ホームレス支援に関わる人や組織の連合があり、その定例会議に参加してきました。
San Fernando & Santa Clarita Vally Homeless Coalitionです。
 
行政、病院、NPO、公的福祉機関、民間福祉機関など、立場も動機も様々。
この連絡会ができて25年経ち、年々参加者が増えているとか。
ホームレスの問題が行政・民間の枠を超え、皆の重要課題になっているのですね。
この地域だけで約8000名のボランティアがいるそうです。
 
会議で、一番印象的だったのは、市民が行政をほめている姿でした。
 
市から来た人が、現在新しく市が進めている支援プログラムについて
プレゼンをしたところ、参加者が質問や意見を言う前に
「市のこの取り組みは、なかなかいいと思うね。」とか、
「いつもサービスを提供してくれて、ありがとう」という言葉をかけるのです。
 
関係としては、市民側が上のように見えました。
市民が行政サービスを評価する、そんな関係性が自然になっています。
行政の人もうれしそうでした。
 
はじめての会議への出席でやや緊張。
 
明日は、地元の市議会議員の呼びかけで開催される一般向けのフォーラムに行ってきます。
ソーシャルメディアを通しての呼びかけで、300名程の申し込みがあったとか。
どんな人たちがホームレス問題に関わろうとしているのか、よく観察してきます。
 

ロサンゼルスは、好天。

1月でも、晴れの日のお昼は20度近くになり、

薄手のセーターでも汗ばむぐらいです。

 

NOHO -North Hollywoodの目貫通りです。

 

ようやく3月までのステイ先が決まり、今日は引っ越しでした。

 

住宅地の中の一軒屋で、ここは公園?と思うくらい

緑がたくさんあって、リスやいろんな鳥と出会います。

 

15分程歩く間に、8匹のリスと遭遇。

 

近づいても逃げなくて、最初、飼われているのかと思いました。

中にはこんな姿を見せる子も。

 

新しいステイ先の好きなところは、目の前の庭にある

2本のオレンジの木です。

 

 

熟れて食べ時。

しめしめ、いいタイミングでやってきました。

 

2,3個もぎ取って部屋に入れておくだけで、

とてもいい香りが部屋に広がります。

 

やっと、

ほっとしました。

 

部屋の一角をオフィス仕様にセットアップして

今週からここで頑張ります!

 

1995年~97年にかけて、カイザーのフェリッチ博士と、
アメリカ疾病予防管理センターのアンダ博士は、共同で
17000名以上の成人にACEs(Adversity Childhood Experiences)
と呼ばれる、子ども時代の不幸な体験と健康との関係について
調査を行いました。
 
子ども時代の不幸な体験とは、例えば、虐待、暴力、ネグレクト、
親の精神疾患、依存、投獄、親との別離や離婚などです。
他にも、自然災害や大切なものの喪失など、含まれていないものも
ありますが、目安として10の項目が挙げられています。
 
ACEの質問10個、よかったら、Yesの答えの数を数えてみてください。
 
但し、ひとつ注意してください。
 
心の傷になるような体験がもしある場合、この中に含まれている質問が、
その過去の傷を掘り起こしてしまうかもしれません。それはとても辛いことだと思いますので
ご留意ください。
 
===
18歳になるまでに、次のような体験をしましたか?
 
1.親や家にいる他の大人から、よく傷つけられたり、侮辱されたり、
けなされたり、落ち込むようなことを言われたりしましたか?
 
2.あなたの親や家にいる他の大人が、つかんだりたたいたり
何かを投げつけたりすることがありましたか?あるいは、
たたいてあざになったりけがをしたりしたことはありますか?
 
3.あなたが5歳以上になった後でも、性的理由で、あなたの体や
大事な部分に触ったりする大人がいましたか?
実際に口、アナル、バギナなどセックスをされましたか?
 
4.家の中の誰も自分のことを愛してくれていないとか、
大事に、特別に思ってくれていないと感じることがありましたか?
また、あなたの家族はそれぞれのことを見ていない、
近く感じない、助け合わないような関係でしたか?
 
5.よく、食べるものがない、着るものがない(汚い)、
誰も守ってくれない、そんな風に感じたことはありますか?
または、両親が酒を飲みすぎたり、ハイになりすぎて、
あなたの世話をしなかったり、必要な時に病院に連れて
行ってくれなかったりしたことはありますか?
 
6.両親は離婚、別居をしましたか?
 
7.母親もしくは継母が、つかんだりたたいたり何かを
投げつけたりされていましたか?もしくは、蹴られたり、
たたかれたり、拳や何か他の固いもので殴られたり
していましたか?何分も殴られ続けていたり、銃や
ナイフなどで脅されたりしていましたか?
 
8.同じ家に、酒を飲むと問題行動を起こす人、
アルコール依存、ドラッグをやる人はいましたか?
 
9.家の中に、鬱症状、精神疾患の人、あるいは、
家族に自死した人はいますか?
 
10. 家の中に服役した人はいますか?
===
 
結果はどうでしょう。
 
この調査は、カリフォルニア州南部の比較的安定した地域で行われました。
驚くべき発見として、博士たちは二つ挙げています。
 
一つは、ACEsが大半の人たちに見られたことです。
67パーセントもの人達は、不幸な体験を持っていました。
そして、8人に1人の12.6パーセントには、4つまたは
それ以上の体験がありました。
 
二つ目は、ACEスコアと健康状態に関連性があることです。
ACEスコアが高いほど健康の状態が悪くなるリスクが高くなるのです。
ACEスコアが4つまたはそれ以上の人はスコアが0の人と比べて、
慢性肺疾患や肝炎にかかる確立が2.5倍、うつ病に関しては4.5倍、
自殺傾向は12倍です。ACEスコアが7以上になると、肺ガンのリスクは3倍、
虚血性心疾患は3.5倍です。
 
世代間に受け継がれるACEの問題
 
不幸な体験が有害ストレスを生み出し、有害ストレスが脳に作用し、脳が
心身機能に影響を及ぼします。
 
予防と回復に取り組むならば、メカニズムを知らなければなりません。
 
アメリカに来てあっという間に10日が経過したのですが、
まだまだ玄関の手前の、敷石に立っている・・・そんな気持ちです。
 
繰り返しになりますが・・・
 
ACE(子ども時代の不幸な体験)
それは、有害なストレスを生み出し、子どもたちの脳の発達を阻害し、
免疫システムを損なわせるものです。
そして、意識無意識にかかわらず、その影響は何十年にも渡り、
私たちの心身の健康、生活習慣、社会生活に影響を与え続け、
後に続く世代に影響を与えます。
 
最後に大事なことを
 
この質問を、誰か他の人、もしかして?と気になっている人や、子どもにすることは
お勧めしません。精神科、心理の専門の方の助言や協力を受けたところでなら
いいと思いますが、ない場合は、ご自身の参考程度に留めていただければと思います。
 
以下のACEの質問は、1990年代に行われた、「調査のための質問」で、
診断のためのものではありませんし、また、すべての体験を網羅しているわけでもありません。
 
これ以外に要因になっているものはまだまだたくさんあると、その後の研究者の調査で
示されています。例えば、家の外で目撃した暴力、犯罪、いじめ、自然災害、紛争なども
含まれています。
 
アメリカ疾病対策センター https://www.cdc.gov/violenceprevention/acestudy/
ACE Connection Network  http://www.acesconnection.com/
ACES PRIMER KPJR Films   https://vimeo.com/139998006
 
私のメンター(指導役)アンディーさんは、普段は小学校で、
特別支援を必要とする子どもさんのためのスクールエイドとして
働いています。
 
3時頃学校が終わると、今度は個別のカウンセリングの仕事、
その忙しい合間に、ACE Connections Networkのロサンゼルスの
世話人の仕事、会議の出席、今月末から始まる支援者向けの
トレーニングの教材作り…と、目が回るような忙しさです。
 
その仕事に私がずっとついて回るわけにはいかないので、
アンディーさんから資料や宿題をもらって、夜に会って、質問や
相談をしています。今は、まあそんな状態です。
 
今日は、ガボール・マテという精神科医の先生の書かれたものや
インタビューを調べました。
 
ドイツが侵攻してくる直前、ハンガリーのブタペストに生まれ、
自身もトラウマの体験を持つガボールマテ先生。
カナダのバンクーバーで、多くの依存症をはじめとした精神疾患の
患者さんと向き合ってきた先生です。
 
先生の定義では、依存とは 一時的な安らぎや喜びを与えながら
長期的には害になり 悪影響をもたらす行動のことで、その悪影響にも
関わらず、やめることができないものです。
 
薬物、アルコール、ギャンブル(パチンコも)、仕事、たばこ、買い物、
セックス、インターネット、占い…依存の対象はいろいろです。
 
人はなぜそれを欲し、依存するようになるのでしょうか。
 
この先生は、感情の問題を指摘します。
 
心の奥深くに留まっている苦しい思い。痛み、恐怖、怒りの体験
苦しみから解放されたいのに、解放する術が分からず、何かに頼り
やがてそれが本人の、周囲の人の苦しみとなっていく
苦しいからそれはじめ、それを続けることも、そして離脱するときも
また苦しい
 
それが依存症です。
 
ちなみに、厚生労働省では、「特定の物質や行為・過程に対して、
やめたくても、やめられないほどほどにできない状態。
依存症は、条件さえ揃えば、誰でもなる可能性があり、特別な人だけが
なるわけではないのです。」と書かれています。
 
依存症の原因は、遺伝より、心。
つまり「脳」にあります。
 
脳に影響を与えるのが、子どもの頃の体験です。
トラウマになるような体験です。
 
TEDスピーチで、分かりやすく語られています。
TED 日本語字幕付き(18分)

https://youtu.be/66cYcSak6nE

 

別の先生のインタビューの中に、こんな言葉がありました。

The greatest achivement of humankind is not architecture,
arts,or scientific glories but our ability of seeing our own insanity.
 
私たち全員、皆心の中に悲しみ、苦しみ、弱さ、愚かさ、
そして狂気を持っています。
 
「自分はあの人たちとは違う」と見たくなりますが
そうじゃなくて
「彼(女)は、私」
とみる視点。
 
苦しみを抱えている人を見るまなざし、自分自身を見るまなざし
弱さ、小ささ、愚かさから目を背けず、そこから出発して考えていくことが
はじまり、なのかもしれません。
 
ご自身も幼少時の辛い体験を持ち、また、何十年にも渡り心の闇に苦しむ人たちを
見てきたマテ先生が、「癒しは可能」と、力強くおっしゃっています。
 
希望があります。
 
依存症について、厚生労働省のこのサイトはとても分かりやすく書かれています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html
 
ガボール・マテ先生のサイト、著書紹介 https://drgabormate.com/
著書の中で「When the body says no」は翻訳され「身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価」
というタイトルで、日本語で読めるみたいです。
住む場所がようやく決まり、そこから歩いて15分程にある公立図書館、North Hollywood Amelia Earhart Regional Libraryに行ってみました。
https://www.lapl.org/branches/north-hollywood
 
木製の扉を開けて中に入ると、30年、40年程昔に戻ったような、懐かしい感じのする場所でした。
 
通常の貸し出し業務以外に、乳幼児・児童、ティーンエージャー、親子、成人のための活動がいろいろあって、中の多目的ホールでは、英語やヨガのレッスンが、誰でも事前予約なしに来て受けられるようになっています。
 
 
図書館にない本は、オーダーすれば、ロサンゼルス中の図書館から取り寄せることが可能で、2、3日中に携帯に連絡が入り、受け取れます。日本では珍しくないのかもしれませんが、フィリピンではまだ見たことありません。
 
私のような短期滞在者でも、身分証明書さえあれば、本が借りられ、パソコンを使えます。滞在期間や居場所を証明できるもの(滞在地、ホテルの領収書、電気代のレシートなど)を提示すれば、LA中の本のオーダーも可能です。
 
その場ですぐ登録カードがもらえました。旅行者も無料です。
 
入口近くには、また別のパソコンがずらりと並ぶ一角があります。
大勢の人が使っていました。
そこは、身分証明書がない人でも、時間制で使っていいパソコンです。
定住先や身分証明書を持たない人が、仕事を探したり、情報収集をしたり、本を読んだり、音楽や映画を楽しんだりしてました。
 
いろんな世代の人が、いろんな境遇・状況にある人が、
受け入れられ、居心地よく過ごせて、
学び、再生、そして心豊かに、幸せになるのために使われる図書館は、
素敵です。
 
図書館という場所が、人の社会に貢献できることはいっぱいあるのだなと、改めて思いました。
私のアメリカでの滞在場所は、ロサンゼルスの
ノースハリウッドという場所です。
 
ユニバーサルスタジオ、ビバリーヒルズ、サンタモニカなどに
渋滞がなければフリーウェイを通って車で30分以内で着ける、
観光とリッチライフを送るのにとても魅力的な場所です。
 
…と書くと、うらやましがられそうですが、
 
ノースハリウッドの中心を15分ほど歩くと、
そこは落ち着いた住宅街…というにはほど遠い、
どこか少しすさんだ感じのする場所になります。
ちょっと臭いもします。
 
ホームレスの人たちがそこここにいて、夜は
歩いて移動するのを禁じられています。
 
車がないと難しい場所ですから、こちらでは、歩いていけない場所は
電車、バス、あとはLyft Taxiのお世話になることにしました。
 
今日は、はじめて乗り合いのLyft taxiを使って
はじめてスーパーマーケットに行って
洗濯用の洗剤も、パンも、カートも、巨大で、
圧倒されました。
フィリピンとは反対です。
 
フィリピンでは、小銭でしか買えない人が多いので
シャンプーも、洗濯用洗剤も、調味料も
全て小分けで小さく売られています。
 
日本もいろんな生活物資がコンパクトサイズで
売られていますから、
それが普通だと思っていたのですが
 
この国は、食べ物もエネルギーも、
豊富な国なんだなと、あらためて感じました。
 
まだ環境に慣れず、初めてだらけで
ささいなことで、どぎまぎしています。
 
目の前を歩いている人のパンツの柄にまで
ぎょっとして(💀がいっぱい)
思わず撮影してしまいました。
 
 
指導役のアンディーさんの自宅兼オフィスで、
これから約2か月間のインターン期間中の
目標やスケジュールを打ち合わせました。
 
子ども時代の逆境体験が、どう人生に影響を及ぼすのか
これを科学的に理解することで、人間を、社会を見る目が
変わるのだと説明され、漠然とですが、その視点の転換が
私がこれからの学ぶことの核になっていくのだろうと
思いました。
 
研究職でも心理の専門家でもない、NGOの一現場職員の自分が
この勉強をする意味について考えていると、少しの不安も含め
胸の内を話をしたところ、アンディーさんは、自分自身が10年前、
保険のセールスの仕事をしていたのだと教えてくれました。
 
その後大学で心理を勉強し、研究を続けつつ、カウンセラーの仕事、
全米のACEネットワークのロサンゼルスのマネージャー、
Origin Training and Consultingの設立者として
押しも押されぬ専門家の立場で、忙しく活躍している彼女です。
ギャップに驚きました。
 
医師や研究者といった専門家だけでなく
教育、福祉、といった分野で働く人だけでなく
あらゆる分野の、あらゆる立場の人たちが
この問題を知り、動き出す一歩を踏み出すための活動も
それを後押しする人も、まだまだ足りない。
 
専門性も大事だけれど、動かすのは、関心と情熱と継続。
私には私のこれまでの人生経験があり、
その経験をきっと生かせるのだからと励ましてもらいました。
 
2時間の打ち合わせで、これから読むべき本、
調べなくてはいけない人や事柄の候補の話だけで、
既に自分の古ぼけつつある脳の許容量を超えた感じですが(笑)
 
やってみます。
 
この機会を下さった外務省、サポートしてくださっているJANIC、
送り出してくれた家族、ソルトのスタッフに感謝をしつつ、
アメリカでの1日1日を大事に過ごしていきたいと思います。
 
会うべき人に、会えた
 
そんな1日でした。
 
しかし実はその前に…1週間後に、今の住まいを出ないといけないので、
調査とは別に巣作りの大事な仕事が残っています。
 
きゃー、まずは居所を安定させなくては!
 
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どんなこと、学ぶの?と、関心を持ってくださる方へ
 
基本研修ではこんなことを学びます。
The Basics: Essential Elements to Get Started
 
1.Adverse Childhood Experience Study
How did the study change the way we think about health and social outcomes?
 
2.The Body & Brain
How does adversity affect the body, behaviors, thoughts and emothions?
 
3.Social& Historical Trauma
How does adversity across generations affect families and communities?
 
4.Resilience
How does building resilience help heal the impact of adversity?
 

南極に、歩いて、ひとりで、100キロの重荷をひいて、到達

というニュースを見ました。

 

冒険家だから、もともと心の強い方なのだと思いますが、

50日間歩いている間、本当にたどりつけるのか

不安になることもあったのではと想像します。

 

自分の立ち位置を確認しながら

自分を励ましながら

きっと一歩一歩、

雪原を歩かれたのでしょうね。

 

「必ず大きな一歩になると信じ、小さな一歩を積み重ねた。」

 

身をもって証明してくれた方です。

この言葉に、勇気づけられる人が何千人、何万人といるでしょう。

 

萩田さん本当に素晴らしい。

一生、胸に刻みたい言葉です。

 

とても励まされました。

外務省のNGO海外スタディ・プログラムで、今日から約2か月間、ロサンゼルスに行ってきます。

 

Origins Training and Consulting, LLCという団体でインターンをさせてもらい、虐待やネグレクトなど子ども時代に受けた逆境体験とその後の人生への影響、そこからの回復について、学んでくる予定です。

 

Origins Training and Consulting, LLC

https://originstraining.org/

 

「学びたいのに、貧乏だから学校にいけない」

 

これまで、この状況を改善したくて教育支援に携わり、子どもたちの就学を妨げる要因と向き合ってきました。最初は、貧困=お金がない状態で、経済的支援によって改善されるものだと単純に見ていたのですが、見ていると、困窮具合が同じぐらいの家庭でも、子どもたちが卒業、進学、就職へと進む家庭と、そうはならない家庭に分かれます。就学支援によって、初等教育では100%卒業達成、しかし、中等教育以上になると約2割の子どもたちが脱落。その子たちは皆、1年生の時、目をきらきらさせて学校に行きたい、と言っていました。成長の過程でいったい何が起きているのか、どこが違うのか、どうしたら意欲が持続し、子どもたちが選択肢のある人生に進めるのかを考えていたとき、子ども時代の過酷な養育環境とそのストレスからくる発達への影響、世代間連鎖に関する研究結果と出会いました。

 

家庭内暴力、性暴力、ネグレクト、親や家族の依存症、鬱などで、安定した愛情や反応を子ども時代に受けられない場合、その後の生活習慣、意欲や学習態度、健康、社会活動に影響します。そうした逆境体験をAdversity Childhood Experiences(ACEs)と呼び、アメリカではこのACEsの研究が進んでいます。今回、私を受入団体に紹介してくださったのは、ACE Connections Network Dana Brownさんでした。

 

ACEConnection

http://www.acesconnection.com/

 

レジリエンス 復活力

そのような逆境体験をそのままに放置せず、誰かが手を差し伸べれば、そして、周囲に信頼できる大人が一人でもいれば、子どもの人生はそこから変わり、連鎖を食い止められます。逆境を経験し、脳や心に影響が出ていたとしても、周囲の大人の理解や対応の改善によって、何もなかったことにはできないけれど、再生・再構築が可能です。素晴らしい力が、人間の体には備わっています。

 

今回は、逆境体験の中でも、「依存症」に焦点を当て学んできたいと思っています。シンナー、ドラッグ、アルコール、ギャンブルなど、知ること、足を踏み入れることにはちょっと怖さもありますが。

アメリカの保健福祉省疾病対策センターのデータでは、ドラッグの使用で命を落とす人は63600名、平均すると毎日174人です。銃による殺害事件、自動車事故、HIVよりはるかに多い数です。フィリピンもご存知のように、麻薬は深刻。アルコールやギャンブル、依存の問題が深刻化しているのは日本も同じ。格差・貧困と依存症は、切っても切れない関係です。

 

こうした境遇にいる子どもたちを、かつて助けることができなかった苦い体験を胸に、行ってきます。

 

月の中央に雲の切れ目
右だけに虹
アンバランスこの上ない
光景なのですが
面白いので、しばらく
寒空の中眺めていました。
 
光り輝くスーパームーン
その強い光には
何か力が宿っているみたいです。
 
思わず立ち止まって
見入ってしまいました。
 
煌々と輝く月も、魅力的なのですが
私はどちらかというと
「あっ、いつからそこにいた?」
みたいな月が好きで
「見ていてくれてありがとう」
と、言いたくなります。
 
弱々しいけれど、
真っ暗な闇を
ほのかな光で
闇でなくしてくれる
そんな月。
 
まあ、どんな月でも
ゆっくり眺められる平和な夜が
あってこそ。
 
穏やかなお正月を過ごせたことに感謝して
また明日から頑張りましょう。