いつもですと夏休みの時期は少しお休みしたりするんですけど、
今年は企画がたまっているので、通常運転で行きます。
ということで、1980年代のUKヒットをご紹介するシリーズは、
今回から新しい年、1980年に入ります。
当初は1983年を予定しており、ブログでもそんなニュアンスでお伝えしていたのですが、
1980年を先に発表したほうがしっくりきそうだったので、こうなりました。
今回も、UKでTOP10に入った曲から、
CD1枚サイズ(約80分)に収まるように厳選しました。
なお、今回も前回のUS1982年版と同様、
日本のオリコンチャートにランクインした曲、
「新・日本の80s洋楽ヒット」として新たにご紹介する曲は単独で、
それ以外は複数の曲をまとめて紹介します。
また曲順も想定しているCD収録順ではありません。
曲順についてはまとめの回でご紹介します。
では最初の曲です。
今回もかなり悩みましたが、この曲でスタートすることにしました。
The Winner Takes It All / ABBA
「ザ・ウィナー」ABBA
(新・日本の80s洋楽ヒット156)
全英1位(年間18位)/全米8位(年間23位:81年)/オリコン33位
アバの「ザ・ウィナー」です。
3回目にして初めて、1曲目が英国人ではありません。
最初の曲はインパクトがある曲と人というのは決めているのですが、
今回はイギリスの人ではその両方を備えた候補がなかった。
ABBAはもちろん、ヨーロッパ、そして日本でビッグネームですので、
その資格は十分にありますし、
彼らは80年代はこの年しか登場しないのも、トップに選んだ理由の1つです。
実はこの曲と、2曲目の曲、どちらを最初にするか悩みましたが、
結果的にこちらにしています。
イギリスでは8曲目のナンバー1。
3曲連続1位を2回達成するなど、無敵だったアバも、
この前の数曲は1位がなく、ベスト5はキープしていたものの
人気に陰りか? と思われましたが、この曲の1位で意地を見せました。
当時はまっさらな新曲で出たのも後押ししたでしょう。
(のちにアルバム『スーパー・トゥルーパー』に収録)
日本では33位。
20位以内に複数の曲を入れているこれまでの成績から考えると
物足りない感じはありますが、それでも50位以内はクリアしてきました。
なおこれが最後の50位入りとなっています。
そして、大ヒット連発のヨーロッパと比べると人気がなかったアメリカですが、
この曲に関してはTOP10入りしています。
なんとこれが(たったの)4曲目の、そして最後のTOP10ヒットになっています。
メロディアスなのとストレートな歌詞、
アグネタのエモーショナルな歌唱が受けたんでしょうか。
特に歌詞については、メンバー内カップルの破局が関係してそうですからね。
心に残ります。