Now, That's What I Call Music II (Disc2, Part-2) | 80年代の洋楽とか

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UKヒットコンピレーションシリーズ、「NOW2」をご紹介しています。

最終回となる今回は、2枚目の後半、LPでいうD面にあたる7曲をご紹介します。

今回の写真は、LPのジャケット裏面です。

 

それにしても不思議なのが、1作目kと2作目のリリース間隔です。

軌道に乗ってからであればともかく、

1作目からわずか4ヶ月で2作目を出すというのが非常に意外なんですが、

売れればそうする、という既定路線だったんでしょうかね。
 
では曲をご紹介します。
 
1 David Bowie / Modern Love
2 Culture Club / It's A Miracle
3 Rolling Stones / Undercover Of The Night
4 Big Country / Wonderland
5 Slade / Run Runaway
6 Duran Duran / New Moon On Monday
7 Paul McCartney / Pipes Of Peace ★
 
ここがすごいのが、最終面にしれっと大物がいることなんです。
デヴィッド・ボウイ、ローリング・ストーンズ、ポール・マッカートニー。
まじかよ、と言いたくなるメンバー構成です。
ボウイは、「NOW1」に入っていてもおかしくない、
No.1ソングの「レッツ・ダンス」が入らなかったのに、
ここで登場するというのは何かあったんでしょうか。
カルチャー・クラブ・デュラン・デュランも顔を揃えており、最終面は強力な布陣です。、
この面の全英No.1は、ポール御大の「パイプス・オブ・ピース」です。
バグパイプっぽい音が入るとイギリスではがぜん強くなりますねー。
 
ではこの中から適当に。
 

Culture Club / It's A Miracle

イギリスでは「いつも二人で」の、アメリカでは「ミス・ミー」の次に出たシングルで、

イギリスでは最高4位、アメリカでは13位を記録。

相変わらずの上質なポップスで、彼らの好調さがうかがえます。

 

Slade / Run Runaway

この曲、めちゃくちゃ懐かしい。

スレイドというと、イギリスで70年代に大ヒットを連発したバンドですが、

80年代に入ってもそこそこのヒットは出していました。
それが、前年の1983年に渋い「マイ・オー・マイ」が全英2位という久しぶりのビッグヒットになり、
続くこの曲も7位とTOP10入りを果たしました。
彼ら最後のTOP10ヒットであるこの曲は、彼ら初の全米TOP40ヒットとなっています(最高20位)。
これは、彼らの「カモン・フィール・ザ・ノイズ」の、
クワイエット・ライオットによるカヴァーがヒットした影響があったと思われます。

 

Paul McCartney / Pipes Of Peace

 

ポール・マッカートニー、ソロ名義としては唯一の全英No.1ヒット。

そもそもポールのソロ名義はほぼ80年代以降で、

名前は「エボニー・アンド・アイボリー」や「マージー川のフェリーボート」(チャリティソング)など

何曲かで見かけますが、完全なソロ名義のNo.1はこれだけです。

歌詞は正直よく知らないのですが、
タイトルとこのPVで、平和をうたっているのは明らかでしょう。
題材に取り上げられているのは第1次世界大戦中の「クリスマス休戦」と呼ばれる逸話で、
サッカーをやったというのも有名な話です。
こういうのが1位になったのは、年末ゆえだったのかもしれませんけど
(当然それに合わせてのリリースだったと思われます)、
こういう曲がヒットするのは単純にうれしいです。
 

ということで、「NOW2」のご紹介でした。

もちろん、これで終わりではないですよ。

次回、「NOW3」に続きます。