前回に引き続き、春モデルのウルトラブックで一部のモデルが追加されたので比べてみました。
今年の春モデルは小幅なスペックアップにとどまっています。その為、型落ちの安いモデルを購入するか、最新モデルを狙うか迷っている方がいらっしゃると思いますが、割高な春モデルを狙っている方は型落ちと同じ性能ではもったいないので、Core i7にしたほうが満足感が高いと思います。
今年の春モデルは小幅なスペックアップにとどまっています。その為、型落ちの安いモデルを購入するか、最新モデルを狙うか迷っている方がいらっしゃると思いますが、割高な春モデルを狙っている方は型落ちと同じ性能ではもったいないので、Core i7にしたほうが満足感が高いと思います。
このタッチ対応・高解像度のウルトラブックを発売している東芝ダイナブック、富士通ライフブック、NECラヴィそれぞれのウルトラブックの性能を比べてみました。
比較箇所は、CPU メモリ GPU SSD(HDD) 液晶 通信 インターフェース バッテリー 重量 選択カラーをそれぞれ比べた後に最後に価格を比較し、最もコストパフォーマンスが良い機種を今春の王者とします。
まずは対象となるウルトラブックをご紹介します。
超高解像度ウルトラブックを先駆けた東芝から4k出力対応モデルが発売になりました。
dynabook KIRA V834/W8K (以下KIRA)
対して富士通は刀をコンセプトとし競合他社に斬りかかります。
LIFEBOOK UH90/M (以下 刀)
NECはウルトラブックの肝である最軽量で対抗します。
LZ650/SS(NEW!) (以下 Z)
以上3機種性能を比較し、最強のウルトラブックを決めたいと思います。
CPU性能
KIRA
Core™ i5-4200U (直販モデルCore™ i7-4500U可)
刀
Core™ i5-4200U(直販モデルCore™ i7-4500U可)
Z
Core™ i5-4200U (タッチパネルモデルは直販でもCore i7選択不可)
Lavie Zのタッチパネル未搭載モデルではCore™ i7-4510U プロセッサーが選択できるが、搭載モデルではCore i5一択となっている。
その点では直販モデルでCore i7を選べる他に機種が優っている。
その点では直販モデルでCore i7を選べる他に機種が優っている。
メモリ
KIRA
8GB(4GB+4GB)/交換不可
PC3L-12800(DDR3L-1600)
刀
標準4GB(2GB×2)[2GBオンボード]/ 交換不可(デュアルチャネル対応DDR3L SDRAM PC3L-12800)
Web直販モデル
【以下より選択可能】10GB(2GBオンボード+8GB×1) / 6GB(2GBオンボード+4GB×1) /最大10GB(デュアルチャネル対応DDR3L SDRAM PC3L-12800)
Z
4GB(DDR3L SDRAM/オンボード 4GB、PC3L-12800対応)/4GB (交換、増設不可)
メモリの搭載量は市販モデルのZと刀は4GB、KIRAのみ8GBと大容量です。
どれも交換不可能なので、大容量に変更するには直販を利用するしかありません。
その点ではもとから8GBを搭載しているKIRAは入手しやすさで勝っています。
GPU(グラフィックス性能)
3機種とも
Intel® HD Graphics 4400(CPUに内蔵)
最大1,792MB(メインメモリと共用)
SSD(HDD)
KIRA
128GB SSD(Web限定モデル 256GB SSD)
刀
約500GBハイブリッドHDD(HDD(Serial ATA、5,400回転/分)
+NAND型フラッシュメモリ
直販モデル以下より選択可能】
約256GB SSD(Serial ATA、6Gbps) /
約128GB SSD(Serial ATA、6Gbps) /
約500GBハイブリッドHDD(HDD(Serial ATA、5,400回転/分)+NAND型フラッシュメモリ
Z
約128GB
直販モデル【いずれか選択可能】
・約128GB(Serial ATA)
・約256GB(Serial ATA)
刀のみHDDとなっており、SSDにするには直販を利用するしかありません。
他2機種は標準128GB、直販サイトを利用すると256GBにすることが出来すが、KIRAのみ直販で元から256GBになっており、KIRAを検討している方は直販サイトを利用したほうがいいでしょう。
液晶
KIRA
タッチパネル付き 13.3型ワイド(16:9) WQHD
軽量・高輝度TFTカラー Clear SuperView LED液晶
(省電力LEDバックライト)2,560×1,440ドット
刀
LEDバックライト付タッチパネル式
薄型・軽量・高輝度・高色純度・超高解像度TFTカラーLCD(フルフラットファインパネル Wide Angle液晶)3200×1800ドット / 1677万色(IGZO)
Z
13.3型ワイド フルフラットスーパーシャインビューLED IPS液晶
(高色純度・タッチパネル)(Full HD1920×1080ドット)
Zにタッチパネルモデルが追加、KIRAはタッチパネル搭載モデルと未搭載モデルで選択できます。高解像度パネルはどれもIGZOだと思われますが、KIRAは公式でIGZOとは発表していません。刀はインチサイズが大きい分高解像度になっています。
通信
KIRA
IEEE802.11a/b/g/n準拠、Draft IEEE802.11ac準拠
(Wi-Fi準拠、WPA/WPA2対応、WEP対応、AES対応、TKIP対応)
Bluetooth®ワイヤレステクノロジーVer4.0
刀
1000BASE-T / 100BASE-TX / 10BASE-T準拠、Wakeup on LAN機能対応
IEEE 802.11a / b / g / n準拠
Bluetooth v4.0+HS準拠
Z
11ac対応ワイヤレスLAN本体内蔵(IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠、Wi-Fi Direct™準拠)、インテル® WiDi対応
Bluetooth® テクノロジー本体内蔵(Ver.4.0)
有線インターフェイスを唯一搭載している刀は有線が必要な環境では有利な反面、次世代無線LAN規格のACには対応していない。
しかし、Bluetoothの高速規格HSには準拠しているので他2機種より優れている。
ホームネットワークを無線で構築する方はAC規格の速度が活かされるものの、通常のインターネットではn規格でも十分な速度が出るため、ここは好みで別れるところか。
インターフェース
KIRA

ヘッドホン出力(3.5mmΦステレオミニジャック)、マイク/オーディオ入力(3.5mmΦモノラルミニジャック)共用×1、USB3.0×3、HDMI出力端子×1 ブリッジメディアスロット
刀
USB3.0準拠×2(右側面×1)
(電源オフUSB充電機能付)、左側面×1)HDMI 出力端子 RJ-45×1 ダイレクト・メモリースロット
マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子
(φ3.5mmステレオ・ミニジャック)
Z
USB 3.0×2 (内1ポートはパワーオフUSB充電機能付き)HDMI出力端子×1 ステレオミニジャック×1
SDメモリーカード(SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード)スロット×1
バッテリー
KIRA
約14.0時間
刀
約12.1時間
Z
約10.3時間
バッテリー時間はKIRAが圧倒的に優秀であり、刀は重量が一番重い割にKIRAより少ない。
Zは少し短いものの、重量とバッテリー時間をうまく両立している。
重量
KIRA
約1.35kg
刀
約1.43kg
Z
約964g
重量は圧倒的にZが軽い。持ち運びが多い方はZ一択になりそう。しかし、他機種に比べ液晶の解像度が低く、トレードオフとして考えられるか、好みになりますね。
刀は14インチと大きく、かつ重量もあるため持ち運びにはあまり向いてないといえる。
カラー
KIRA
プレミアムシルバー
刀
サテンレッド
スパークリングブラック
Z
ストームブラック
ムーンシルバー(春モデル追加)
選択できるカラーはKIRAだけ選ぶことが出来ない。ほぼ黒かシルバーの二択になっている。男性なら黒に違和感なく馴染めるかもしれないが、女性には少し厳しいかもしれない。
この点では、レッドを用意している刀が優秀。
価格(キャンペーン等で変動します)
総評
各社のウルトラブックでタッチ対応モデルが出揃った。
Lavie ZのみIGZOパネルでのタッチパネルではなく、CPUもCore i5が上限、メモリ4GBと性能をかなり削っている分、重量が約964gと最軽量となっている。
Lavie ZのみIGZOパネルでのタッチパネルではなく、CPUもCore i5が上限、メモリ4GBと性能をかなり削っている分、重量が約964gと最軽量となっている。
反面刀はサイズと重量がもっとも大きく、持ち運びにやや不向きでありながら他2機種と性能差があまり無いのが痛い。
価格も高価で、直販でCore i7 SSD256GBにすると20万円近くになってしまう。かなり低価格化が進んだパソコン市場で20万円のパソコンは、正直あまり魅力的ではない。
それに対し価格と性能をバランスよくまとめたのがKIRAだ。
価格はCore i7 SSD256GBで他ソフトも付いて169,000円で購入できるのはお得感が高い。
Zにない高解像度タッチパネルとメモリ8GB、お手頃な値段を求めている方にはKIRAが魅力的に映るだろう。
また、タッチパネル無しのモデルもラインナップされており、タッチパネル有りのモデルよりも重量が軽くなっている。
とにかく軽いものが欲しいならZ、タッチパネルや性能を少し重視するならKIRA、高価でも大画面で全部入りがいいという方は刀という選び方になりそうだ。
これらを考慮し、今冬の「一番買い」な1台は・・・
1位 dynabook KIRA V834/W8K
2位 Lavie Z LZ650/SS
3位 LIFEBOOK UH90/M
今春はコスパが最も良いdynabook KIRAを一位にさせていただきました。
直販モデルでのCore i7 SSD256GBにしたモデルがコストパフォーマンスが高く、高解像度タッチパネルと長時間バッテリー駆動が魅力的だ。少し重たいが、パフォーマンスは申し分ない。
どうしてもこの重さに耐え難い、性能を犠牲にしても軽さを求めるという方はZという選択肢になる。
刀はデカイ重い高い割に性能が奮わないので3位とした。
以下のページから、それぞれの価格を比較し、KIRAのコストパフォーマンスの高さを確かめてみて欲しい。


