中学生の頃、技術の授業でラジオを組み立てました。
弁当箱のような四角形でおまけに真っ黒なもの。
デザインは最低でした。コンデンサーを基盤にはめ込み、コイルを巻き、半田付けが面倒になり、出来上がってもさほど嬉しさはありませんでした。
ほとんどいじることもなく家に持ち帰りました。
アンテナは中に組み込まれており、あとは自分が適当にくっ付けたもの。
ホントに受信できるのか信じてませんでした。
静まった夜中にベッドでふとそのラジオを思い出し、枕元でスイッチを入れてみました。
AM専用の安っぽい作り。
それでも音が出ました。
思いのほか感度も良い。
見た目はダサくても自分の組み立てたものに愛着が沸くのを感じました。
そのときに静かな闇の中、美しいハーモニーの歌がラジオから流れました。
その数分間、とても幸せな世界に浸れたのを今でも覚えています。
部屋を暗くしてラジオを何度となく聴いてきましたが、あとにも先にもあの多幸体験はあの時だけでした。
それはクリッパーという5人兄弟グループの「Boy」という歌でした。
Boy 人はそう呼ぶよ
Boy みな微笑んで
彼の指先吐息さえもじっと見つめているよ
彼に触れればそこには愛
過去は一瞬に雲の彼方へ
Hurry Boy Hurry Boy
待っていたよ
今聴いてもヒーリング効果抜群の優秀な作品でないでしょうか。
あのラジオはその後故障し、引っ越しの際に捨てましたが時々思い出すんです。
夜中のラジオっていいですね。
弁当箱のような四角形でおまけに真っ黒なもの。
デザインは最低でした。コンデンサーを基盤にはめ込み、コイルを巻き、半田付けが面倒になり、出来上がってもさほど嬉しさはありませんでした。
ほとんどいじることもなく家に持ち帰りました。
アンテナは中に組み込まれており、あとは自分が適当にくっ付けたもの。
ホントに受信できるのか信じてませんでした。
静まった夜中にベッドでふとそのラジオを思い出し、枕元でスイッチを入れてみました。
AM専用の安っぽい作り。
それでも音が出ました。
思いのほか感度も良い。
見た目はダサくても自分の組み立てたものに愛着が沸くのを感じました。
そのときに静かな闇の中、美しいハーモニーの歌がラジオから流れました。
その数分間、とても幸せな世界に浸れたのを今でも覚えています。
部屋を暗くしてラジオを何度となく聴いてきましたが、あとにも先にもあの多幸体験はあの時だけでした。
それはクリッパーという5人兄弟グループの「Boy」という歌でした。
Boy 人はそう呼ぶよ
Boy みな微笑んで
彼の指先吐息さえもじっと見つめているよ
彼に触れればそこには愛
過去は一瞬に雲の彼方へ
Hurry Boy Hurry Boy
待っていたよ
今聴いてもヒーリング効果抜群の優秀な作品でないでしょうか。
あのラジオはその後故障し、引っ越しの際に捨てましたが時々思い出すんです。
夜中のラジオっていいですね。