山口県の旅~ ... 

滝・渓谷巡りの渓谷17ヶ所目は萩市の「長門峡」です。

 

 

萩市観光協会公式サイト「HAGI」より...

 

長門峡は、大正12年(1923)に国指定の名勝となった景勝地で、萩市から山口市にまたがる総延長約12㎞の阿武川沿いの美しい渓谷です。

 

「長門峡」という名称は、萩出身の日本画家であり地質学者の高島北海により命名されました。


奇岩や滝、深淵など、美しい渓谷が印象的で、春はヤマザクラ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々に変化する自然は見るものの心を癒してくれます。


なかでも秋の紅葉は有名で、11月上旬から中旬にかけて色鮮やかな紅葉が水面も赤く染め、渓谷が1年で最も美しい季節に変化します。

竜宮淵(萩市川上)から道の駅「長門峡」(山口市)へ約5.1㎞の遊歩道があり、美しい渓谷をゆっくりと散策できます。

大正12年(1923)、国の史蹟名勝天然紀念物保存法によって「名勝 長門峡」に指定され、昭和36年(1961)には、山口県の県立自然公園1種に指定されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実はこの橋を渡って渓谷美を満喫するはずだったのですが、時すでに遅く、入口の紅葉以外の枯山水状態に意気消沈して散策は諦めました。いつかまたの機会に...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「萩反射炉」

 

萩市観光協会公式サイト「HAGI」より...

 

反射炉は、西洋で開発された金属溶解炉です。江戸時代末期、萩藩は外国からの脅威に備え軍事力の強化をはかるために、鉄製大砲の鋳造に必要な反射炉の導入を試みました。


安政2年(1855)、反射炉の操業に成功していた佐賀藩に藩士を派遣し、鉄製大砲の鋳造法伝授を申し入れますが、拒絶され、反射炉のスケッチのみを許されます。このスケッチをもとに萩反射炉を建設しました。

現在残っている遺構は煙突にあたる部分で、高さ10.5mの安山岩積み(上方一部レンガ積み)です。オランダの原書によると、反射炉の高さは16mですから、約7割程度の規模のものになります。


また、萩藩の記録で確認できるのは、安政3年(1856)の一時期に試験的に操業され金属の溶解実験が行われたということだけであることから、萩反射炉は試作的に築造されたと考えられています。西洋の科学技術への試行錯誤を象徴している遺構です。

反射炉の遺構は、萩のほか韮山(静岡県)と旧集成館(鹿児島県)にあるだけで、わが国の産業技術史上たいへん貴重な遺跡です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名所・旧跡巡りの99ヶ所目。

 

 

ー 動画 萩反射炉 ー