第28回2019最北フラワーマラソン | shootingstarのブログ

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北海道礼文町、礼文島で行われた最北フラワーマラソンに参加して来ました。

 

昨年の利尻島悠游覧人Gに参加した時に

前日の土曜日にお隣の礼文島でマラソンが開かれている事を知り、一年越しでの念願の参加です。

 

この礼文島のマラソンはなんと参加料無料なんです!

 

ただ土曜日開催という事で礼文島外からの参加では土曜日の早朝の稚内発のフェリーに乗る必要があります。

関東からでは金曜日の夜までに稚内入りをしなくてはならず最低でも金曜日の午後は仕事を休む必要がありますが日本最北の離島を走るためには万難を排して準備をし無事参加となりました。

※昨年参加した稚内マラソンが日本最北の地の宗谷岬をスタート地点とするため正確にはわずかに最北ではありませんがアクセス性では稚内から遥かに時間のかかった離島と考えるとここが最果てマラソンだろうと個人的には感じています。

 

ちなみに南というか最西では与那国島マラソンでしょうか・・・

 

稚内マラソンの時のゴールのランドマークで目指したホテル、

昨年9月には航空会社のついていた名称から何故か変わっていました??

チェックアウトする早朝5時半、窓の外は風雨が激しくフェリーターミナルまで傘が役に立ちませんでした(^^ゞ

 

無事に稚内午前6時20分発、礼文島香深港に8時15分着のフェリーに乗り込みました。

 

定刻より10分ほど遅れて香深港に到着、受付会場のピスカ21はフェリーターミナルの目の前で50mほどだったでしょうか。

 

開会式では礼文島在住の小中高生の参加が多く(距離が3km・5kmの参加が多いみたいです)私も礼文島の住民の一人になって参加させていただいている感じがとても良かったです。

大会スローガンは「今 最北のかぜになって」

花の浮島の最北フラワーマラソン

どれも心をくすぐる言葉です。

 

スタートは午前9時30分、ピスカ21の建物裏側の道路でした。

 

コースは海岸線を北上し折り返して戻ってくる単純なコースです。

礼文島は利尻島とは近いのに成り立ちが全く違うそうで、

利尻島が火山島なのに対して礼文島は隆起した島で

古くは大陸とつながっていたという事で礼文島の固有種も多く生態系

も違うという事です。

花の浮島ともいわれる理由は北アルプスでは2000m以上の地で見られる高山植物が礼文では海抜0mから見られるそうだからです。

 

何よりも利尻島はアップダウンが多かったのに対して今回の10km海岸線コースは坂が全くない、離島では初めての全くのフラットなコースでした。

ただ風だけは仕方がないのですが、、

南西からの風だったので島影に隠れて予想より穏やかで折り返してからの向かい風は一部の区間のやや強めだけで済みました。

 

海岸線なので景色は利尻島とはそれほど変わらない感じでしたが

ここ半年ほどでスピードがだいぶ衰えて10kmというのにフルマラソンと同じようなペースでしか走れなくて、、

これはこれで苦しまずに走れるので良いととらえる事にします(^^;

 

4km過ぎ折り返して来た先頭ランナーグループとすれ違いました。

 

 

潮騒ドーム前で折り返しです。

少し手前でゲストランナーの加納由理さんに抜かれていました(^^ゞ

↓折り返して来た白のウエアのランナーです

 

折り返してからは向かい風です。

 

左手に利尻島のシルエットが見えました。

写真では分かりにくいので線を入れました

 

折り返し地点でのGPSがやや短かったの事もあり、往路の景色から感じるゴールもかなり近いです。

 

カーブを曲がるとゴールが見えて来ました。

 

応援の中気持ちよくゴールできました。

いつもの10kmだと息も切れ切れですが・・今回は頑張りも足らずジョグの後とほとんど変わらず

 

3km・5km・10kmと左からゲートがあり10kmのゴールは右側でした。

 

タイムは40分55秒

チップ計測は無かったので手元の時計です。

 

GPSでは1kmほど短かったのでワースト記録という事になりますが

礼文島の島民の方達と走らせていただいた雰囲気がとても良かったです。これからはタイムを求めずに苦しくないマラソンでも良いかなと思えた大会でした。

 

後日、完走証明書を送っていただけました。

正式なタイムは40分52秒

順位は14位でした(6月15日追記)

 

 

帰りのフェリーまで2時間ほどあり、

礼文島の景色を見るために香深から2kmほどの桃岩展望台へ

 

 

新桃岩トンネル入り口を三叉路の左手に見て右側道路のほんの少し先からトレッキングコースに入れてそのままの道路で上るよりだいぶ近回りでした。

 

ゴールそのままの恰好、ゼッケンも付けたままロードの薄底シューズとむき出しの脚が気になる場面もありました。

ただ後でかゆくなったりかぶれたりすることはなかったです。

 

途中で距離の表示を見て、これは遠いかなと思いましたが

 

すぐに視界が開けて気持ちの良いトレイル路へ

 

駐車場からの遊歩道に入るとミヤマオダマキが傍らに咲いていました(^^)

 

展望台ももうすぐ

 

桃岩展望台へゴールからちょうど30分後に到着

少し速めの歩きで香深港から25分くらいでしょうか。

 

展望台は360度の視界なので風が大変強くゼッケンをつけた半袖シャツ1枚では少々寒かったのですが念のために持参してきたウインドブレーカーを着るのをためらってしまったほどの爽やかさでした。

 

帰りのフェリー時間までまだ1時間45分ほどあるのでもう少し先まで行けばよかったとフェリーターミナルに着いてから後悔しました。

丸印の辺りまで行けば花畑が見れたかも知れません。


 

10分ほど景色を見た後下り始めます。

 

下りは上っていた時に感じたよりも走れるトレイル路でした。

往復ですれ違った人はこの下りでの一般トレッカーのたった一人だけ、車で駐車場まで行く人がほとんどなのでしょう。

 

ゆっくり目のトレランで15分ほどでピスカ21に到着

短いながらも楽しめました。

 

いただいた「うすゆきの湯」入浴券で入浴しても良かったのですが、、

桃岩展望台へ行ったので時間が経ち混雑が予想されたのでやめました。

 

 

ピスカ21でゆっくりと着替えをしフェリーターミナルに向かいますが、

出航まで1時間以上前に到着し何もやる事もなくこの時に桃岩展望台からもう少し先まで行けば良かったと思った次第です。

 

帰りのフェリーは2等の甲板デッキで海風を感じて礼文島を後にします。

 

航路の途中で傘雲みたいなのに利尻島が覆われているのが見えました。

 

稚内には14時20分、定刻着でした。

フェリーターミナルから10分ほどのJR稚内駅

最果ての鉄路ですが

 

昔は北防波堤近くまで伸びていたそうです。

 

16時5分稚内駅1番乗り場から空港連絡バスに乗ります。

稚内マラソンで走ったコース、向かい風で苦しんだ記憶がよみがえります。

 

稚内から新千歳へのプロペラ機の窓から利尻富士だけが雲海からそびえているのが見られました。

 

新千歳から羽田へは

スターウォーズのC3POのラッピング機体でした!

国内線で乗られるとは思っていなかったのでうれしいです。

 

搭乗時の音楽も葉加瀬太郎さんのアナザースカイではなくスターウォーズのテーマが流れ、機内案内放送も吹き替え版C3POの音声で背後にはR2D2の機械ボイスも入っていました。

ただ降機時は通常の歌舞伎メイキングVで、これはこれでANAに乗った安堵感もありました。

 

礼文島の最北フラワーマラソン、

30回記念の再来年には山を走るコースも検討しているそうです。

これは是非ともまた出場したくなりました。

 

最後に稚内で見かけたキタキツネを