紹介してもらった本を読みました。
「シンクロニシティー(Synchronicity)」
二つ、もしくはそれ以上の出来事が意味深い形で偶然に起こること。共時性。
 
「あきらめ」よりむしろ「可能性」に基づいて行動したい。
現実に「対応する」だけじゃなく、これから生きる未来を、
自分のため、子どもたちのために創り出していきたい。
・・・でも、実際は自分ではどうしようもない、社会の大きな流れや力に、
対応して生きていかなければならない。
 
時々そんなことを感じる方の、胸に響く1冊ではないかなと思います。
 
末尾には、こんな詩が書いてありました。
 
「雪のひとひらの重さはどれぐらいかな」シジュウカラが野バトに聞いた。
「重さなんてないよ」ハトが答えた。
「じゃあ、おもしろい話をしてあげる」シジュウカラが言った。
「モミの木の、幹に近い枝に止まっていると、雪が降り始めた。
激しくはなく、吹雪のなかにいるような感じでもない。そんなのじゃなくて、
傷つくことも荒々しさもない、夢のなかにいるような感じの降り方だった。
ほかにすることもなくて、ぼくは小枝や葉に舞い降りる雪をひとひらづつ数えた。
やがて、降り積もった雪の数は正確に374万1952になった。
そして374万1953番目の雪が枝の上に落ちたとき、
きみは重さなんてないというけど…枝が折れた」
そう言うと、シジュウカラはどこへともなく飛んでいった。
 
ノアの時代以来その問題に関してとても詳しいハトは、
今の話についてしばらく考えていたが、やがて独りつぶやいた。
 
「もしかしたら、あともう一人だけ誰かが声をあげれば、
世界に平和が訪れるかもしれない」
 
紹介してくださった山口有紗先生に感謝し、
別の誰かの胸に伝わることを願って。
大晦日の朝は5時に起き、須崎公園へ向かいました。
福岡・築港日雇労働組合主催の越年・越冬イベントに参加するためです。
参加のきっかけは、会員の犬伏さんのフェイスブックの投稿でした。
 
毎年、大晦日から正月にかけ、犬伏さんが投稿されるのは、
新春の挨拶でもなく、初詣でも、旅行でもなく、
いつも、冷たい冬の野外での炊出しのこと。
気になって、いつか行けないかなと思っていたところ、実現しました。
 
この催し、もともと港湾の日雇い労働者の方が対象だったのですが、
その後、港湾の仕事が激減し、代わってどんどん増えた
野宿生活の方のための越冬支援の催しになり、今では
その野宿生活者の数も減り、参加者の過半数は、野宿生活を脱し
住まいを得たものの、諸事情から生活の再建が難しい方、再建の途上に
ある方々になっているそうです。
(ただ、減ったとはいえ、福岡では今も約50名程が、路上生活を送ってらっしゃるとか)
 
見ていると、もてなす側、もてなされる側に、あまり明確な区分けがありません。
設営や運営は長年やっているボランティアの方が中心ですが、
作業の手伝いは皆さんやっています。
 
ざくっと表現すると、
「まあ、いろいろあるけど、年の瀬ぐらいはみんなで集まって、
ちょっとでも元気出して、新しい年を迎えよう。」
という思いが、至るところに感じられる催しでした。
 
私は、食事係に配属されました。
 
リーマンショック後は、約270名程集まり、150人分の大鍋2つ使う程だった。
それに比べたら、今はたった60名程…
 
ということなのですが、そう言われても、
 
普段一人か二人分しか料理を作らない私にとっては相当な量。
生まれてはじめてみるサイズの、業務用こんにゃくを見て
目が点になりました。
 
食事だけでなく、テント、ストーブ、布団、カラオケセットに、芸人さんたち、
公園管理者との交渉等、やることは多く、資金も必要。
20年近く、準備も資金も、大晦日から正月三日間の実際の労働も、
すべて支えているのが市民による無償ボランティア。
このことを世間はほとんど知らないし、ご本人たちも積極的に広報しません。
もう10年以上、自分の正月休みをこの活動のために使う方もいらして
しかも、黙ってもくもくとそれを続けておられているのを知り、
じーんとしました。
 
ということで、私は野菜を切るのが好きなので、豚汁、がめ煮(筑前煮)、
カレー、シチューや煮物等で使う根菜やお肉を、とにかく
切って切って切りまくって、お手伝いをすることにしました。
 
朝6時半から3時頃まで、屋外での立ち通しの作業は疲れましたが
個性的な先輩ボランティアの皆さんのおかげで、
かなり楽しく過ごせました。
 
近づくとぷーんと焼酎の匂いがする、「飲みながらボランティア」Kさん、
作った食事は、みんなに食べさせ自分は食べない「俺は食べないボランティア」Oさん、
紅一点、リーダーじゃないけどみんなから頼られている「なんとなく要なボランティア」Tさん、
「八百長じゃないけれど、いかさまなビンゴ」の司会、噂では「東大卒ボランティア」Sさん、
一番大変な冷たい水場の仕事を引き受け、てきぱきこなす「頼れるアニキボランティア」犬伏さん
 
皆さんから作業の合間に聞かせてもらう話には、
考えさせられるものもいくつかありました。
 
例えば・・・
 
・生活保護を受けられるのに拒む理由
 
今は以前より生活再生支援を受けやすくなっています。住宅支援も受けられます。
でも、高齢や障害などにより就職が難しい場合、個室がせっかく与えられても
その個室により、以前は自然にあったちょっとした仲間との接点が失われ、
孤立化、孤独化が進み、その結果、心を病んだり、アルコール依存に陥ったりして
深刻な問題に至るケースがあるのだとか。それだったら、「受けない方がいい」
という選択をしてしまう例もあるそうです。

・生活保護を受けて賭け事をする理由
 
これは、ずっと疑問に思っていました。
こんな理由もあるそうです。
競艇・競輪は100円から賭けられます。
水もお湯も無料。何時間いてもよく、他の場所より、
安価で、居心地がいい、不安や鬱々とした気持ちを
忘れられる場所になっているのです。
 
ふと、先日日本フィランソロピー協会の高橋会長から聞いた、
「日本の福祉は、やくざと風俗に負けた」という言葉を思い出しました。
生活困窮者、障害者の居場所や受け皿となっているのが、国家による
福祉政策ではなく、やくざや性産業になっているということです。
ギャンブルも加えられるかもしれません。
 
「別の居場所」や「再建のためのチャンス」など、
選択肢が増えていくといいなと思います。
ハンディがあっても、うまくいかないことがあっても、
人と違っていても、受け入れられ、再チャレンジでき、
誰かの何かの役にたつこともできる
そんな社会は、不安が減り、誰もが生きやすいのではないかと
いう気がします。
 
それにしても、
人とのつながりや、ささやかな喜びって
大事なものなのですね。
時には、衣食住より、そちらが優先されるときもあるくらい。
 
どんな大変な境遇でも、
明日も生き続ける気力を持つためには
欠かせないものなのだということを、
この二つの話で、改めて教えられた気がしました。
 
来年は、今年の私のように、また新しい人が、この催しに
加わっているといいなと思います。
 
新しい年良い年にしましょうね。
 
 
公園で出会ったネコ、帰り道のお月さまに癒されました。
 
 
 
もう7年程になるでしょうか。
刺繍商品の購入、教育支援へのご寄付、本の寄贈等々
ソルトの活動を、いつもいろんな形で応援してくださっている
SpiceWorxさんのオフィスを訪問しました。
安部妙さん、ルエルさん、ヤニさん、エンジェルさん
ありがとうございます。
今日は朝、カシグラハンでのクリスマスパーティーに
少しだけ顔を出して、午後はクリスマスギフトの買い出しでクバオへ。
 
クリスマスまで、あと2週間。
 
街中いたるところで、クリスマスソングが流れています。
神聖な聖歌もあれば、70年代~90年代の耳慣れたクリスマスソングが、
ロック調、R&B調、ラップ調になったものもあり、
歩いているだけで、懐かしく、楽しい気分になれます。
 
フィリピン語でメリークリスマスは、
Maligayang Pasko(マリガヤン・パスコ)
 
今年は、27枚のカードを用意しました。
一枚一枚、スタッフの顔を想像しながら、
 
「Maligayan Pasko 1年間ありがとね。」
 
普段あまり口に出して伝えていないので、
せめてもの罪滅しのような感じです。
 
何にするか考えたり、ラッピングしたり、
用意するのは大変ですけど、

1年の中でも、好きな時間です。
喜んでもらえるといいのですけど。
土曜朝は、カシグラハンのライフスキルセンターでズンバダンス!
 
今朝の参加者は32名。
会場が狭くなってきました。
 
 
よく見るとお母さんたちに交じって男性がちらほら。
 
ぷりぷりお尻を振って踊っていた若い男性は、
先週から入っている、Univercity Rizal System社会福祉学部の
学生インターンでした。
 
中に、子どもを抱えたまま踊るお母さんがいたのに
驚いたのですが
 
それよりもっと驚いたのは、
激しい動きにも動じず、寝ている子どもでした。。。
 
 
早朝から1時半かけて、ジープニーに乗ってカシグラハンに移動、
その後みんなとダンスを踊って、
ワークショップを見学して、会議をして、
それからパヤタスに移動して、
また会議をして、
 
日本人インターンも、
さすがに帰りのジープニーの中では、
この様子。
 
 
お隣の女性、やさしく肩を貸してくれてました。
ありがたいね。
 
でも
次から、ジープニーの中じゃ寝ちゃだめだぞ~。
 

12月8日、教育省リサール州事務所から、

感謝状をいただきました。

 

カシグラハン地区の小中学校での、

読み聞かせ、お絵かき、Eラーニングの活動や給食活動が

始まって1年。

 

Evanes所長から感謝状を手渡され、

喜ぶJoさん、Cathy、Charlotteの3人です。(中央の紺のポロシャツ3名)

 

 

良かったね。

 

11月末でバライ・カリナガン、カシグラハン地区の子ども図書館の利用者が9738人になりました。
子どもたちがやって来て、読みたい本を手に取って、座る場所を見つけて、当たり前のように本を読んでいる姿が定着してきました。

 

うれしいことです。
ご支援くださった皆さん、本当にありがとうございます。
 

ソルト・パヤタスを法人化してから、ここ10年ばかり
ソルト一色の生活だったのですが、このほど、ようやく念願がかなって、
「インターン」として、よそで学ばせていただくことになりました。
 
外務省のNGO海外スタディプログラムで、
1月から3月初旬まで、カリフォルニアのこちらの団体にお世話になります。
https://originstraining.org/
 
これまで取り組んできたことの延長線上にある選択なのですが、
新しい領域なので、ちょっと不安もあります。
でも、挑戦させてもらえるというのは、とてもありがたいことですね。
 
若い時のように、スポンジのように吸収・・・とはいかないかもしれませんが
これまで得た経験のフィルターを通し、出会う人たちと
厚みや深みのある交流ができるといいなと期待しています。
 
年内、フィリピンにいれるのもあと2週間となりました。

リサール州にあるUniversity Rizal Systemという大学の、社会福祉学部の生徒さんたちを、インターンで受け入れ始めました。
若い人たちには、現地の方にも理解や協力をいただいて、どんどん会議やフィールドでの活動に入って、いろんな体験してもらいます。

 

今朝のパヤタスでの会議では、1月から始まるフィールドリサーチを担当してもらうこととし、午後カシグラハンのセンターに来てみると、Eラーニングの授業の子どもたちテストの採点や、親御さんに教育貯蓄を促すリマインダー用のファイルの作成等、分業して、それぞれの持ち場でいい働きを見せてくれました。

 

日本から来てくれたインターン有馬さん、星野さん、そしてURSの生徒さんたち、頼もしいインターンが入ると、スタッフにもいい刺激になります。全体的に士気があがったように見えます。

 

 

今日は子どもたちへの7回目のライフスキルワークショップ。
 
普段はお母さんたちのワークショップで伝えている内容を、
パヤタスやカシグラハンのソルトの奨学生たちに伝える回でした。
ファシリテーター役は、お母さん代表のパムさん。
上手に子どもたちの意見を引き出していました。
 
知っているようで知らない、脳の話
能力を伸ばしてくれる「ポジティブストレス」
脳の発達を邪魔する「有害ストレス」
 
継続的に、自分ではコントロールできない苦しみに晒され続けると
視覚・聴覚・すべての感覚を止めて、苦しみを感じなくしたい・・・と思うかもしれません。
そんなことが子どもの脳の中で、実際起きていて、脳の発達を止めてしまいます。
致命的損傷にはならない場合でも、子どもは「無力感」を学んでしまいます。
 
有害ストレスになりそうなストレスも、
もし傍に、守ってくれる人、信頼できる人、愛する人がついて
大丈夫、乗り越えられると、安心を与え続けてくれたら
「耐えられるストレス」に変わります。
 
例えば、極度の貧困
例えば、家庭内暴力、いざこざ
例えば、家族の精神疾患、依存症・・・
 
できることは、周囲の大人が、安心できる心の場所を
作ってあげることです。
親でなくても、ただ一人でも
そういう大人に出会うことです。
 
ストレスの種類
ストレスとの付き合い方
 
子どもたちが、親になる前に、知っておくことは、
とても大事なことだと思いました。
 
Help, Build, Healthy Brain!