シニアの奇行対策とは | エンディングノートの書き方

シニアの奇行対策とは

超高齢社会となり、新聞やニュースには必ずと言っていいほど、シニアに関する記事が出ています。

 

シニアになると、人生経験が豊富で時間とお金があって、優雅に暮らしているイメージですが、今やそのような方の方が少数派なのかもしれません。

 

時間が有り余る程あっても、老後資金が足りなかったり、趣味や生きがいを持てる等人生を充実する方法や術がないと、案外転落していくものです。

 

特に男性は社会人時代からの肩書もなくなり、タダの人となるとタガが外れやすくなります。

 

女性も子育てが終わり、仕事も終わると、これもまたタガが外れやすくなります。

 

シニアでタガが外れるとどうなるでしょうか。

 

それは、奇行に走ってしまいがちとなります。

 

同居の家族がいれば、異変にも気が付くでしょう。

 

単身者の場合は、誰も注意する人がいないので、厄介です。

 

シニアの奇行の例としては、

 

1.大声を出して、怒鳴りつける

 

お店での対応や他人とのちょっとしたトラブルで、ブチ切れて、感情を丸出しします。

 

2.異性に好意を示す

 

配偶者がいてもいなくても、行先で出会った人に声をかけ、手紙やプレゼントを渡したり、好意があることを相手に告げたりします。

 

相手方は、突然のことで、戸惑い、恐怖を感じる方もいます。

 

3.同じことを何度も繰り返して言う

 

初めは話を聞いていても、何度も聞いているうちに、嫌になってしまいます。

 

それを注意すると、ブチ切れる方もいますので、頷きながらもさりげなく逃げましょう。

 

4.徘徊

 

散歩していて、自分の家がどこかわからなくなってしまいます。

 

体は元気なので、どこまでも歩いて行ってしまいますので、行方不明となり、家族は大変な想いをします。

 

5.運転

 

シニアの交通事故は通常ではあり得ないことが起こります。

 

高速道路の逆走やアクセルとブレーキの踏み間違いは本当に多いです。

 

事故につながりますので、大変危険です。

 

以上のように見ると、事件や事故を巻き起こす可能性があります。

 

本人には自覚がなくても、認知症等の症状が出ていることもあります。

 

そのため余計にセーブが効かない状態となります。

 

ブレーキのない車に乗っているようなもので暴走が止まりません。

 

かつて「暴走老人」という言葉が流行しましたが、それが奇行となってたくさんの方に迷惑をかける結果となります。

 

奇行対策としては、

 

1.健康管理に気を付ける

 

健康寿命を伸ばせるように少しずつでも軽い運動をしてみることです。

 

歩くことで、脳が活性化されますので、散歩もおすすめです。

 

2.趣味や習い事等を始める

 

楽しめることや集中できることを持ちましょう。

 

サークルなどに入れば、会話も増え、知り合いも増えます。

 

それが生きがいとなり、これもまた脳が活性化されます。

 

3.旅行に行く

 

旅に出れば、いつもとは違う景色を見ることができます。

 

体が元気であれば、小旅行でもいいので、出かけてみることです。

以上です。

 

要するに自分自身が充実できる時間を持てるように心掛けてください。

 

そして、積極的にコミュニケーションを取るようにしてください。

 

そのように過ごすことで、奇行はなくなるはずです。