経歴詐称した人の末路とは | エンディングノートの書き方

経歴詐称した人の末路とは

人には歴史があります。

 

その歴史のことを経歴と言います。

 

ここでいう経歴とは、その人の過去の学業や仕事や地位等の歴史のことです。

 

つまりは、学歴や職歴、資格、賞罰といったような履歴書に書く内容と言えば、わかりやすいでしょうか。

 

自分自身の経歴については詳しいことは本人しかわかりません。

 

ですから、その経歴を誤魔化す人も出てくるわけです。

 

最近でもニュース等で経歴を詐称した人のことが報じられています。

 

真実は一つですから、経歴が本当であれば、証明すればいいだけです。

 

もしも経歴が違うのであれば、潔く身を引くのが筋です。

 

経歴を詐称するということは詐欺です。

 

責任を取るのは当たり前のことです。

 

人生においては経歴が重要視される場面があります。

 

1.就職または転職

 

就職や転職活動を行う際は、必ず、履歴書を提出します。

 

その内容に偽りがあれば、採用されたとしても、解雇されます。


転職者で、職歴を偽って解雇されることもあります。

 

アルバイトやパートの場合は、仮にバレたとしても、即解雇となるかどうかは、雇用主側の判断となります。

 

2.結婚

 

結婚するときは、相手方の家族に対して、履歴書を提出するケースは少なくても、簡単なプロフィールで経歴を紹介する文書を提出することもあります。

 

そのときに、経歴を詐称すると、結婚前なら婚約解消となり、破談となるでしょう。

 

結婚後の場合は、相手方やその親族から信用を失えば、婚姻関係を継続するのは難しくなります。

 

当然の如く、離婚へと繋がります。

 

3.政治活動

 

政治家をめざして、議員や首長等の各選挙に立候補するのは、いいことです。

 

でも、何が何でも当選したいがために、経歴を詐称してしまう人もいます。

 

それがバレて公になると、辞職することになります。

 

経歴詐称は詐欺であり、政治家なら、公職選挙法違反となります。

 

選挙民を騙したことになるのですから、二度と政治家になることはできなくなります。

 

4.有名人

 

メディアに露出する芸能人やコンサルタント等も経歴を詐称する人がいます。

 

有名になりたい気持ちはわかりますが、自分をよく見せようとするのは大間違いです。

 

経歴詐称がバレると、失職あるいは仕事がなくなりますので、表舞台には二度と出れなくなります。

 

以上です。

 

このように重要な場面で経歴を詐称しても失うものが大きくなります。

 

具体的に経歴を詐称するポイントを見ていきます。

 

1.学歴

 

よくあるのは、高卒なのに大卒だと言う人です。

 

有名な大学を出ているのだと、会社案内やホームページに掲載する等、会社の社長に見られます。

 

従業員や就職希望者によく見せたいという気持ちで行うのですが、バレると立場を失います。

 

逆に大学を卒業しているのに、高卒の採用試験を受けて採用されたものの、そのことがバレて解雇されたケースもありました。
 

学歴を証明するのは、卒業証書と卒業証明書です。

 

2.職歴

 

職歴を詐称するのは、以前、大企業に勤めていた等を履歴書に記入するケースです。

職歴を証明するのは、職歴証明書です。

 

以前の勤務先に依頼すれば、交付してもらえます。

 

なお、許可申請において、役員等の経歴書を提出するケースもあります。

 

その経歴書を偽ると書類偽造になり、許可も下りなくなりますので、要注意です。

 

3.資格

 

資格を詐称するのは、○○士や○○検定等、保有していない資格を記入することです。

 

持ってもいない資格を持っているというと、信用を失います。

 

資格を証明する書類は、合格証書や登録証等です。

 

4.賞罰

 

賞に関しては、表彰されたこともないのに、表彰されたことを記載することです。

 

罰は、主に犯罪歴ですが、通常は自分から申し出ることはありません。

 

以上です。

 

経歴を詐称することは、張子の虎のようなものです。

 

自分を大きく見せているだけで、ちょっと突かれるだけで、すぐに割れてしまいます。

 

そのような手口が通用するほど、世の中甘くありません。

 

自分をよく見せるためには、地道ながらもスキルアップが欠かせません。

 

その努力を忘れてしまったのです。

 

くれぐれも経歴を詐称するような愚かな行為は行わないように気をつけてください。