奥多摩にたたずむ、歴史ある東日本の鉄道車両たち | 蒼きこだまのシルエット

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蒼柳こだまの写真日記やちょっとした日常所感、鉄道・交通の話など。
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ご無沙汰です。めっきり更新機会が途絶えていました。ここ1ヶ月は多忙とそれに伴う疲労もあり、溜まったネタを消化する方に気力が回らなくなっていましたね…。

そういえば、先日ニセコエクスプレス保存に関するクラウドファンディングが成功したようですね。いつかそうした企画にお力添えできたらいいなあ…と思うこの頃です。
というわけで 、今回も保存車両シリーズになります。お送りするのは、2月中旬にサークルの旅行で訪れたあの公園です。
 
 
青梅駅から徒歩15分のところにある 青梅鉄道公園です。鉄道開通90周年を記念して国鉄が開設し、現在はJR東日本の手によって管理されています。ここには鉄道史に刻まれる数々の車両が展示されています。
 
入園してすぐに見えるのがD51 452。ここにもデゴイチがいます。この452号機は東北線や関西線で活躍し、その距離は地球60周分に及ぶそうです。
 
その奥に見えるのはクモハ40054。40系は東京・大阪に導入された20m級の通勤電車です。クモハ40054はクモハ40074とともに動態保存で残っていた車両でした。
屋根の状態が悪く心配されていましたが、この度修繕の実施が発表されました。それに伴い、8月中旬まで周辺の立ち入りが制限されているので注意。
 
ちなみにクモハ40074は鉄道博物館に展示されています。
 
C11 1。各所で動態保存もされているC11のトップナンバーです。ちなみに東武鉄道が購入したものとは別のものになります。
 
その後ろにはE10 2。国鉄が最後に新製した、急勾配用かつ日本最大のタンク式SLです。E10唯一の保存車だったと思われます。
(2019.07.09追記:製造当初はこちらが後ろ側だったようですね…なんとも稀有な…。)
 
記念館の後ろにあるのがED16 1。当初は中央線・上越線、後に南武線や青梅線でも活躍しました。
 
こちらは5540号蒸気機関車。1897年に英国のバイヤーコック社で製造された5500形で、大正初期まで旅客用として活躍しました。
 
2221号蒸気機関車。1905年の英国・ノーズブリティッシュ社で製作された2120形で、1950年代まで貨物・勾配区間・入換用として使われていました。
 
「ハチロク」のトップナンバー。日本において本格的な標準形式として誕生した、大正時代を代表する車両です。8620号は当初九州で、その後四国で活躍していました。
某ゲームでモチーフにされていますが、こんなところにいるとは思いもよらず。
 
9608号蒸気機関車。大正時代の代表的な貨物機関車です。取り付け位置の高いボイラーが特徴です。
 
0系新幹線22-75は車内整備中のためこんな状況でした。
 
なお、新橋〜横浜間開業時の「3号機関車」だった110形蒸気機関車の写真を撮りそびれるという大失態…。またの機会にリベンジしましょう。その後搬出され、改修の上でなんと鉄道発祥の地、横浜は桜木町にて展示されることが決まったそうです。楽しみでなりません(2020.1.22追記)。
 
 
記念館では模型鉄道パノラマや鉄道の解説パネルのほか、青梅線にまつわる展示もありました。201系の運転台もあっておもしろかったです。
 
ここも親子連れが多い印象でした。子どものSL人気は時代が移ろっても変わらないものなのかもしれませんね。
みなさんもぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。0系と40系の修復が終わる8月以降がベストですね。
 
まだまだ保存車両ネタがあるのでまたの機会にでも…それでは今回はこのへんで…。