人に備わった力 理解の範疇を超えてゆけ。

人に備わった力 理解の範疇を超えてゆけ。

なぜベストを尽くさないのか。



この記事は、おそらく多くの自転車競技者には関係のない話である。

男性選手にはほとんど関係がないし、女性選手であっても気にならない人はいると思う。

だからこそ読んで欲しい

先日、朝日峠ヒルクライム大会の要項を見ていたところ、のガマ のガマ のガマという認定制度が設けられていた。

これは富士ヒルを模した順位だけではなく、一定のタイムを達成した選手を評価する仕組みで、非常に良い取り組みだと思った。

しかし、その認定タイムは男子を基準にした男女共通。

ヒルクライム競技だけでなくスポーツにおいて男女で差が生じることは当たり前。

年代別表彰は男女別になっているにもかかわらず、認定制度だけが共通基準になっていることに強い違和感を感じた。

そこで運営に問い合わせをした。


朝日峠ヒルクライム大会 事務局 御中
大会の様子を楽しく見させていただきました。
富士ヒルクライムのような「金のガマ」「銀のガマ」「銅のガマ」という認定制度は、順位だけでなく自分なりの目標を持って挑戦できる面白い企画だと思います。
そこで一点気になったことがあります。
表彰は男女別になっていますが、ガマ認定のタイム設定は男性を基準とした男女共通になってしまっているように見受けられました。
スポーツ競技では男女でタイム差が生じることが一般的ですので、女性版の金・銀・銅のガマの基準があれば、順位とは別に達成感やモチベーションにつながるように感じました。
すでに検討済みでしたら申し訳ありません。
今後の大会運営の参考になればと思い、ご連絡させていただきました。
今後の発展を祈ってます。


運営からの返信



この返信を見て、最初は前向きな印象を受けた。

しかし時間が経つにつれ、一つの疑問が残った。

この大会では、認定のガマは後日発送されていた。

さらに運営の返信によれば、私以外にも同様の意見が寄せられていたとのこと。

それなら、今年参加した女性選手のリザルトを基に女性基準を設定し、反映後に発送することは検討しなかったのだろうか?

もちろん運営上の事情はある程度理解しているつもりだ。

なので確認の意味も込めて追加で質問を送った。

朝日峠ヒルクライム大会 事務局 御中
ご丁寧なご返信をいただき、ありがとうございました。
また、女性向けの認定基準について前向きにご検討いただけるとのこと、大変嬉しく思います。
一点だけ気になったことがあり、ご連絡させていただきました。
ご返信の中で「同様のご意見を頂いております」とありましたが、もしそうした意見が寄せられていた場合、今年参加された女子選手のリザルトを基に、認定基準を見直したあと、後日ガマの発送を検討はされなかったのでしょうか。
もちろん運営上のご事情や準備スケジュールもあると思いますので、簡単なことではないとは思います。
ただ、私自身は来年以降の制度改善もさることながら、今回参加された女子選手の皆さんにフォローがあってもいいのかなと思いました。
今回の判断に至った経緯やお考えがありましたら、お聞かせいただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。


しかし、一週間以上経過した現在も返信はない。

(後日、「今回に関しては変更無とさせて頂きます」と返信あり)


実はこのような出来事は今回が初めてではない。

以前、富士ヒルクライムでも似たような問い合わせをしたことがある。

男子選手には完走タイム別のフィニッシャーリングが用意されている一方、女子選手は女子専用リングのみ。(翌年以降は男子選手と同じ基準のフィニッシャーリング)

また、今年話題になったSUB55企画も男子基準。


富士ヒルクライム大会 事務局 御中
突然のご連絡失礼いたします。
毎年開催されている Mt.富士ヒルクライム大会を、参加者・観戦者の一人として楽しみにしています。
まず、今年の「SUB55」企画や、過去大会における完走タイムに応じたフィニッシャーリングの取り組みについて、参加者の挑戦意欲を高める素晴らしい企画だと思います。
その一方で、女子選手に対する扱いについて、少し気になる点があり、ご連絡差し上げました。
SUB55企画は男子選手の基準タイムのみが示されており、女子選手については挑戦目標としての指標が用意されていないように見受けられます。また、過去大会のフィニッシャーリングにおいても、男子は完走タイム別に段階が設けられていた一方で、女子は完走リングのみであったと記憶しております。
男女で身体的条件に差がある競技において、同一基準のみを設けることは、結果として女子選手の努力や達成度が可視化されにくい制度設計になってしまっているのではないでしょうか。
女子選手にも、女子としての最速目標タイムの設定が用意されることで、より多くの参加者が目標を持って挑戦でき、大会全体の価値や成熟度もさらに高まるのではないかと思います。
素晴らしい大会だからこそ、今後の発展の一助としてご検討いただけましたら幸いです。
お忙しいところ長文失礼いたしました。
何卒よろしくお願いいたします。


こちらも返信はなし。

正直またかと思った。

なぜ女性選手の目標や達成は、いつも後から考えられるか。

女子カテゴリーは存在し、女子表彰も存在する。


しかし目標タイムや認定制度になると、男子基準が作られるだけで、女子はその基準の延長として扱われる。


女子選手の対応については無視され議論にすらならない。


仮にもし認定制度に重大な見落としがあり、多くの男子選手が本来受け取れるはずの認定を受け取れなかったとしたらどうだろうか。

おそらく運営は、来年ではなく今年の対象者にどう対応するかをまず考えるのではないだろうか。

もちろんこれは証明できる話ではないが、これまでの対応を見て、参加者数が少なく声も上がりにくい女子選手だからこそ後回しになったように感じた。

これまで安全面や制度設計について提案をしてきたが、正直に言えばこの業界が大きく変わるとは思えない。

なぜなら、この問題は9割の自転車競技者にとって関係のない話だからだ。

男子選手には見えない問題

女子選手でなければ気付きにくい問題
 

主催者も選手もそれが問題だと認識していないから。

 

だから議論にもなりにくい。

だから変わりにくい。

もし、この記事を読んだ9割の関係ない人が、女性選手の目標や評価について少しでも考えるきっかけになったなら、それだけでこの記事を書いた意味はあったのかもしれない。

 

 

現状のキャラスロン

最近の発信を見ていると、運営側には世界を目指したいという意志が感じられる。

 

 

そこで今回は、さらに工夫できるであろう部分をピックアップした。

 

現在の発信は大会報告や参加募集が中心であり、海外展開の前段階に見える。

 

今後はより対象を絞った発信も有効になってくるのかもしれない。

 

そのためには日本のアニメ文化を世界へ発信するイベントという視点も重要になってくるのではないだろうか。

 

キャラスロンの魅力は競技だけではない。

 

日本のアニメ文化

コスプレ文化

痛車文化

 

これらを同時に楽しめることこが、他のイベントにはない大きな強みである。

 

スポーツとしての側面も重要であるが、海外展開という視点では、アニメオタクイベントとしての側面が大きな鍵になると思う。

インフルエンサー戦略

現在は国内インフルエンサーとの連携が中心。

 

もちろん認知拡大という意味では効果があると思われる。

 

しかし、海外参加者を増やすという目的で考えると、海外コスプレイヤーやアニメ系インフルエンサーとの連携にも可能性がある。

 

インフルエンサー選定において重要なのは、どれだけ数字を持っているのかではなく、その人の発信・行動によって実際に人が動くか。

 

有名な人を呼ぶことと参加者が増えることは必ずしも同じではない。

 

過去の様々なイベントを見ても、話題にはなったが参加者数には大きな変化がなかったというケースが多い。

 

そのためインフルエンサーの条件としては、参加者を連れて来られる人だったりコミュニティ形成力のある人。

 

さらにはファンとの距離が近い人。

 

Vlog文化を持ち、来日前から帰国後まで継続して発信できる人。

 

特に台湾は日本文化との親和性も高く、最初の展開先として相性が良い可能性がある(と思っている)。

 

台湾のコミケイベント「Fancy Frontier」⇒イベント紹介| フロンティア - フロンティアアニメ

海外参加者戦略

世界大会を目指すのであれば、海外参加者の存在がかなり重要になってくる。

 

運営が世界大会を目指していると発信するのと同時に、「台湾から参加しました」「また来年も参加したい」という実際の参加者の言葉には説得力が乗る。

 

たった一人の生の声が、大きな資産になっていく。

 

理想的なのは、海外参加者が海外参加者を呼ぶ状態。

 

今、日本国内のような参加者自身が魅力を伝える循環が海外で生まれれば、世界大会への道も見えてくる。

海外参加者向けガイド

そこで問題点がある。

 

海外の人が興味を持ったとしても、エントリー方法が分からない。

 

自転車をどう準備するのか分からない。

 

どこのホテルを予約すればよいか分からない。

 

英語だけで参加できるのか分からない、などといったケースにどう対応していくか。

 

例えば、エントリー方法や各国からのアクセス情報、宿泊案内、レンタサイクル情報。

 

コスプレ規定、大会当日の流れ、過去参加者の体験談などがその国の言語で整理されていれば、不安の解消につながる。

 

場合によっては、空港で自転車を預け大会側の送迎によりホテルやイベント会場へ移動できるなど、手厚いサポートのキャラスロンプラン(仮)も必要とされるかもしれない。

 

とはいえ、参加が出来ない一番の障壁はやはり言語の壁だと思う。

イベント独立化

現在は千葉シティトライアスロンの中の一コンテンツという位置付けになっている。

 

しかし将来的に運営が可能であれば、キャラスロンだけで独立したほうが好都合だと思った。

 

そうすればレースの他にコスプレコンテスト、痛チャリ展示会、撮影会、アニソンライブ、ステージイベントなどを組み合わせた総合アニメオタクイベントにできる。

 

 

イメージはコミケである。

 

現状はトライアスロン大会の一企画であるため、コスプレ文化をさらに前面に出したい参加者もいるかもしれない。

 

さらに海外から見た場合、トライアスロン大会の中のコスプレ企画よりも、日本独自のアニメスポーツの世界的フェスという方が伝わりやすい可能性もある。

 

今はまだ早いだろうが、将来的に海外選手の訴求においてはそちらの方が圧倒的に刺さりやすいと思う。

メディア戦略

キャラスロンの大きな強みの一つは、メディア体制にある。

 

特に千葉テレビである。

 

取材企画力、編集力、発信スピードという面で非常に強みを持っている。

 

 

 

これは他イベントにはない武器だ。

 

例えば海外コスプレイヤーを招待した場合でも、来日前~大会後まで継続的に密着することで、一つの物語として発信することができる。

 

なぜ参加したのか。

 

何を感じたのか。

 

メディア×インフルエンサーこそが次の参加者を呼び込む力を持つのではないだろうか。

結論

世界を見渡しても、コスプレ×スポーツの国際イベントはほとんど存在しない。

コスプレの世界大会はある。

スポーツの世界大会もある。

しかし、その両方を組み合わせたイベントは極めて珍しい。

今後、海外参加者が増え、世界各国から参加者が集まるようになれば、コスプレ×デュアスロンの世界選手権的な存在になっていく可能性は十分あると思う。

 

さらには競技イベントとしてだけでなく、世界中のアニメファンが集まる最高のオフ会イベントとして成長していく可能性にも期待したい。

 

HP⇒千葉シティトライアスロン

 

キャラスロン記事

キャラクターデュアスロン2025 アウトサイドの世界から行く末を見つめる | 人に備わった力 理解の範疇を超えてゆけ。

「コスプレ×自転車」イベントが抱える根本的な課題 | 人に備わった力 理解の範疇を超えてゆけ。

キャラクターデュアスロンの横軸評価がもたらすコスプレクラスの新たな形 | 人に備わった力 理解の範疇を超えてゆけ。

人は人生の意味を知りたがる。

 

何のために生きるのか。


何を成し遂げるべきなのか。


どのような人生が正解なのか。

 

しかし、その問いに生きている途中で答えを出そうとしても意味はないと思う。

 

未完成であることが人生そのものだからだ。

 

人は未来を見通せるほど万能ではない。

 

数年先の計画を立てることはできても、数十年先までを描くことはできない。

 

ひとつの選択がどのような結果を生み、出会いや別れ、どのような価値観の変化をもたらすのかは誰にも分からない。

 

人生の途中で振り返ることはできる。

 

反省し、軌道修正し、新たな目標を立てることもできる。

 

しかしそれは人生の意味を決定付けることにはならない。

 

あくまで現在地の確認に過ぎない。

 

人はそれぞれ何かを問いながら生きている。

 

しかしその問いに対する答えを見つけることはできない。

 

なぜなら人はその一生を終えるとき人生に答えを出すからだ。

 

日々の選択

 

積み重ねた行動

 

守り続けた価値観

 

人生の終わりに至ったとき、その人の生涯は初めて完成する。

 

だから人生に意味を見出すことは意味が無いのである。

 

目の前の課題に向き合い、考え、迷い、修正しながら生きる。

 

その積み重ねの先で、人生は一つの物語として完結する。

 

人生の意味とは、生き終えた結果として後から確定するものなのである。

 

 

前回記事

 

従来インクルーシブ自転車レースの弱点

従来のレースの明確な弱点として、ふたつあると思う。

 

ひとつは打ち出しの弱さ。

 

オールインクルーシブという言葉は聞こえが良い。

 

誰でも歓迎。


初心者も、上級者も、コスプレも、パラ選手も。

 

しかし全部を扱おうとすると、点が分散し、なんでもあるからこそ故に何も刺さらないという状態になりやすい。

 

だから必要なのは、誰でも来ていいだけではなく、このイベントだから参加したいと思わせる尖り方だと思う。

 

もうひとつ。

 

TTで生まれた順位が、その後のレース構造にも引き継がれている点にあると思う。

 

さらに参加人数によってこの傾向はより強くなる。

 

参加者数が多ければ、同レベルの選手層が厚くなり、接戦が生まれやすくなる

 

しかし人数が少ない場合、1位と2位、2位と3位のタイム差が大きくなりやすい。

 

クラス分けしたにも関わらず、結局は脚力差がそのまま第2ヒートの結果へ反映されてしまう。

 

「ハンマーシリーズ」

そこで参考になると思ったのが、海外の「ハンマーシリーズ」のようなチーム制レース。

 

簡潔に言えばチーム全体で戦う設計だ。

 

これを日本向けにアレンジし、前回提案した戦形式のインクルーシブ自転車レース」にしてみたらどうだろうか。

 
第1ヒートの結果で参加者を、紅組白組の2チームに分ける。
 

重要なのはここから。

 

スタッフ、DJ、ブースまで含めて会場全体をに分ける

 

すると運営側と参加者側、初心者と上級者という境界がぼやける

 

従来のイベントは、どうしても見ている人と走る選手。

 

さらには選手同士ですら分離しやすい。

 

しかしチーム戦にすると、初心者でも貢献できるし、得点に関われることでチームの一員として役割を持つことが出来る。

 

インクルーシブ自転車レースとの相性が非常に良いと思う。

 

ゼッケン交換ではなく腕章

例えば2ヒート制にすると、毎回ゼッケンの変更は選手にとって負担になる。

 

そこで、朝受付で配られたゼッケンを一日中つけっぱなしにする。

 

第1ヒートの結果をもとに、紅組赤腕章 白組白腕章を両肩につける方式にする。

 

※色は何色でもよい。腕章は紙テープでコスト軽減。

 

これなら視認性も高く、運営負担も少なくなる。

 

「日本初のハンマーシリーズ」という打ち出し方

単にゆるいイベントではなく、日本初のハンマーシリーズとして打ち出せば、競技経験者にも刺さるだろう。

 

初心者向けや福祉要素を前面に出すと、競技性の見え方が弱くなる。

 

しかし、チーム戦の戦略性やポイント制、一体感を組み込むことで、見る側も走る側も面白くなる。

 
さらに面白くするために配点の設計を工夫する。
 

例えば、女子選手 → 得点2倍 小・中学生選手→得点3倍 異種車種・パラ選手 → 得点4倍 コスプレ参加 → 特別ポイントなど、このイベントだからこそ自分の特性を最大の強みに出来る構造を作る。

 

この配点をなるべくリアルタイムに表示することで、全員に臨場感を持たせることで一体感を出していく工夫も必要だろう。

会場について

会場はこの場所で良いのだろうか。

 

下総運動公園の最大規模のイベント「しもふさクリテリウム2026」を参考にすると参加者数は369人。

 

 

つまり、このインクルーシブ自転車レースをどれだけ魅力的なイベントにしたとしても、その規模にしかならないことを表している。

 

確かに魅力的な施設ではあるが、アクセスがあまり良くない点や、会場が広すぎて一体感が薄れるという課題を(私個人が勝手に)感じている。

 
会場については費用面との兼ね合いもあるため、すぐの変更は難しいだろう。

ただ、今後収支面に余裕が出てきた場合、アクセスがより良く、より一体感を作りやすい会場への変更を検討しても良いのではないだろうか。
 

まとめ

良いイベントの最低条件とは、競技として面白いことと走る人だけではなく、会場にいる全員が盛り上がれる空気感があること。

 

初心者、上級者、コスプレ参加、パラ選手、応援者、DJ、スタッフ、ブース。

 

どんな立場の人でも、自分なりの役割を持てることではないだろうか。

 

誰でも歓迎、初心者歓迎と掲げるだけではなく、その人たちが参加したい!次も参加したい!誰かに勧めたい!と思える仕掛けがきちんと設計されているか。

 

さらに、選手からイベントへの評価だけではなく、イベント側もまた、価値を生んだ行動を正しく評価し、形にできるかどうかだと思う。

 

そこまで設計できて初めて、参加したくなるイベントになるのではないだろうか。

 

あとがき

今回の考え方に見落としは無いだろうか。

そう思い、改めてイベントHPを見返してみた。

そこには、
インクルーシブとは、「特別扱い」という意味ではなく、全員が参加しやすい環境づくりのことであり「特定の人を優遇する」という意味でもありません。

環境や制度、仕組みを整えることで、誰もが自然に参加できる状態をつくることが本質です。
と書かれていた。

今回考えた提案とは、全くの逆だった。

小・中学生、女子選手、パラ選手、コスプレ参加者。

そういった人たちこそ、このイベントで輝ける仕組みを作れないかと考えた。

 

しかし、それは本来のインクルーシブの考え方とは違っていた。

もしかするとインクルーシブ自転車レースとしては、ふさわしくなかったのかもしれない。

そんなことを考えた。

 

イベントHP⇒インクルーシブ自転車レース公式ホームページ

人生で初めてマラソンレースに参加。

 

HP⇒にしごうRUNフェス2026 – 村外からの交流人口拡大と村民の健康増進を目指す、ランニングと「食」のフェスティバル


エントリーした理由は、仮装の部エントリー費無料という参加しやすさに魅力を感じたから。

さらにすべてのクラスが男女別でそれぞれ3位まで表彰される点も魅力的に感じた。


自転車系のコスプレイベントでは部門総合上位3名という形式が多く、男女別で評価されることはあまり無い。

 

非常に良い仕組みだと感じた。

 

そして何より、好きなキャラの衣装に身を包み、沿道から多くの声援をもらえたことは非常に嬉しかった。

 

 

ただ参加したではなく、大会を盛り上げることに少しでも貢献できた感覚があった。

 

実際に参加して見えてきた課題も何点かある。

 

まず感じたのは、仮装の部がロングコース限定のためハードルが高い点。

 

初心者の自分にはかなり厳しく、実際ほとんど歩く形になった。


完走した達成感はある。

 

しかし途中からは楽しいより苦しいで一杯だった。

 

仮装の部というのは、タイムを競うことを重視する人ももちろんいるが、好きなキャラクターを表現したい人や、イベントを盛り上げたい・楽しく参加し、色んな人と思いを共有したいという目的で参加する人が多くいると思う。

 

私もその一人だ。

 

だからこそショートコースにも仮装の部を設けた方が、そういった初心者やライト層も参加しやすくなり、イベントをより盛り上げることが出来ると感じた。

 

もう一つ気になったのは交通規制について。

 

警備員の方にかなり強い口調で詰め寄っている運転手を何人か見かけた。


最後尾を走っている(歩いている)私が規制を長引かせてしまっている原因なので、申し訳ない気持ちでその様子を見ていた。

 

もちろん運営側も相当努力してイベントにこぎつけたと思う。

 

しかし現実として、住民全員の理解を完全に得るというのはかなり難しいとも感じた。

 

そこで思ったのが、東京マラソンなどの大規模イベントでなければ、必ずしもラインレース形式にこだわる必要はないのではないかということ。

 

例えば会場周辺を使った周回コース形式にすれば、観客は同じ場所で何度も応援できるし、万が一の救護も迅速に行うことができる。

 

参加者はリタイアを選択しやすくなり、必要以上の無理を防ぐことが出来る。

 

更に、交通規制範囲を小さくすることで警備誘導の負担を減らせる。

 

それにより住民側の負担もかなり軽減できるなど、かなり多くのメリットがある。

 

仮に周回形式にすると、今何周目か分からなくなるのでは?という意見に関しては電光掲示板などを使い、現在周回数を表示するシステムを導入すれば十分対応可能だと考えている。

 

イメージとしては弱虫ペダルの合宿で使われていた周回カウントシステムに近いものである。

現在の技術なら、そこまで難しい仕組みではないように思う。

もう一つ気になったのは、給水所で飲み終わったカップをそのまま道端へ投げ捨てる形になっており、レース終了後にスタッフの方々が一つ一つ手作業で回収していた。


さらに、かなり離れた場所にカップが投棄されているのも見かけた。


それが文化と言ってしまえばそれまでではあるが、スタッフの負担を考えると改善の余地は十分にある。

例えば、給水ポイント付近に簡易的な段ボール製でも良いのでゴミ箱を設置した方が良いのではないかと感じた。

それだけでスタッフの回収負担軽減や地域住民への負担軽減など、かなり効果があるように思う。

小規模大会だからこそ、こうした小さな負担の積み重ねが、住民の理解をより遠ざけていくのだろう。

 

今後は、どうすれば参加者・住民・運営すべての負担を減らしながら継続できるかという方向へシフトしていった方が、それが結果的に長く愛され、規模の大きいイベントに成長していくのではないかと思った。

 

 

 

 

今回紹介するのは、稲盛和夫さんの著書

「心を高める、経営を伸ばす」

この本と出会ったのは、地元企業に入社後、思いがけず管理職に就いたことがきっかけだった。

 

右も左も分からない中で受けた管理者研修の教材の一つが、この一冊だった。

 

正直、最初は「経営者向けの本」ということで少し構えた。


しかし読み進めていくうちに、自分がこれまで趣味に真剣に向き合い、限界までやり続ける中で培ってきた考え方と、この本で語られている人生観に多くの共通点があったため、内容が驚くほど自然に頭に入ってきた。

 

本書は一章ごとに短くまとめられており、私のような普段読書をしない人でも読みやすい構成になっているのがポイント。

 

それでいて、仕事だけでなく人生全体に通じる本質的な考え方が詰まっている。

 

仕事だけではなく新たな分野に挑戦したい人や、自分自身との向き合い方を見直したい人にとっては、このマインドセット本が救いになるだろう。

最近、自転車業界の選手たちをみていると、レース後のコメントで気になることがある。

 

「~すれば優勝できたかもしれない」
「調子が悪く全くダメだった」
「〇位なんて雑魚すぎる順位でしたwww」

 

こうした言葉を、公の場で発信している選手がいる。


競技者である以上、そうした思いを持つことや分析をすることは否定しない。

 

自分の弱さを認める事は、成長に繋がるプロセスだから。

 

問題は、それを公の場で平然と発信してしまうという点である。

 

レースの結果には様々な要素が絡み合う。

 

展開

駆け引き

練習の量と質


結局はどれだけそのレースに懸けてきたのか。

 

それが公平に形を成したものがリザルトである。

 

その想いの強さで勝利を掴んだ選手がいるにもかかわらず、

「調子が悪かった」

「~すれば優勝できたかも」

と平気で口にしてしまう。

 

それは勝者の価値を下げる行為だ。

 

それと同時にレースそのものの価値にも傷が付き、真剣に走ったすべての選手に対して、敬意を欠いた態度だということになぜ気付かないのか。

 

 

近年のトップアスリートの発言は対照的である。

 

彼らは敗れたときほど、相手を評価する。

 

「全力を尽くしたけど相手はもっと強かった」
「今日は完全に上回られた」

 

そう語ることで、勝者の価値を正当に認める。


そしてその勝者と戦った自分自身の価値も相対的に上がることに繋がる。

 

 

競技は、結果がすべてでは無い。

 

リザルトには見えないその過程や様々な評価によって価値が生まれるものだと信じている。

 

同じ熱量で練習に同じ時間を費やし、同じ場所で競い合う。

 

だからこそ、選手達のレース後の一言には重みが加わる。

 

残念なことに、それを理解せず迂闊な発言をする人間が、自転車競技で特に多く見受けられる。

 

はっきり言って、勝者を軽んじる言葉を発する人はアスリートの器ではない。

 

ただアスリートの真似事をしているだけで、辛い現実から逃げるだけの心の弱い人間。

 

順位という理解りやすい指標でしか自分自身の価値を肯定できず、中身のない空虚な人間。

 

私はそんな人間のことを蔑除する。(藍染惣◯介)

どのジャンルの趣味の世界にも「結果」「順位」を強く求める人がいる。

 

日々の練習を積み重ね、実力を高め、本番で成果を掴みにいく。

 

その姿勢自体を否定するわけではないし、むしろ評価されるべきだ。

 

実際に結果を出す人もいれば、思うように届かない人もいる。

 

そしてその中の多くは、結果を出した人に憧れを抱き、「あの人のようになりたい」と呟く。

 

私はそこに引っかかりを感じる。

 

憧れや魅力というのは、本来どこに感じるのだろうか。

 

競技でも学問でも趣味でも、人は何かに本気で向き合うことで実力を身につけていく。

 

それと同時に身に着けるものがある。

 

幾度の失敗と小さな成功体験を重ねる中で、その人なりの考え方や価値観、

 

いわば「哲学」がうまれる。

 

それは長く続けている人ほど、深みが増してくる。

 

そこに人間としての魅力が詰められてる。

 

しかし現実には、どれだけ優れた結果を出していても、他人を見下したり、侮辱するような言動をとる人も存在する。

 

結果が評価される社会の中では、それが許容されやすく、正しいことだと勘違いを起こしやすい。

 

逆に、努力を続けながらも、結果に恵まれなかった人の中で、素晴らしい在り方を持っている人がいる。

 

他者をリスペクトし、その趣味の魅力を自分なりの言葉で発信し、周囲との関係性も大切にしている。

 

場にふさわしい言葉選びと、振る舞いを自然にやってみせる。

 

そういう人は、結果以上に価値のあるものを積み上げている。

 

それが真の強さを持つということである。

 

私は、そうした人にこそ敬意を抱く。

 

人としての深みや信頼は、簡単に手に入るものではない。

 

だからこそ、結果だけを追い求めるような薄っぺらい人間に魅力を感じない。

 

どのように取り組み、何を大切にし、どんな姿勢で人と関わるのか。

 

結果は一時的なものだが、身に着けた哲学や在り方は生き続ける限り己の中に残り、魅力ある人へと育ててくれる。

 

 

バイクランド土浦に行ってきた。

 

かなりの遠出であったが、前回のバイクランド幕張で色々言わせてもらった手前、見届けないわけにはいかなかった。

 

前回記事⇒大人も子供も楽しめる冬の文化祭「バイクランド幕張2025」アウトサイドレポート | 人に備わった力 理解の範疇を超えてゆけ。

 

 

結論から言ってしまえば、今回のバイクランドは頭一つ抜けたと感じた。

 

その最たる例が、オウルクラスで新設された「ベストドレッサー賞」である。

前回のバイクランド幕張ではなかったこの要素。


これが入っただけで、表彰式の空気が明らかに変わった。

 

ただ速いだけではない。


どう魅せるか。

 

どう伝えるか。

 

「会場を沸かせた選手」

「万人に分かりやすく受けた選手」

 

この審査基準が単純明快で非常に良い。

 

これがあることで、選手側が参加の姿勢に狙いを持てる。

 

ここが大きな変化だったと思う。

 

前回、評価制度についてを提言し、それを今回しっかり形にしたバイクランド運営。

このスピード感と柔軟さには、正直かなり驚かされた。
 

もう一つ印象的だったのが、オウルクラスの選手たち。

 

特定の選手が上手い棒ピットなるものを作って、観戦者を巻き込んでいたこと。

そしてその流れに乗った多くの選手がピットに入り、上手い棒を通じて観戦者と交流していた。

 

これが本当に良かった。

 

ただ見るだけじゃない。

 

どのイベントでも、同じ会場にいるのに参加選手と観戦者の距離は遠いもの。


しかし、この上手い棒ピットで観戦者も「参加者」の一人になることでその場に入れる。

 

この少しの体験があるかどうかで、イベントの価値は変わってくる。

 

見ていた人が、次は参加側に回る。


そのきっかけが、しっかり用意されていた。

 

 

有志で実行するフットワークの軽さに感心するし、それを受け入れる運営にも感服した。

 

今回の会場では、参加選手と観戦者の距離感はかなり物理的・心理的に近かったと思う。

 

また、今回新設されたベストドレッサー賞だが、これには無限大の楽しみ方が詰まっていると思う。

 

今回のように「万人に伝わる」が基準なら、分かりやすさやインパクトが重視される。

 

では、別の大会でも同じベストドレッサー賞の表彰がスタンダートになったらどうなるだろうか。


ある大会では「コスプレの完成度」が審査基準になるかもしれない。

 

別の大会では「斬新さ」「トレンド」が審査の基準になるかもしれない。

 

基準が変われば、選手のアプローチも変わる。


同じコスプレクラスでも、全く違う楽しみ方になる。

 

コスプレクラスという多様な楽しみ方をする参加者のいる部門で、「速さ」という一点のみだけが評価されてきた現状が覆されたのだ。

 

速さだけではない。
 

魅せ方だけでもない。

 

速さも魅せ方もその両方を評価されるバイクランドへ。

 

今回のバイクランド土浦は期待以上のイベントに成っていた。

蛇足

 

今回のイベントについては、正直もう言うことはない。


それほど完成度が高く、会場に行って得るものが多かった。

 

ただ、自転車業界全体については考えさせられる部分もあった。

 

運営と有志の参加者によって、参加者・観戦者の満足度を高める仕組みが出来た。

 

問題はその先、新規層の誘致である。

 

自転車イベントは、使える会場が年々減っている。


その結果、人の多い街中から離れた場所での開催が増えている。

 

そうなると、まだ見ぬ新規参加者へのアプローチが難しくなる。

 

それ故に、既存参加者のリピートに依存し、参加者数は横ばい、あるいは減少傾向になってしまう。

 

施策として

・SNSでの情報発信の強化(仕組みづくりを含む)
・影響力のある人を招き、新たな層へのアプローチを行う
・自転車に関係のない人が集まる場所で開催し、認知を広げる

が考えられる。

 

最近、よく考えてしまう。

 

もっと早く、コスプレクラスの課題を提起できていればよかった、と。

 

かつて「弱ペダブーム」と呼ばれる時代があった。


未経験者や女性選手が多く参加し、コスプレクラスは大きく賑わっていた。

 

しかしその当時、評価は「着順」のみ。


コスプレそのものが評価されることはなかった。

 

私はそれを間近で見ていながら、疑問を持たずに流していた。

 

流行が去ると、趣味をシビアな考えで取捨選択をする女性達にとって自転車やレースは捨てるに足るものだと判断された。

 

もしもあの時、評価の軸を増やす重要性を伝えられていたら・・・。

 

離脱を少しでも防げたのではないか。


現在のコスプレクラスの参加者が、多角的に評価される仕組みを作れたのではないか。

 

当時の自分の無知さや、人の感情への鈍さ

正直後悔している。

 

それでも今回のバイクランドは、その後悔を吹き飛ばすほどの素晴らしい可能性を見せてくれた。

 

それが堪らなく嬉しかったのである。

📷ヘタクロさん

 

HP⇒BIKELAND 土浦 - バイクランド土浦

自転車レースでコスプレをしていると、こんな経験はないだろうか。

 

ゴール後に言われる一言。

 

「で、何のキャラだったんですか?」

 

いや、そこ一番大事なところ。。。

 

サングラスをし、ヘルメットを被り、走っていると一瞬で通り過ぎる。

 

分からないのは仕方ない。


でも、ちょっと悔しい。

 

せっかくのキャラ愛が、誰にも届くことなく終わってしまう。

 

もちろん理想を言えば、完成度を極めれば一目で分かるのだろう。

 

ただ現実は、メイク研究衣装の作り込みウィッグの微調整


場合によっては顔を整形しキャラに近づける。

 

そこまで本気を出せる人はほぼいない。

 

レースに出るだけでも大変な上、そこまでやるのは時間も費用も掛かりすぎる。

 

「でも、愛は伝えたい」

 

コスプレローディーの思惑は多岐にわたる。

 

世界観を完成させたい自己表現型

推しを背負って走りたいキャラ愛型

作品を広めたい布教型

目立ちたい承認欲求型

楽しそうだからやってみた体験型

 

この中でも、

「キャラクターを認知してもらいたい」

布教型の選手が多く存在している。

 

そしてその選手の悩みの中には、

「そもそも何のキャラクターなのかを認識してもらえない」

という悲しい問題がある事。

 

別視点。

応援する側には、

「なんと呼んで応援すればよいか分からない」観客がいる。

 

それぞれの問題が同時に存在している。

 

どうすれば解決できるのだろうか。

 

そこで提案したいのが、ゼッケンプレートである。

 

大会ゼッケンは加工禁止がほとんど。

 

なので、キャラ名+SNSアカウント名を入れたプレートを自前で用意する。

たったそれだけ。

 

走りながらでも一瞬で読める。

 

もしくは後日、写真や映像で知ることが出来る。

 

「あ、○○のキャラなんだ」と認知しやすくなる。


表現できない部分はSNSで補完することが出来る。

自己表現の先にある

「キャラ愛を正しく伝える」

 
たったひと手間加えるだけで、推しにとっても、観客にとっても、自分の可能性をも拡げられるのかもしれない。

 

※注意※

・版権問題があるのでデザインは慎重に。

・大会によってはゼッケンプレート装備禁止の可能性も。