1歳馬馴致で気づかされること!忘れてない?(馴致編) | JRA厩務員になるには?|馬の学校 比較(毎日更新中ブログ紹介)

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国内最大級の馬の学校 東関東馬事専門学院/東関東馬事高等学院を運営する馬事学院(通称:バジガク)のブログです。Twitter @bajigakuin

 

今日の1歳ちゃんと学生たちのお勉強テーマは?


ハミの装着と騎乗訓練!!!

昨日も2頭の1歳たちがチャレンジしていましたね!


馬も性格があり、個性がある。 

と言うことは、お勉強も苦手な子もいます


苦手といっても、馬の場合は理解ができない事による

「不安」や「恐怖」で行えない、

または受け入れないことが大半です。



東関東馬事の1歳馬たちが、鞍をつけるようになって数週間


馬は腹帯をつけられるとき、

「腹」を締め付けられる感覚と圧迫感を感じています


それでも、じっと我慢する馬もいれば・・・・・・しない馬もいます

だから扱う人間は、馬の動きに敏速に
対応するために心構えと準備が常に必要なんですね。


入学当初から馬の取り扱いで教えられる

声をかける

馬の動きを感じること

などなど、沢山先生たちに教えられましたよね!
みなさん、覚えてますか?


それから日常から言われる

馬の後ろに立たない
とか
馬と馬の立ち位置を離すなども言われてますよね

なぜ?言われるのか?






それは、もちろん!
危険を回避するために

必要だから!!です



たとえば、馬の腹帯を締めるにも・・・・


大橋くん、腹帯ばっかに
気がいってて馬のこと見えてますか?

馬は一刻、一刻と表情や態度など変化してますよ
(°д°;)気付け~

ホラ、ホラ、大橋くん

そんな休めの体制で腹帯をしめてたら・・・・・・・



スッツ!

ぱぁぁ~~んん!!!!

馬のキックが、太ももに

クリーンヒット!!



蹴られれば
痛いですよね
o(;△;)o


だから、立ち位置や動きに注意をしなさい!

言ってるでしょう


特に1歳のこの子たちは、体が成馬よりも
柔らかくて、後ろ肢の蹴る範囲がメチャ、広い( ̄▽+ ̄*)だぞ


前肢の横までも範囲内なんだから

ボケッとしてたら蹴られるのは必然だ!


ひょい!
っと、よける位の準備をするんだ



わかったかな、大橋くん?!
普段からの習慣だよ


数週間、重ねてきた腹ばい時だって、
もう、できるって「慣れ」からくる気の緩みは禁物だ(`×´)


ぜんぜん平気ぃ~


なんて思わせておいて、油断させてからの

急、発射!!!

びゅぅ~ん!



落着いて~~~


馬も日々学んでますが、良いことも悪いことも
学ぶんです。

だから、人間がいざ!と言うときに
確実にすばやく対応してあげることが必要
とされるんですね。


コレもまた、日々の習慣です



さあ、背にのせたら歩くこう


よくできているときは愛撫して、
馬の緊張をほぐしてね



馬たちも、人を背にのせて歩くことで
自分だけでない人間を乗せた時の
バランスを学んだり

背に重みをかけられることで
腹筋や背筋を養います




でも、背に重みを感じるといっても・・・・・・


せ~のぉ!




よっこらっせ!



んんんんんんんんんんんんぅううううううう
コ・ノ・ヒ・トォオオオオ~~~~オ

重ぉ~~~いよぉ!!



と、急発射しちゃいましたね( ̄▽+ ̄*)


でも、大橋くん、バランス
すばやくバランス整えたので(‐^▽^‐)


ピタッ


カフェドフレール2013牝:
ふぅうう~~~~~~~~ 
ワタシ耐えたワヨぉ


馬が暴れたとき、あわてて行動ではなく
落着いてバランスをとる!


コレも普段から気をつけて練習してきた
成果が習慣となってることですね

急発射したときも前の馬は間隔をあけて止まっていたので
もらい暴れをすることも無かったですね。


高校生も参加する事になった1歳馬馴致では
気づかされたのでは?


今まで経験豊かな成馬の乗用馬で慣れてしまって
入学当初に教わった、沢山の大切なこと
忘れてしまっていませんか?


人馬の安全のために
覚えた沢山のルール

今こそ!使うために学んだんですよね

そして、習慣にしてこそ
いざ!と言うときに使える技術なんですよね


まだまだ、1歳馬の馴致は続きます
人馬の安全に気をつけてがんばりましょう!!

2014年9月28日の
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