルシーさんの発案で

「おとなの識字教室」が始まりました。

 

はじめての試みなので、小規模短期間で

実験的にやってみましょうということで、
半日x2日間のコースを設定。

 

2か月前から希望者の調査をしたり、

チラシを配ったり、教材を準備したりと
準備を始め、ようやく今日初日を迎えました。

 

参加することになったのは
最年少42歳のマーリンさん、
50歳のルズビミンダさん、
65歳のロウデスさん、
66歳のバッシリオさん、
そして最年長71歳のマリリンさん
の5名。

 

先生役のエルシーさんを含め、平均年齢60歳です。

 

携帯がないので、連絡はすべて口づたえ。
資料も教材作りも、パソコンは使わず
すべてがゆっくり進みます。

 

事業の計画書やチラシ、記録などの周辺の作業は
若いスタッフや学生インターンの二人が

サポートすることになりました。

 

教室は、リカ・センターの2階。

今日、一番のりでやってきたのは、
唯一の男性、バッシリオさん。

聖書を上手に読めるようになりたいというのが、参加動機です。

 

エルシーさんとの最初の会話は
「この文字、見える?」

読み書きの能力ではなく、老眼度チェック。

ほほえましいスタートでした。

 

家の仕事を手伝わねばならず、小学1年を、

たった1日半体験しただけで退学した人もいます。

 

残念ながら、急に道路掃除の仕事が入り、

マーリンさんが参加できなかったのですが、

「明日は絶対出るから」と言って仕事前に

エルシーさんに伝えに来てくれたそうです。

 

授業のはじまりは、お祈りから。

 

4人が並んで学ぶ姿をみて、ちょっと

胸にくるものがありました。

 

学びたいという気持ちに応えられる場が

守られていくといいなと思います。

 

以下、テレビ朝日の11/10のニュースより

http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000114278.html

 

政府官邸は10日、財務省の岡本主計局長を呼び、武器輸出に向けて

ODA(政府開発援助)のような新たな仕組みを作るよう指示しました。

 

財務省・岡本薫明主計局長:「今後の進め方をやろうという話だけですから、まだ」

 

資金援助の枠組みを作ろうとするのは、マレーシアに中古の哨戒機の供与を急いでいるためです。
現行のODAでは経済開発援助が目的のため、武器輸出には使えません。

 

関係者によりますと、この枠組みができれば、新規の武器の輸出も促進できると踏んでいます。
これまで政府官邸は、インドへの救難飛行艇など完成品の武器の輸出を目指してきましたが、価格が高くて実現できておらず、これを進める狙いがあります。

 

しかし、武器の輸出に国民の税金を使うことに政府内にも反発の声が上がっています。

 

===
 
政府内で、今、反発の声を上げて下さっている方々、
与党のみなさま、
野党のみなさま、
財務省のみなさま、
外務省のみなさま、
 
どうか、お願いします。
 
赤字財政がどんどん膨らむ我が国で、今それをやる意義が、
分かりません。
もしそんな財源があるのならば、どうか教育に。
 
教育に~!

 

秋晴れの文化の日の連休は代々木のオリンピックセンターで、理事合宿。

2015年から今年までの3年間を振り返り、来年から2020年までの、

新しい中長期目標を決めました。

 

冒頭のチェックインで、皆で今の気持ちを共有。

 

ちなみに、コンサルタントして、もう3年以上支援して下さっている

特例認定NPOアカツキの永田さんの気持ちは、これ。

どんな理事会か、透けて見えますね(笑)

永田さん、いつも心配かけてすみません。

 

今回、イギリス留学と体調不良で2名の理事が出席できなかったのですが
新しいメンバーを加え7名で、2日かけて、じっくりそれぞれの思いや、

団体でやり遂げたいことを話し合うことができました。

 

お絵かきなんかもしたりして。


理事会は、20代が4名、30代が2名、40代以上3名、

年々平均年齢が若くなり、世代交代が進んでいます。

 

Fast alone, Far together

 

早く行きたければひとりで
遠くへ行きたければみんなで

 

決まるまでに紆余曲折ありますが、
それもまた楽しい道のり

 

みんなの団体、らしくなってきました。

 

 

 

土曜日は、昨年の12月から始まった、お母さんのための

ラーフスキルワークショップの中間評価の日でした。

 

事前の事実データ集めに要した期間は1か月。

その結果をまとめ、プレゼンし、成果について

皆で一定の判断を下します。

 

評価に加わったのは、2名のお母さんと

直接事業を推進する4名のスタッフ

見学に、担当していないスタッフ5名とインターン2名の

計13名。

 

評価は、妥当性、効果、効率性、継続発展性の

4つの項目、22の質問で行われ、

結果はこうなりました。

 

10点満点で

 

妥当性(質問9)  7.4
効果(質問6)  5.5
効率性(質問2)  7.3
継続発展性(質問5) 7.2 

 

あらら~、効果が・・・。

 

この理由は、指標の設定にありました。

事業の目標の一つに、地域のお母さんたちに

ワークショップのことが知れ渡っている、というものがあり、

それが達成されていなかったのです。

 

知られているのは、自分たちの内輪のコミュニティーだけで、
まだぜんぜん知れ渡ってはいないことが、市場やジープニー

ターミナルでの聞き取り調査で、はっきり出てしまいました。

 

そのほか、スキルを判断するための質問の内容と活動の内容に

ズレがあること、ワークショップで使う教材が難しい、

音声が聞き取りにくい、

もっとコミュニティーの実情に近いものにしてほしい等々

開発の努力を要することが、よく分かりました。

 

一方、高い得点を示したのは、

 

対象の選定
限られた資源を有効に使っていること
毎回のワークショップにPDCAが定着しスタッフの運営スキルが向上したこと
スタッフがこの事業を楽しんでいること

 

という項目でした。

 

来年の事業計画は、この結果をもとに作られます。

 

短期の改善と、数か月かけて行う長期の改善計画の作成、

それらを、これから今期のリーダーと、

来年この事業を受け持つ新しいスタッフが一緒に行います。

 

事実を直視し、改善を示し、それをコツコツ積み上げていく、

これがセンターの活動に根付いていくまであと一息。

 

来年の事業計画、非常に楽しみです。

 

衆院選の嵐が吹き荒れた10月が、あっという間に終わろうとしています。

皆さま、お疲れ様でした。

 

「基本的人権の尊重」、「国民主権」、「平和主義」

 

公民の時間、最初に教わったのはこの3つでしたが
今現実で目にするのは、これと逆のことが多いですね。

 

・性犯罪のもみ消し、
・強行採決の連続、国会の軽視、
・核兵器禁止条約支持への消極性、
・武器輸出推進

 

この流れを支持する人が、日本国民の多数を占めるとは思い難いのですが、
先の選挙では「現状維持」を望む声の方が勝る結果となりました。

 

投票率は53.6%
戦後2番目に低い数値

 

持っている参政権を使わないのは、
もったいないです。

 

行かない背後には、単に怠慢ということではなく
行かないなりの積極的理由、社会への反発や期待もあるようですね。

 

「本当はみんな、投票にモヤモヤしてるんでしょ」 ウーマン村本大輔が選挙に行かなかった“ワケ”を語る
http://www.huffingtonpost.jp/2017/10/27/muramoto-wrh_a_23257991/

 

これを読んで、ふむふむと思う気持ちもありましたが、
そうであったとしても、過去、どれほどの人がこの権利を得るために戦ってきたかを思うと
制度で保障された政治参加の権利を、無駄にせず使う人が増えてくれるといいなと、

願わずにはおれません。

 

主権者教育

 

「教育」なんていうと、上から押し付けられるようで、どうも窮屈。

でも

自分=国の在り方を決める一票を持つ主権者
自分の暮らしは政治と直結

 

という基本的な事実は、公教育でも、ノンフォーマル教育でも
いろんな場で語られ、「当たり前」の意識が浸透していけばいいなと思います。

 

例えば、文科省は

「単に政治の仕組みについて必要な知識の習得のみならず、主権者として
社会の中で自立し、他者と連携・協働しながら、社会を生き抜く力や
地域の課題解決を社会の構成員の一員として主体的に担う力を育む教育」

として、この「主権者教育」を推進しています。

 

今日、これを読んではっとしました。

 

「他者と連携・協働しながら、社会を生き抜く力や地域の課題解決を
社会の構成員の一員として主体的に担う力」

 

ライフスキル!!

 

ライフスキル教育の環境づくりを当てはめると
政治参加を促す取り組み、こうなります。

 

・参政権について、知る機会を増やす
・身近なことに引き寄せて政治を考える機会を増やす
・ひとりで、あるいはSNSだけの情報で悶々とではなく

生の人との対話を通して考える機会を増やす、
・迷ったり困ったりしたら、相談できる人を増やす
・投票することを楽しくする

 

日曜の午後、ぼんやりそんな環境づくりについて考えておりました。

 

こちらの記事、参考になりました。

東京新聞2017年10月28日
【考える広場】「教育の憲法」改正…あれから 大西隆・論説委員が聞く
http://www.tokyo-np.co.jp/article/culture/hiroba/CK2017102802000215.html

前川喜平さんインタビュー
 

 

パヤタスを訪問して下さった先生が
帰国後、生徒さんに体験や思いを伝え
その生徒さんたちが書いた感想文を
私が読んで、励まされる、

6年後に。

 

今日はそんな体験をしました。

 

別の調べものをしていて、

偶然見つけた感想文。

時差をつけてやってくる
こんな「励まし」の形もあるのかと
縁の不思議さ、尊さを感じました。

 

当時の生徒さんたち、
きっと今ごろ成人するような年頃です。

 

あの時の「小川さん」は
今も、当時と変わらず
にこにこと

四苦八苦していますよ~(笑)

 

今は、来年度の活動の計画と資金集めの
真っ最中ですが、

なかなか思うようにいきません。

 

進めようとしていることは

無謀なことなんだろうか…
やっぱり実力がないんだろうか自分に…
願うことが馬鹿なのか…

 

うまくいかないことが続くと
これまで通ってきた道も

これから行く道も

疑って

光の届かない闇に
とりこまれてしまいそうになります。

 

6年越しに、たまたま目に触れた感想文。

 

真っ暗だった足元に
光が灯されたような気がしました。

 

何もないところから
始まった

それでも、始めてしまった気持ちを

 

少し思い出しました。

 

下川先生、
感謝します。

 

https://www.jica.go.jp/kyushu/enterprise/kaihatsu/kaigaikenshu/pdf/jissenH22_03.pdf#search=%27%E3%81%B2%E3%81%A8+%E7%A6%8F%E5%B2%A1+%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E+%E3%83%91%E3%83%A4%E3%82%BF%E3%82%B9%27

 

もうあと一歩

頑張れそうです。