スペイン〜フラメンコ〜

　フラメンコと言えば・・・

　　　　　伊勢志摩スペイン村の綺麗なお姉さんが踊るフラメンコショーしか見たことがなかった私

　　今回スペインのグラナダで見たフラメンコは

　　　　　　　　　　　漆喰で塗られた洞窟で行なわれる本物のジプシーの方が踊るフラメンコでした

ジプシーとは定住を嫌い、古くから他の民族との混血を好まない民族

　　　　　　　　　　　　　　　　(だからよく見ると

皆さん似た顔をしてると添乗員さんが教えてくれました)

主な職業は馬の売買人、占い師、鍛冶屋、細工物工などでしたが

　　　　泥棒や山賊、乞食も多く　ジプシーは社会からは嫌われ者の存在でした

　　　　　　　　　　そんな彼らはスペイン社会から定住を強いられたり、

　　　　　　　　　　　　　　　ジプシーの言葉を使うことを禁止されたりなどの迫害を受け続けました

　　　　　　 16世紀から18世紀の長きに渡り社会から虐げられてきた彼らの嘆きや叫びを

　　　　　　　　　　　　　　歌に表現するようになったのが フラメンコの起源です

　フラメンコにはジプシー達の悲しく苦しい思いが込められているのです

　　　　だからフラメンコは笑顔では踊らない、踊れないのです

　　　苦悩の表情で魂の叫びを込めた踊りは哀しくも力強く情熱がこもった踊りなのです

フラメンコは綺麗なお姉さんの情熱的な踊りというイメージを持っていた私は

フラメンコの起源に驚いたし、それを聞いてから見たフラメンコは今までとは全く違うものに見えました

←今回１番若かった踊り子さん

　フラメンコの重要な要素となっている歌(カンテ)は辛く厳しい生活を強いられてきたジプシー達の

　　　　　暮らし仕事の様子、その中で味わった喜怒哀楽など人生を物語っています

　　こちらの方は70才を超えているそうです、　凛とした立ち姿が本当に美しかったです

　　　　　　　　 ※ 他のダンサーさんの動画(デジカメ撮影)はfbに載せてます

ちなみにカスタネットはこの７０代ダンサーの方のみ使っていました

こちらはお店の入り口、、、まさか洞窟の入り口とは通りすがりの人は気付くまい (-ι_-)ﾌﾌ

踊り終えたダンサーの方々も出てきていました

少数民族である彼らが作り出したフラメンコ

　　　　本場で迫力ある本物のフラメンコを見たことは記憶に残るスペインの思い出となりました

お店の向かいにはライトアップされたお城が見えましたとさ

ちなみにウチの母…

　　　　　スペイン旅の間、フラメンコのことずっとフラミンゴって言ってた

　　本人があまりに堂々とフラミンゴ！と連呼するので誰も注意できなかったわ〜ヽ(；▽；)ノ

　　　　スペイン旅物語もう少し続きます、次は世界遺産 アルハンブラ宮殿です

　　　　　　　　　現在のアルハンブラ宮殿、まさかの日本と繋がりがあり驚きでした！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく♪

私のままにっき