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80年代の洋楽とか

80s洋楽が記事の中心です。それ以外はゲーム、日本の懐メロなど、興味があればなんでも取り上げます。

1982年のUKヒットセレクションから漏れた曲の中から、
USヒットを集めてCD1枚分に収めました。
前回説明したとおり、奇数回の今回は日本でもヒットした曲をご紹介します。

 

Harden My Heart / Quarterflash

「ミスティ・ハート」クォーターフラッシュ
 (新・日本の80s洋楽ヒット151)
全英49位/全米3位(年間13位)/オリコン39位

 

 

 

印象的なサックスで始まるこの曲。

当時はビデオがなかったので、まさかヴォーカルの女性(リンディ・ロス)が

サックスも吹いているとは想像すらしませんでした。

わかったのはYouTubeで動画を見てからです。

曲はマイナーサウンドと溶け込んだイントロのサックスが印象的で、

この出だしでヒットの半分ぐらい持って行ってる気がします。

日本でもヒットしてますのでご存じの方も多いでしょう。

マイナーチューンですし、イギリスでももう少し売れてもよさそうな気はします。

40位以内に入っていたらTOP40として露出が増えるので、

そうしたら変わっていたかもしれません。

 

5月に1巻が発売された『サイボーグ009』《オリジナル構成版》。

その2巻が到着しましたので、早速レビューしたいと思います。

前回も書きましたが、復刊ドットコムで直接注文しているため、

書店に並ぶよりも1週間程度早く読むことができるようです。

店頭発売は20日のようです。

 

まず、当初の告知から表紙が変更になっています。

これは先月Xでも載っていたのですが、

元のイメージはこうでした。

 

 

009と、0010(の片割れ)、0011、0013が操るロボット、

そして大ダコがデザインされていました。

サブタイトルの「暗殺者編/放浪編」で出てくる代表的な敵キャラが載っています。

しかし、最終形はこうなったようです。

 

 

009と敵の戦いで、1コマという一瞬で倒していく様が描かれています。

加速装置を使っているのでこういう戦いになるんですね。

このころは現代のようにコマ割りを大きくとることは

ほとんどないのですが(特に週刊連載)、

このコマは1ページで1コマ使って表現しています。

また次のページとの対比が見事なのですが、

これについては実際に手にとってご覧ください。

まあ《オリジナル構成版》は高いのでサンデーコミックスや文庫版、

なんなら電子書籍でも構いません(電子書籍は安いです)。

ちなみに「敵」と書きましたがこの黒ずくめの連中はブラックゴーストではなく、

コズミ博士を狙った別の組織です。

 

この2巻は、340ページという大ボリュームです。

Shotaro Worldでも存在しないページ数に加えて、紙に厚みがあります。

この分量のコミックスというのはなかなか見かけませんので、

初めて見たとき、本の厚さには圧倒されました。

中身としては今回はシンプルに「週刊少年キング」連載分のみ。

プレビューで紹介したように、ほかの単行本で掲載している

「別冊」に掲載された分はオミットされていますので、

放浪編はかなり短めになっています。

本当のことを言うと、今回の《オリジナル構成版》の中に、

「別冊」連載分や「高い城の男」は、掲載時期が同じなので入れるべきだと思うんですが、

そこは残念ながら、ということでしょうか。

 

今回、カラーページは前回と同じ5ページ。

そもそも1960年代の「009」はカラーページはほとんど表紙だけで、

今回も表紙のみとなっています。

5ページでも多いほうで、そこはちょっと残念ですかね。

ちなみに5ページのうち4色刷りは3ページですが(残りは2色刷り)、

どれも009の服の色は緑になっています。

 

1982年のUKヒットセレクションから漏れた曲の中から、

USヒットを集めてCD1枚分に収めました。

今回は2回目となります。

この特集では、紹介順が変則的で、

新たに「新・日本の洋楽ヒット」としてご紹介する曲は1回で1曲をご紹介し、

それ以外(オリコンチャートに入っていない、または入っているが既に紹介済みの曲)は

1回で3曲をまとめてご紹介します。

これを交互に繰り返していきます。

またこのため、仮想CDの収録順とは異なる順番で紹介していくことになるので、

実際の曲順はまとめのところでご紹介することにします。

ということで偶数回では3曲を一気にご紹介します。

 

Cool Night / Paul Davis

「クール・ナイト」ポール・デイヴィス

 (新・日本の80s洋楽ヒット036)
全米11位(年間52位)/オリコン94位

 

 

 

前回言い忘れていましたが、選曲基準の1つに、

音源を所有していることがあります。

いつものことなんですけど、実際に自分がCDを作成することを想定しているので、

音源は必要になります。

 

さてこの曲ですが、TOP10入りはしていないものの年間チャートでは健闘しています。

この1つのからくりとして、この年はTOP10ヒットの数が少なかったことがあります。

夏ごろまではゆったりとしたチャートアクションになっていました。

とはいえこの曲、いかにもポール・デイヴィスらしさを感じるAOR感満載の佳曲で、

だからアルバムから最初のシングルになったんでしょうけど、

日本でもちょうど映画「なんとなく、クリスタル」に彼の「アイ・ゴー・クレイジー」が

使われてヒットした影響もあり、この曲もオリコンチャート入りしています。

 

Open Arms / Journey

「オープン・アームズ(翼をひろげて)」ジャーニー

全米2位(年間34位)

 

 

 

ジャーニー最大のヒットで、惜しいところで1位を逃していますが、

その割には年間チャートの成績は今一つです。

ビルボードの年間チャートは長く入ったほうが成績が良くなる傾向があるので、

この曲は詳しくは知りませんが、ほかの曲に比べてチャートの動きが急だったんだと思います。

スティーヴ・ペリーが歌い上げる壮大なバラードで、

これは売れて当然といった感じではありますけど、

それにしてもアルバムから3枚目のシングルで連続TOP10入り、

しかも自己最高の2位というのですから大したものです。

 

Shake It Up / Cars

「シェイク・イット・アップ」カーズ

全米4位(年間23位)

 

 

 

今回の3曲は、いずれも全英チャートの75位以内には入っていません。

(ここで載せる全英チャート成績は75位以内としています)

この「シェイク・イット・アップ」は、

自分のブログでは初めて取り上げた気がします。

カーズというとクセのあるサウンドで、

アメリカンロック+ニューウェーブみたいなイメージですけど、

この曲はポップなサウンドで、それがこの4位という結果につながっているんでしょうね。

日本では当時あまり知名度がなく、それほど売れなかったと記憶しています。