THE BARREL LIMITED -WHISKY-／フレンチウイスキー樽熟成清酒

日本酒とウイスキー樽がコラボした「リンク８」という日本酒を紹介しました。

ほかにもウイスキー樽とのコラボ日本酒はいろいろありますが、
今回紹介するのは、WAKAZEのフレンチウイスキー樽熟成清酒「THE BARREL LIMITED -WHISKY-」です。

フレンチウイスキーという聞きなれない言葉に、若干の違和感は残ります。

当ブログでも、フレンチウイスキーについての投稿は、２回しかありません。

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『ウイスキーのふるさとは、フランスだ！と、あるフランス人はいいます。』
『メキシコでの出会いが生んだ100%メイドインフランスのフレンチウィスキー』
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WAKAZEについては何度も投稿しているので、過去の投稿はスルーしますが、
WAKAZEについてはこちらを見てください。⇒「WAKAZE（クラフトサケ）」

WAKAZEという社名は、”若い風”と勝手に解釈していたんですが、
今回商品ページを見ていたら、
東北地方の酒蔵で「若い蔵人」を指す方言として使われている「若勢（わかぜ）」もかかっているということです。

確かに、社員さんには、若い人が多いようで、
若い力で、既成観念にとらわれない新風を、日本酒業界に巻き起こそうという意気込みが感じられます。

フランスパリ近郊に醸造所を立上げ、フランスでSAKE造りを行うなども、その顕れのひとつと思われます。

そんなWAKAZEが、フレンチウイスキー樽で熟成させた日本酒を販売しました。

「THE BARREL LIMITED -WHISKY-」
その商品説明に、

― 貴醸酒仕込みによる甘く濃密なSAKEをフレンチウイスキー樽で約1ヶ月熟成させたSAKEは、プラムを想わせる甘酸っぱさと樽由来のスモーキーかつスパイシーな薫りが調和した、心地よい余韻が特徴の妖艶なSAKEに仕上がりました。

とあります。

唐突に”妖艶”という言葉が出てきましたが、
日本酒ファンには、日本酒を表現するのに、”妖艶”という言葉はイメージしにくいかもしれません。

しかし、フランス好き、特に２０年、３０年代のパリフリークのアル中ル氏には、
ちっとも違和感なく受け入れられます。

貴醸酒の特徴に、甘さと酸味とねっとり感というのがあげられますが、
２０年代のパリを彩ったファムファタールが、妖しく絡みつき、ツンデレして突き放す。

パリを華やかに彩った女性たち。
甘いささやきの湿度感と距離感。

もしそんなものが、「THE BARREL LIMITED -WHISKY-」に感じられたら、
いいなぁ～。

貴醸酒については、こちらを見てください。⇒『仕込み、火入れ』

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