商社の面白いところは、

 

特定のモノを持たないが故に、業態を変化させられること

 

かなと思います。

 

以前、

 

【初心者でもわかる】総合商社のビジネスモデルとは?

でご紹介したとおり、商社は基本的に自分達で何も持っていません。

言い方変えれば、すべてチョイ乗り。

これは専門性に欠けるという欠点でもあります。

 

が、同時に、何にでもなれるのです!ひらめき電球

 

めまぐるしく変化する時代に、1つのモノに固執し続けるビジネスモデルは

なかなか厳しいものがあるなと思います。

 

たとえば自動車メーカー。

自動車分野はAI、自動運転、コネクテッド化などが進み、

もはや自動車に求められる機能は単なる移動手段だけではありません。

人々の価値感がハードウェアからソフトウェアに移行しつつある今、

自動車業界は、従来の製造業ではなくなってきています。

 

たとえば電機メーカー。

東芝、ソニー、パナソニックなど、

日本の得意な製造業で多くの企業が、数年のうちにTV、携帯、

オーディオ機器などからの撤退・倒産・売却を余儀なくされました。

代わりに、GoogleやAppleなどのIT大手が台頭しています。

 

少なくとも、私が就活していた頃は、これら日系メーカーの未来は明るいと

思われていました。

この数年でがらっと変わりましたね。。。

 

 

このように、

「あ、このビジネスやばいかも!真顔」って思えば

売却してしまえばいいし、

「これ次くるんじゃね!?デレデレ」と思えば投資すればいいし。

 

実際、私が入社してから毎年のように組織再編があり、

取り潰しになった部署もあれば、新設された部署もありました。

 

時代の変化に合わせて、業態を何にでも自由に変化させられる

のは、総合商社の強みの1つかと思います。