冬場のトレーニング(手賀沼や筑波山)ではチームメンバーについていくことが出来ないほど弱っていて、初戦に間に合うのかと焦っていた。

1月、不動峠のベストタイムの5分落ち。
明らかにフィジカルが落ちていた。

佐藤gmに逐一状態の報告と、ケアをして貰い、徐々に改善。
3月に入ってタイムは1分30秒落ちまで縮めていた。
メンタルも12月に蘇ってから絶好調。
気持ちだけはとにかく前に進んでいた。
気持ちが前に進めば、自転車も前に進んでくれる。
当たり前のことではあるが、まだ自転車に乗れることが嬉しかった。
まだ完全な状態とは言えないが、全力で修善寺に挑み、何かを得ようと臨む。

Day1 

初のプロツアー参加に加え、久しぶりのレースと言うこともあり緊張していたが、会場に脚を踏み入れた瞬間、「帰ってきた」と懐かしく感じた。

スタートセレモニーでランキング上位の選手達がコールされ、先頭に並んでいく。どの選手も憧れの存在で同じレースで走れることを光栄に思った。

レースがスタートし、弱虫ペダルチームで固まりながら下りへ。最初の長い下りで落車があり、集中力が高まる。
レーススピードは何とかついていけるものの、アタックの度に集団が1列に伸びては緩んでインターバルがとても辛い。

レースの半分5周目までは少し余裕があったものの、6周目の登りでの加速についていくことが出来なくなる。
目の前にはペースアップについていけなかった選手が10名ほど小集団になっている。
そこに何とか追い付こうともがくが、差が縮まらない。かといって差が広がるわけでもない。
結局最終周回になっても捕まえることも出来ず、独走を続けた。


ゴールラインを越え、何とか完走したがあまりの無力さに悔しさを強く感じた。
しかし、最後まで諦めなかった自分に自信が湧き、まだまだ強くなれると確信したレースとなった。
明日のレースは、今日の自分より強くなれるような内容にしたい。

Day2

レース直後からアタックが何回かかかりかなり辛い。暫くして前田選手を含む集団が抜け出す。自分も行かなければ!と思いつつも呼吸が整わず躊躇してしまう。
逃げグループを容認したメイングループは非常にゆっくりとしたペースで進行。
このままでは自分に負けてしまうと思い、登りでアタック。
ジワジワペースをあげていく。モトから先頭との差が「3分」と言われ、あまりにも遅すぎたことを理解する。
しかし昨日の自信が自分の背中を押してくれる。諦めることなく一人、また一人とパスしていく。
途中の登りで、観客と化していた筧56選手が「こっちの道使えば追い付けるぞ!」とショートカットコースを指差す(笑)
「シクロクロスだったら行けたー!」と元気をもらう。


途中ヴィクトワールの谷選手が協力してくれる。先頭との差は1分まで縮まっていた。


残り6周で遂に40秒差まで詰め、目の前に集団が見える。谷選手はまだ余力を残しており先頭へ一直線。私は既に力尽きておりペースの維持に精一杯。昨日と同じように単独に。


たくさんの観客に応援を受け、必ず追い付けると諦めずペダルを回したが差が開いていき、遂にはメイングループにパスされ足切りに。
全てを出し切り尚も届かず、悔しい思いであったが、後悔は全くなかった。
前を追うことに挑戦し、更に強くなれた自分がそこにはいた。
この敗北がいつか報われると信じている。まだシーズンは始まったばかりで自分は成長の途中なのだ。
これからはますます練習に励み、憧れの選手達と長く楽しく走れるようにしたい。
たくさんのサポートと応援をありがとうございました。

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