一週間出張に行っていた間に庭は一番賑やかな様子になっていました。

 

(^O^)/

 

今度戻ってくるのはまた一週間後ですが、さてどうなっておりますやら...。

 

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ということで、映画鑑賞の30作品目は「ムーンライト」です。

 

主演:トレバンテ・ローズ 共演:アンドレ・ホランド

 

監督:バリー・ジェンキンス

 

 

ちょっと感想が思い浮かばない映画、と言いますか感想をうまく表現できないということなのかな。面白いとか感動したとか楽しかったとか心に染みるとか、どんな言葉もしっくりしない...そんな不思議な感じの映画です。

 

物語はシャロンの成長に沿って三つの章に区切って展開されていきます。

 

1章は「リトル」。黒人少年のシャロンは背も低く皆にいじめられている。ある日逃げ込んだ廃屋でフアンという麻薬売人に助けられる。

 

心を閉ざしているシャロンに優しく接するフアンと彼女のテレサ。ファンはシャロンを母親の所に連れて行くが、母親はフアンの売る麻薬の中毒者だった。それでも学校ではケビンという親友ができた。

 

2章は「シャロン」というタイトルで高校生になったシャロンを描いています。ある夜ケビンと海岸で話すうち特別な感情にとらわれるシャロン。そして一線を越えた関係になります。

 

母親は麻薬中毒で売春にも手を染めてしまいます。心の行き場をなくすシャロンだが相変わらず学校でもいじめられています。ある日悪童たちがケビンにシャロンを殴り倒せと命令します。

 

仕方なく殴るケビン、そして起き上がるシャロン。「もう起き上がるな」と叫ぶケビンだが業を煮やした悪童たちが集団でシャロンを袋叩きにします。気弱なシャロンだったがこの時は気持ちが切れて悪童のリーダーを椅子で殴り倒し逮捕されてしまいます。

 

3章は「ブラック」というタイトル。刑期も終えて麻薬の密売人として成り上がったシャロンはケビンに会いにいくのだが...。

 

海岸でフアンがシャロンに話した老婆の言葉「月明りに照らされていると黒人の子供が青く見える」がこの映画の核心かなとは思われますがその意味が今一つはっきりしません。「周りに運命を決めさせるな、自分で道(色)を見つけろ」ということなのか?。

 

第89回アカデミー賞で作品賞ほか、脚色賞、助演男優賞の3部門などを受賞した作品だけに評価は高いようです。

 

「映画を楽しんだ」というよりどこか心の片隅に何かが残るようなそんな映画ですね。