てことで､そろそろこのシリーズを締めることにしましょう｡前回の続きということで3日目､運行最終日の様子です｡前回はこちら｡
それまでと一転した天候とともに迎えた朝｡宿を後にし､中山平温泉駅へ｡
道中の踏切にて｡ポスターに出てきそうな構図と青空｡機会があれば何かで使うのもありかも…？
旅のお供､キハ110系｡最終日にしてようやく訪れた穏やかな天気に､複雑な思いを抱きながら撮っていました｡
そして向かったのは､
陸羽東線の終点､新庄駅｡ここでも歓迎･見送りムードで満ちていました｡山形寄り･改札側のホームにはペットボトルキャップで作ったボードや､寄せ書きコーナーも｡
6周年を迎えた｢とれいゆ｣にも用意されていました｡｢つばさ｣の塗色変更共々､もうそんなに経つんですね…｡
入線した｢とれいゆ｣を交えて｡
E8系の発表､現美新幹線の運行終了､さらに最近は元こまち編成の運用離脱…と､(元)ミニ新幹線の動きが忙しなくなっていますが､はたしてこちらはどうなることやら…｡
ホームでは和太鼓の演奏を始め､地域の方々による歓迎ムードに包まれます｡
そしてとれいゆの到着から5分後､
リゾートみのり､最後の新庄入りです｡
山形県の｢きてけろくん｣(前の写真)､戸沢村の｢せんどうくん｣(手前)､舟形町の｢めがみちゃん｣(奥)がお出迎え｡仙台､鳴子温泉と見てきましたが､やはりご当地キャラが目立ちますね｡観光振興地域ならではの光景です｡
到着とともに乗客を迎えるいつもの横断幕に加え､
ラストラン特製のものも｡新庄でもリゾートみのりが愛されていたことがよくわかります｡
とれいゆつばさとのツーショット｡撮影･現像に結構苦労しましたし､これでも正解じゃない気が…｡
新庄を盛り上げた二者の共演もこの日が最後｡復路はいつもと変わらず､同時に仙台･福島に向けて発ったそうですね｡
客扱いを終えると息付く暇もなく､
車庫に引き上げていきました｡構図を迷い尽くし､ようやく落ち着いた…と思ったらベストカットを通行人に邪魔されるという顛末｡評価に困る結果に…｡
諦めきれず､大半のファンが引き上げるのを待ってからホーム秋田方へ｡
喧騒から逃れ､一息つくリゾートみのり｡その横を通るのは秋田地区の701系｡線路が秋田県まで続いていることを実感しました｡
そして撮りたかったのがこちら｡
陸羽西線運用に入っている｢湯けむり｣車両との､世代交代ツーショットです｡鳴子温泉駅では別の車両が並んだため撮れず､諦めかけていたところを｢もしや…？｣と思って狙った結果､｢みのり｣ました｡
陸羽西線は黄色､陸羽東線は赤…と思っていたキハ110系ですが､実際は関係なく運用入りしているみたいですね｡それなら真正面で撮って､わからなくすれば…と思いながら撮った一面もあります｡大満足の1枚でした｡
撮影から10分後には新幹線に乗り込み､山形から仙山線で帰りましたとさ｡
実は帰宅後に多賀城で最後の1枚を…と思って再出撃したのですが､時すでに遅く日が沈んでしまい撃沈｡
それでも仙台､鳴子温泉､中山平温泉､新庄と､各地点でベストショットが揃ったので大満足｡東北移住後初の本格的な旅行･写真撮影･鉄道趣味としてはバッチリでした｡
というわけでようやく完結です｡最後までお読みいただきありがとうございました｡それでは今回はこのへんで…｡