山口県の旅~ ... 

名所・旧跡巡りの107ヶ所目は萩市の「恵美須ヶ鼻造船所跡」です。

 

 

萩市観光協会公式サイト「HAGI」より...

 

嘉永6年(1853)、幕府は各藩の軍備・海防力の強化を目的に大船建造を解禁し、のちに萩藩に対しても大船の建造を要請しました。

 

安政3年(1856)、萩藩は洋式造船技術と運転技術習得のため、幕府が西洋式帆船の君沢型(スクーナー船)を製造した伊豆戸田村に船大工棟梁の尾崎小右衛門を派遣します。

 

尾崎は戸田村でスクーナー船建造にあたった高崎伝蔵らとともに萩に帰り、近海を視察、萩市小畑浦の恵美須ヶ鼻に軍艦製造所を建設することを決定しました。

ロシア式の技術を移入し、同年12月には萩藩最初の西洋式木造帆船「丙辰丸(へいしんまる)」(全長25m、排水量47t、スクーナー船)が進水しました。

 

その後、長崎経由でオランダ式の技術を移入し、万延元年(1860)には2隻目の西洋式木造帆船「庚申丸(こうしんまる)」(全長43m)が進水しました。丙辰丸建造には大板山たたらの鉄が使用されたことが確認されています。


2つの異なる造船術が一つの造船所で確認できる唯一の造船所として貴重な遺跡であり、現在も当時の規模のままの石造堤防が残っています。
【国指定史跡】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵的に石垣以外この石塔しか目立たないので少し寂しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー 動画 ー