新機材をお迎えいたしました① 性能比較 | 蒼きこだまのシルエット

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蒼柳こだまの写真日記やちょっとした日常所感、鉄道・交通の話など。
写真は保存車両をはじめとした鉄道写真や風景・スナップがメインです。
つまらんものですが、よろしくお願いいたします。

こんばんは。三寒四温になりつつこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

3月3日は桃の節句であるとともに、miwaのデビュー日でもあります。11周年を迎えた彼女の曲を聴きながら、この記事を書いています。え、もう11年経つの…私がハマってからも7年…?時の流れはなんとやら…。

そんなことはさておき…。今日は写真日記でもなければ、鉄道語りでも、日常所感でもございません。今までとは違うテイストでお送りいたしますよ〜。
と言いつつタイトルでネタバレが見えておりますね、その通りです。

この度、蒼柳こだまは新しいカメラをお迎えいたしました。

ここで言っていた"大きな買い物"とはこのことでした。
で、何を買ったかと言いますと、

FUJIFILM X-S10
です。所有機材2代目にして、初のミラーレス…!!一眼レフで我流をいくか迷いましたが、時代の波に乗ることにしました。
実は、「ミラーレスにするならこれ」と、12月くらいから決めていました。グリップの握りやすさ、一眼レフに引けを取らないシャッター音、そしてFUJIFILMだからこその機能、"フィルムシミュレーション"や"カラーエフェクト"などに引かれていきました。手ブレ補正が付いているのもポイントが高いです。
先代(後述)からマウントが完全に変わったので、躊躇なくダブルズームレンズキットにしました。望遠の方に最初っからレンズフードが付いていることに驚きましたが、その理由も後ほど。広角レンズの方はズーム駆動が電動方式なところを少し妥協していましたが、いざ触ると他のレンズと同じ感覚でも操作できることがわかり、少し安心しています。

さて、この記事から何回かに分けて、このカメラの性能を初心者なりに見ていきたいと思います。今回は他機種との比較です。比較対象は3つ。

Canon EOS Kiss X5(右)
私が初めて所有したカメラがこちら。2011年に発売されたエントリーモデルです。それが故にレンズフードは省略されおり、先程の驚きにつながります。
10年間連れ添った相棒ですが、昨年10月にバッテリーの不具合が見られてから持ち出すのを躊躇い、前回までお送りした阿武隈急行の時を最後に引退したも同然。
サポート自体も今年の10月に終了するらしく、使い続ける機運はあまりございませんでした。

② Leica T (Typ 701) / AF Nikkor 35-70mm F3.3
昨年末あたりから"借用機による撮影"という話をしてきましたが、その正体がこちらです(他にもレンズ2つあり)。こちらもミラーレスで、私が触れた最初のものになります。
この話が出るまでは存在すら知らなかったのですが、世界的に愛されているメーカーの機材を使う機会をいただけるとは思いにもよらず。持ち主には感謝しかないですね。余談ですが、LeicaのボディにNikonのレンズはご法度なんだとか…。
一度遠征で持ち歩きもしましたが、基本的には仙塩地域での撮影がメインになっています。X-S10購入後も貸借の延長が決まり、まだまだお世話になりそうです。

Nikon D7500
こちらはゲスト枠です。所有機・借用機ではないのですがなぜか比較できたので…。

ということで、この4つで比較していきます。ブログだと圧縮されてしまうとは思いますが…。
撮影条件は以下の通りです。
SS:1/50
F値:5.6
ISO感度:1600

で、被写体はといいますと、

はい、こちらです。最近は表であまり話を出さなくなりましたうちの子です。趣味活動としては身を引きましたが、やはり離れられないようで…。あと、後ろは昨年末の嵐の(一旦の)ファイナルライブで買ったポスターです。
ちなみにこちらはXperia 5で適当にとったものです。

では、比較していきます。

まずはKiss X5。

サムネイルで見る分には申し分ない…と言いたかったのですが、ちょっとピントが甘いでしょうか。背景もボケが効いています。


拡大してみると、ボケてますね…。AFが9点しかなく、補いきれていないのでしょう。どこかザラつき感も否めません。
実は5年くらい前から少し気になっていたのですが、あまり性能のよくないレンズのせいにしたり、「エントリーモデルだから」と妥協したりしていました。いやあ、逆によくこれで10年粘れましたよ。

次にD7500。

先程より色調が落ち着いている印象。背景のボケ具合も控えめでしょうか。

拡大。ザラつきが少し増しているような…。あと、よく見るとピントが完全には合っていなさそうです。それでもKiss X5よりはよくなっていますね。ライバル同士のメーカーとはいえ、6年後のモデルなだけあって進化が見られます。
手のボケ具合も少し控えめになっていますね。

続いてLeica+Nikkor。

なんかめっちゃ明るい…。うちの子が美肌効果を鮮明に受けております。あと、それまでより少し彩度が低めな印象。

拡大します。どこかレトロ調な仕上がり。Leicaのいい味はこういうところでしょうか。ここまででピントの仕上がりは一番よさそう…?実は"ファインダーなし"、"AF使用不能"という縛りが付いています。借受から数ヶ月経った今もピンボケを量産してしまうのですが、これは見事にハマりました。
それにしても、左手が見事にボケていますね。やはり、便利ズームと標準・広角じゃここまで違うのでしょうか。ザラつき感はLeicaなだけあって、こちらも先の2枚より改善されています。。

では、お待ちかねX-S10です。

明るさが一番落ち着いています。実物を確認しましたが、色合いはこれが一番近いです。その一方で肌色は実物より鮮やかになっています。背景と被写体とのコントラストもハッキリとしているかも…?
いざ、拡大。

これを見てしまうと、LeicaのMF頼みが浮き彫りに…。それくらいにはドンピシャです。赤らむ頬も4つの中で一番鮮明に見えているのではないでしょうか。
一方で左手のボケ具合はLeicaと同程度。ノイズもLeicaに引けを取らないくらいの低さ。ミラーレスとしての優秀さがうかがえます。

ということで、この中ではD7500とLeica Tのいいとこ取りな結果になりました。それまでの機材がかなりの旧式だったせいもありますが、いい機材を買ったものだと思っています。FUJIFILMならではの機能も交えながら、写真趣味第3期のスタートを切りたいところです。書くのに時間をかけてしまったので、そんな話はまた次回に。
それでは今回はこのへんで…。