イランカラプテ
~こんにちは。 あなたの心にそっと触れさせていただきます~
北の大地で心屋流カウンセラーを目指しているJoeyです。
昨日から、HSP(ヒートショックプロテイン)について
この本の内容紹介という形で記事を書いています。
その(勝手に)シリーズ化第2弾
第1弾はこちら
さて、そのHSP(ヒートショックプロテイン)とは
一言で言うと、
『私たちの体をストレスから守ってくれるタンパク』
ですが、本文では、胃を例にとって説明しています。
「口で細かく砕かれた食物が入ってきた胃は、その中のタンパクのみを分解します。胃に入ってきた食物はびっくりするほど熱かったり冷たかったり、腐りかけの牛肉だったり、雑菌のついたレタスだったりするので、胃にとってはストレスになるのです。
また、重要なテストや試合、失恋など精神的ストレスも胃のストレスになります。
胃もタンパクでできているので、こうしたストレスを受けると普段は粘膜で守られている胃粘膜が胃酸やペプシン(蛋白分解酵素)で傷つき、ひどくなると胃に穴があきます。胃が痛い、吐く、ひどいときは吐血・下血することもあります。
これがいわゆる胃潰瘍です。
そこで、HSPが胃のダメージを防ぐため傷ついた胃のタンパクを治します。
同時に穴(潰瘍)を塞ぐためには、新しいタンパクや細胞をどんどん増やして再生しなければなりません。そこでもHSPが活躍するのです。HSPは蛋白を増やしすのには欠かせない重要な存在なのです。
しかし、あまりにストレスが強度であったり、ストレスが長く続くとHSPが不足、枯渇して潰瘍が出来てしまいます。」
このように、HSPは私たち生物を守る生体防御システムですが、外界から入ってくる細菌やウイルスに対していち早く防御する「免疫」とは違うのです。
HSPはストレスから体を守るタンパクですが、ここでいうストレスとはなんでしょうか?
「現代社会で私たちは、紫外線、放射線、低酸素、猛暑(熱)などの物理的ストレス、そしてヒ素、重金属、化学物質などの化学ストレス、さらにはリストラ、いじめ、激務、受験などの精神的ストレス、日夜、様々なストレスを受けています。
それが原因で胃潰瘍になったり、うつ病になったり、吐き気をもよおしたり、体調が悪くなったりします。ひどいときは失神したり、ショック死ということもありいます。
病気もけがもストレスも、全て私たちの体の中のタンパクが傷つき、構造がおかしくなってしまうことなのです。その結果、タンパクが正常に働かなくなったり、作用しなくなってしまうので、細胞が機能しなくなり病気になります。
ストレスや障害が強ければ細胞は死んでしまいます。そこで、病気や、ストレスによって、傷つき、構造がおかしくなったタンパクを元の構造に修復して元気な細胞にしてくれるのが、HSPなのです」
つづく