コロナに負けない!クラウドファンディングを振り返って | 湘南の若旦那ブログ

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湘南平塚の海岸近くの住宅街にひっそりと佇む一軒家の日本料理店

の三代目です。平塚市の名物「湘南ひらつか七夕まつり」にちなみ、

竹にこだわったおもてなしを心がけています。



竹の趣ある完全個室で京都仕込みの懐石料理をご堪能ください。

平塚市内の飲食店を応援するクラウドファンディンを5月1日から30日(チラシは31日になっていますが掲載ミスです)まで CAMPFIRE<https://camp-fire.jp/projects/view/266227>にて実施しました。

 

プロジェクト名は「ALLひらつか!飲食店サポータープロジェクト」、略して「ひらサポ」

 

まずは・・・およそ1ヶ月間のクラウドファンディングの結果

 

総支援額:18,742,100
・食事券付きリターン:14,030,100円
・全体への支援(食事券なし):4,712,000円
支援者数:1103名と団体

 

クラウドファンディングサイト上では16,227,100円でしたが市内企業から経理上、銀行振り込みで支援したいと言う依頼があり、支援額大幅に異なっています。

 

とにかく目標700万円を大きく上回ることができました!

 

ご支援頂いた皆様、関係者の皆様に本当に感謝でしかございません!ありがとうございます。

 

 

私は、実行委員会の副実行委員長という立ち位置ですが、飲食店経営者として新型コロナに苦しむ飲食店を代表しているつもりで、実質的な責任者という気概でプロジェクトに臨んでいました。このブログではこれから数回に分けて、その時その時の出来事を紹介していきます。滅多にない経験を記録するための忘備録とし、さらには、これから同じような状況の方への少しでも参考になればと思っています。

 

さて…

 

この成功の要因はどこにあったのか私なりに分析をしてみると下記の2つにあると考えています。

 

 

①トップの決断

「ひらサポ」は平塚商工会議所を中心にした実行委員会です。実行委員長は商工会議所会頭にお願いしています。

 

クラウドファンディングをスタートさせるために大きな壁が「予算」です。クラウドファンディングの手数料、印刷代、広報などなど必要な経費をどこから予算を捻出するのか…

 

ひらサポは、平塚市が事業者向け新型コロナ対策補助の一環として予算組みをして頂いたことがプロジェクト推進の大きな支えになっていました。

 

後ほど詳細を記載しますが、平塚市も予算を組むことに最初は腰が重かったのが事実…それを動かしたのが、平塚商工会議所会頭から平塚市長へのトップダウンで市内事業者への支援を提案したことでした。

 

平時はボトムアップ型の組織が望ましいかと思われます。しかし、緊急事態では次元が全く異なってきます。新型コロナに苦しんでいる飲食店としては、悠長な時間は全くありませんでしたので、行政の予算執行に通常通りの段取りを組んでいたのであれば大変な事態になっていたかもしれません。実際の確約を数日で実現できたことは、トップの決断があったからだと大きく感じています。

 

どんな組織であれ、トップは緊急事態という自身の資質を大きく左右する場面で、しっかりとした舵取りができなければならない人財でなければならないことが身に染みた瞬間でした。

 

②いいものは真似する

「ひらサポ」はプロジェクトが立ち上がってから非常に短期間で開始した、というよりも開始せざるを得なかったというのが事実です。予算が確定してから、プロジェクトが開始されるまで2日間ぐらいでした。

 

自分の店のためだけのクラウドファンディングであれば短期間でも問題は全くありません。しかし、市内の飲食店全体が対象になるクラウドファンディングをスタートさせるには、プロジェクトがゼロベースからのスタートであったら、このような進行は不可能であったと断言できます。

 

こんな時は「いいものを真似する」につきますね!

 

ひらサポは、すでにクラウドファンディングで成功していた柏市のプロジェクトを基本にして、仙台市のプロジェクトを融合したシステムを採用しています。結果的に、それを平塚オリジナルと呼び、プロジェクトをスタートさせることができました。

 

何を基準に成功と言ったらいいのかわかりませんが、目標を達成したので個人的には大成功のプロジェクトであったと思っています。

 

本当にありがとうございました!!!

 

 

Written by 湘南の若旦那@竹万

http://takeman.co.jp

 

 

<追記>

プロジェクト開始前から終了後を下記のパートに分けて詳細を綴っていきます。

 

その①:きっかけは青年会議所

その②:クラウドファンディング立ち上げまでの苦労

その③:クラウドファンディング開催中の苦労

その④:クラウドファンディンを終えて

 

お時間ございましたら、ご一読ください。