平塚と家康の縁 | 湘南の若旦那ブログ

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湘南平塚の海岸近くの住宅街にひっそりと佇む一軒家の日本料理店

の三代目です。平塚市の名物「湘南ひらつか七夕まつり」にちなみ、

竹にこだわったおもてなしを心がけています。



竹の趣ある完全個室で京都仕込みの懐石料理をご堪能ください。

徳川家康と平塚の縁

 

といっても地元の人であれば思い浮かぶかもしれませんが、すごいメジャーなネタではないので一般的にはあまり知らないかもしれません。地元の若者ももしかしたら知らないということもあり得るかもしれません。以下は、ご存知の方にはあまり面白く内容かもしれませんので、あまり深く追求しないで下さい。

 

平塚には家康の鷹狩御殿がありました。その当時の名残で中原御殿という地名もあります。

 

ちょうど駿府城と江戸城の中間ぐらいということで、この地で休憩と鷹狩をされたらしいです。そんな家康と平塚の縁を食を通して伝えるため、地元ケーブルテレビで特集を組むことになりました。

 

企画から撮影まで平塚の飲食業のボスである水嶋さんが担当します。飲食店の組合の会長をしている方です。

 

当時の家康が食べていたであろう献立を作成し、水嶋さんの監修で当店が調理しました。

 

徳川家康弁当

 

①家康が好んだ天ぷら:鯛はたいでも甘鯛が好みだったのではということですが、予算の関係で鯛の天ぷらにしました

②アジの酢の物:当時の平塚では成瀬酢というお酢が名産であり、この酢を気に入った家康は将軍への献上品としたみたいです。地元の漁港では青背の魚が有名ということで、代表としてアジを使用しました。

③鴨肉:鷹狩として鴨肉を食していただろうとのことから

④茄子味噌和え:一富士三鷹三茄子という言葉の茄子は三保の折戸茄子らしいのです。家康が好んだ茄子を三河の八丁味噌で和えるという内容です。実際には地元の長なすと神奈川県津久井の赤味噌を使用しています。

⑤とろろ

⑥イワシとアサリの佃煮

⑦五目飯:根菜を使用した寿司飯

⑧麦飯:家康といったら麦飯ですね。

⑨かくや和え:岩下かくやにちなんだ、たくあんを刻んだもの

 

平塚で家康が食していたというよりも、家康が好んでいただろうという食事内容です。機会があればイベントで振る舞いたいとの希望から、食材は地元で調達しやすいものにしました。

 

観光協会会長と博物館学芸員の方に試食をいただきました。

 

このお弁当を販売することについては課題が大きいですが、地元のディープな魅力を知ってもらうことは重視重要です。

 

地域活性化のきっかけに繋がればと願っています。

 

Written by 湘南の若旦那@竹万

http://takeman.co.jp