1984年のUKヒットを、CDサイズにしてご紹介しています。
今回は3枚目の2回目。6-10曲目をご紹介します。
カッコ内は最高順位です。
3枚目と言えども全米ヒットが多いですが、今回はその割合は少ないです。
6. Love Kills / Freddie Mercury (#10)
フレディ・マーキュリーの初のソロ・シングルで、
当初の邦題は、同名の映画のタイトルと同じ「メトロポリス」でした。
古い映画を発掘して後悔したわけですが、
ジョルジオ・モロダーが絡んだこともあってダンサブルなサウンドに。
個人的には面白い曲だと思いますが、世間の評価はどうだったんでしょうか。
全米最高69位。
7. Somebody's Watching Me / Rockwell (#6)
マイケル・ジャクソンの関連曲としてこの曲が思い浮かぶような人は、
濃い80sファンとして仲間だと思いたいです(笑)。
空前の大ヒットとなった「スリラー」の直後に、
マイケル・ジャクソンが参加したという理由がヒットの要因だったでしょう。
クレジットがなくても、サビの声を聴けば一目(一聴?)瞭然です。
全米2位、日本でもチャートインしています。
8. Down On The Street / Shakatak (#9)
イギリスでは「ナイト・バーズ」に続くTOP10ヒット。
日本では人気はあったものの、
あまりヒット曲とは無縁に思えるシャカタクですが、
実際はこの時期、イギリスでコンスタントにヒットを飛ばしていました。
こういうしゃれたセンスのある、いわゆるフュージョン(ジャズファンク)な曲も
流行るあたりがイギリスの面白いところです。
9. Wood Beez (Pray Like Aretha Franklin) / Scritti Politti (#10)
スクリッティ・ポリッティの初のTOP40ヒットで、
いきなりTOP10入りとなりました。
この時期イギリスに多くいたバンドの一形態でしょうが、
タイトルからも想像されるとおり、ヴォーカルスタイルは違うものの
割とソウル系統のサウンドだと思います。
アメリカでは91位とかろうじてながらチャートイン。
10. Shout To The Top / Style Council (#7)
ポール・ウェラーのソウルフルなシャウトがさえる曲で、
順位以上の存在感がある曲だと思います。
佐野元春の「Young Bloods」はところどころこの曲に似ており、
影響を受けているのは確かでしょう。