新機材紹介 ②グレイン・エフェクト | 蒼きこだまのシルエット

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つまらんものですが、よろしくお願いいたします。

半月くらい放置していました。実は先週金曜日付のプレイバック記事を予てから企画していたのですが、肝心の当日に失念するという失態を冒し、お流れになりました。それ以降何を書こうか、正確にはどのネタから出していこうか決めあぐねている状態です。順々に書けたらいいですね…。

というわけで、今回は新機材の機能について軽く書かせていただきます。前回はこちら。 


今回紹介するのは、「グレイン・エフェクト」という機能です。
X-S10のパンフには次の通り記載されています。

「写真全体に自然な粒状感を加えて、フィルム調の度合いを手軽に演出できます」

はたしてどんなものなのやら。先日の遠征時に比較できそうなカットを撮ってきたので、そちらをご覧いただきましょう。
ちなみに撮影条件は、
SS:1/3
F値:20
ISO:1600
でそろえています。

まずはグレイン・エフェクトOFFの写真。

はい。まず1/3でもそんなにブレないというところに感動してしまいました。それもそのはず、5軸最大6.0段という防振ユニット、高性能ジャイロ、加速度センサーがコンパクトなボディ内に搭載され、手ブレ補正を実現させているからです。10年前の機材をメインに回していた私からすればこれだけでも驚きです。
…話が逸れました。それではズーム

ノイズもそんなに気になりません。いやあさすがです。

お次はグレイン・エフェクトONの状態。

こちらの方が少し明るいですが、お気になさらず。少しツヤ感が抜けているでしょうか。

拡大します。

なんかノイズっぽくなっていますね。これがグレイン・エフェクトの特徴です。フィルムカメラを嗜んだことがないのでこうした知識には乏しいので、私には「これがフィルムの質感か…」以上の感想が出てこないという悩みどころ。

そこで、似たような暗がりで撮った、先代の写真も持ってきました。

2013年3月15日、200系新幹線が定期運転を終えた日の1枚。

拡大すると…

「まさしくノイズ」ってのが左上を中心に車体に広がっていますね。荒っぽいザラザラ感、と表現できましょうか。
それに比べると、先ほどのサンプルは単なるノイズじゃなさそうなのがおわかりでしょうか。やはりFUJIFILM、やることが違います。

というわけで、今回は「グレイン・エフェクト」の紹介でした。次回のこのコーナーでフィルム・シミュレーションの話でもしたいですね。試し撮りのときに被写体になってもらったうちの子(前回参照)よりは風景写真っぽいもので比較した方がいいかなあと思ったので、サンプルが取れるまで温存しておきます。
それでは今回はこのへんで…。