『バガボンド』27巻 ぬたあん | Happy eco Life ハッピーエコライフ

『バガボンド』27巻 ぬたあん

『リアル』と同時に『バガボンド』27巻も発売です。

バガボンド②

もうね、1コマ1コマすごいんですよ。もう絵画ですよ。芸術的な絵ですよ。漫画の域を超えてます。筆で描いてるんですよ。墨のぼかしで描いてるんですよ。今までにないっすよ。日本人の感覚に訴えるものがあります。バガボンドの画集も出てるんですが、カラーだけじゃなく墨で描いたものも出ています。

バガボンド①

『バガボンド』とは、浪人という意味です。原作は吉川英治さんの小説『宮本武蔵』です。自分は、今まで歴史物は好きじゃなくて宮本武蔵もたいして知らなかったんですが、これみて興味持つようになりましたね。大河ドラマでやったり一時宮本武蔵が流行ったのもこの作品の影響ですね。数々の賞も取ってます。

バガボンド③

原作は宮本武蔵なんでストーリーはほぼ分かっているんですが、圧倒的な絵のパワーで引き込まれてしまいます。背景なんかはアシスタントが描いてるんでしょうが、そこまで細かく描かなくてもと思えるくらいだったり、まんま水墨画だったり。ただそれがなぜか武蔵の世界観、昔の日本の風景を正確に表してるんですよ。

バガボンド④

またすごいのが、着物を着た動きがうまく描けないんで考えたのが、まず裸の状態を下書きで描いて、それに着衣を描き込むという手間のかかる手法をとっているそうです。井上雄彦さんが『リアル』では、『バガボンド』ほど作画に時間はかかっていないのでストーリーでチャレンジしていると言っています。『バガボンド』では、佐々木小次郎が聾唖者だったとかオリジナルの設定はありますが、作画で新しいことにチャレンジしているんでしょうね。27巻で吉岡一門との一乗寺下がり松の決戦を描いてますから、あとは小次郎との戦いだけですかねぇ。作者もあと1年ぐらいで終わりみたいなことを言っていたみたいですから。この絵だけでも、もっと観たいですね。扉絵だけでもずっと描き続けてくれないかなぁ。


吉岡伝七郎との蓮華王院(三十三間堂)や一乗寺下がり松など京都の知っている場所が舞台になっていたりなんで、今度『バガボンド』をめぐる京都旅行でもしたいですね。

今回の『バガボンド』はブログテーマは、artにしています。フェルメールと同じくらい天才です。真似はできないけど絵の師匠のひとりです。


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