1982年のUKヒットから厳選し、CD1枚分に収めました。
今回はその7曲目です。
6曲目までは、UKアーティストの曲で固めましたが、
アメリカのアーティストもたくさんヒットしています。
7曲目からは、USのアーティストが続きます。
ワム!の「ヤング・ガンズ」に続く7曲目は、こちらになります。
Mickey / Toni Basil
「ミッキー」トニー・ベイジル (新・日本の80s洋楽ヒット137)
全英2位(年間13位)/全米1位(年間36位:1983年)/オリコン88位
※タイトル、アーティスト表記は上のもののみ、当時のものとしています。
この曲は後年、日本でカヴァーが大ヒットしたのでご存じの方も多いでしょう。
アメリカ人の振付師であるトニー・バジルですが、
この曲が先にリリースされたのはイギリスで、
1982年の初めに最高2位という大ヒットを記録。
およそ半年後にアメリカでリリースされると、堂々No.1に立ちました。
ダンスのセンスを生かしたチアガールのいでたちで、
この曲といえばチア、というイメージがあるのはこのビデオ(とジャケット)のおかげでしょうね。
なお、この曲はUKオムニバスの"Now Yearbook"には未収録のため、
ほかの音源から持ってきています。
この曲自体は、イギリスのレイシーというバンドの "Kitty" をカヴァーしたものです。
男が女のことを歌っているのを、カヴァーで逆にしたわけですね。
ちなみにトニーがこの曲をカヴァーした時、39歳でした。
「ミッキー」はさらにカヴァーがあり、1999年にはイギリスでTOP10ヒットになっています。
(全英最高4位)
さらには、この人もいます。
アル・ヤンコヴィックのカヴァーは「リッキー」で、
これはTVドラマ「アイ・ラブ・ルーシー」をモチーフにしたパロディーで、
リッキーは主人公であるルーシーの旦那のことだそうです。
全米63位とチャートインしています。
最後に、5年ほど前のビデオがあったので、載せておきます。
これで75歳。この記事を書いている2024年1月現在では、御年80歳になります。
この曲を、CDのこの位置にしたのは、景気づけですね。
アメリカ編の幕開けということで、派手に行きました。
UKアーティストを前に入れるというこだわりがなければ、もっと前のほうに入れたでしょう。
それぐらい勢いがつく曲です。