繁華街に乱立するパチンコ店。

ひところは40兆円産業と言われていたようですが
今はどうなのでしょう。


店の前には懐かしのアニメや戦隊ものなどの看板が置かれています。
今や中年のおじさんたちが熱中した、あの頃の昭和のヒーローたちが
次々とよみがえって、手招きしています。 ドクロ
今は売り出し中の「仮面ライダーV3」が目に入ります。


私は1号・2号の影響を受け、V3はそろそろ熱が冷めてきた
時のライダーでした。

ただ強く印象に残っているのは主題歌です。
おそらく歴代の中でも断然1位の完成度を誇るカッコイイ歌では
ないでしょうか?
聴けば聴くほどメロディの妙味に引き込まれます。


主役、風見志郎役の宮内洋さんが直々に歌っています。
音程は多少ゆらいで聞こえますが、それでいて味がある。
今回あらためて聴き直すと、やはりすばらしい。
曲調と声質、音程が見事にはまった傑作でしょう。

別ヴァージョンでアニメ主題歌の御大・水木一郎さんや子門真人さんの
もあって聴き比べましたが、断然宮内さんだと思います。



今日は休日。
何となくTVを見ていましたら、今年のCM大賞をやっていました。

進行は山里 亮太さん。
不確かですが、冠にアルファベットでACC(?)とか付いてましたから
権威ある大がかりなものではないのかも知れません。

それぞれの部門で優秀賞を発表してましたが、目に止まったのは
低予算CMという部門で選ばれた福岡県弁護士会のCMでした。

現実社会で出くわすであろうトラブルを「蟻」を使って擬人化
しているあたり、確かに低予算なのでしょうが、
実に良くできています。にひひ

インパクトとどこかオカシさが
ありました。
!!



同窓会も後半に入り、みんなお酒がかなり回ってきたのか
あちらこちらで怒鳴り声や笑い声が大きくなり、
会場はいよいよ騒然となってきました。


元々の司会担当である幹事の一人に後半の仕切りをバトンタッチして席に落ち着きました。
たまたま同じクラスのご婦人が2人座っていました。

1人はすぐにわかりましたが、もう一人は名前が出てきません。
名前を忘れた方の彼女から、私が当時から全然変わっていないと言われました。
もう一人もしきりに頷いてました。

彼女が言うには、

「髪染めてるでしょ?」

「いや」

「それ自分の毛~?」

「そうだよ! ほら!」
私は両手で地毛を掴んで思いっきり上に持ち上げました。

「へぇ~」
私はその女性の名前を急に思い出しました。
(そうだ、当時ショートヘアのカシマシ娘…)

「こんなこと言うと失礼だけど~、(Shonan Jet)君はあの頃老けてたから
やっと相応になったのかな~ということね」

(失礼な性格はアナタも変わってないヨ…)

暗い思い出が込みあげてきました。
当時、散髪屋で店の主人にお仕事何ですか?と聞かれたことがあったのです。

少しすると放送部の仲間達から声をかけられて瞬く間にタイムスリップしました。

至福の時間。
いつまでもこの宴がつづけばいいのに…
そう思った人は私だけではなかったはずです。


先生方に花束を贈呈し、記念撮影、校歌斉唱
そして宴は終了しました。

最後に会場を後にした私は、
つい今し方熱気を帯びていた広い会場を見渡しながら
夢中で駆け抜けた青春の残像をぼんやりと追いかけていました。