今シーズン2回目となるフルマラソンは宮崎県で行われた青島太平洋マラソンに参加して来ました。
何といっても、マラソン大会を走ったことのない時分からもアオタイという名前だけは聞いたことのある歴史あるマラソン大会で、宮崎市全体で歓迎をしていただいたという東京でいえばオリンピックみたいな大会でした。
コースは非常に広大な県の総合運動公園(南北方向だけでも2km近くありそうです)をスタート・ゴールとして前半は宮崎市街地~宮崎神宮、
後半の10kmは名前の通り青島まで行って帰って来るという南国情緒を満喫できるコースです。
天気予報は晴れとの事、、
関東よりだいぶ夜明けが遅く午前7時を過ぎてもまだ暗いなぁ、と思っていたら厚い雲に覆われていました
それでも寒くはなく、スタート位置へ並ぶ時は半袖シャツ1枚でも大丈夫な暖かさはさすが南国宮崎です。
スタートは午前9時、1万人規模の大会でしたがスタートライン通過は37秒後、
但し混雑は仕方がなくペースが上がってきたのは国道への坂を上がって広くなったところから
沿道は応援の方、ボランティアスタッフの方々多数で埋め尽くされていました。
9km手前、、全天に青空が広がって来ました
風はほぼ無風で12月なのにこの日差しの暑さは予想もしなかった事でした
10kmを45分57秒で通過
スタート時の混雑を考えればほぼ4分30秒/kmペースとまぁまぁです。
エイドは2~3km毎にあり、暑さ対策で全ての場所で給水をしましたが段々と4分30秒ペースを保つのが厳しくなってきました。
先週の萩マラソンの時から考えるとそれほど不調な感じではなかったのですが、、フルマラソンだけは走ってみてからでないとどうなるのか分からないというのは今回も思い知りました。
宮崎神宮、16kmの折り返しです、、
会場までは残り半分ですが、会場から更に先にある青島までの往復10kmを考えるとゴールが果てしなく遠くに感じられてきました。
ほとんど脚の余力がなくなってきて、これは会場までの32kmまでたどり着けるのか心配になってきました
橘通り3丁目、宮崎市のほぼ中心地ですがランナーを停止させずに走路を離島方式で移動横断させるとても画期的な方法に関心です
21km、中間地点(100m手前)を10時35分(1時間35分)で通過
ちなみに完走証記載の10km-20kmのラップは44分48秒とペースの落ち込みはありませんでしたが・・・
緩やかな丘を乗り越えて先まで見通せる28km地点、
やはり往路とは見える景色が違いますが、、しかし暑いです
エイドでは夏のレースのように水コップの水を身体にかけて冷やしました。
30kmを過ぎて会場が左手に見えてきましたが、まだまだゴールではありません
ここから青島まで往復10kmは今までのシティマラソンからコースの様相が変わります。
運動公園のひっそりとした裏側を通るという感じで、、ここまで張りつめていた心が切れたのか一気にペースダウンし5分台へ
青グラフがペースで会場の32kmから急にダウンしているのが分かります。
もはやたったの10kmとはいえ、今のよれよれの心と脚の状態では完走もおぼつかなくなってきました。
が、ここはリタイヤして歩かずゴールまでなんとしても辿り着きたいというランナーとしての意地の一心だけで脚を動かし続けています。
シーサイドへ出てサブスリーのペースメーカーとそれに食らいつく集団とすれ違います。
やはりここ終盤での格段の速さの差がまじまじと感じられ、、さらにペースは落ちることに。
折り返しの青島が見えてきましたが、感じるのは遠さだけ。
昨日観光してきた時に青島へ渡る弥生橋のたもとで37km表示の看板を発見していただけに実際の遠さもわかっていました。
折り返すと昨日、見た37kmの看板
ゴールまで5.195kmですが実際の目視の会場は距離以上の遠さを感じさせました。
シーサイドコースをふらふらになりながら運動公園内へ
41kmの看板を見て、まだそんなにあるのかと、、脚はもう10mも走れない状態です。
実際周辺のランナーでこの41km看板を見た瞬間に歩き出した人もいました。
やっとゴールゲートが見えるもペースは上がらずよれよれのままゴールです。
記録は3時間17分37秒
もう走らなくて良いんだと感じたゴールは久しぶりでした。
30kmー40kmが5分/kmペースより多少速かったのは32kmまではそこまで落ち込まなかったためで
会場の32kmからゴールまで、GPSでは5分/kmを超えていました
ただ、ゴール後にボランティアスタッフからフィニッシャータオルをかけていただき完走を讃えていただいた時は嬉しさがじんわりと出てきて宮崎を走って良かったと感じたひとときです!
ランナーエリアから出る時に完走補給食のマンゴージャムを挟んだメロンパンといろはすをいただき、会場を出る前にそのおいしさを噛みしめました。
参加賞のTシャツは他にはないピンク色!!
宮崎市全体の歓迎の心を感じられる明るい色です