参院選比例区選挙公報・労働の解放をめざす労働者党(2019年) | しょむ研 泡沫ブログ(しょむ系政治勢力研究会ブログ版)

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http://twitter.com/shomuken 各種選挙の「しょむ系候補」(諸派・無所属のミニ政党・泡沫候補・インディーズ候補)観察、共産趣味(極左・市民派観察)、極右・カルト宗教観察、評論・ルポ・ノンフィクション・エッセイ系同人誌製作等。メール: shomuken@ymail.ne.jp

比例区は働く者の一票一票をそしてすべての働く者の票を労働者党(略称)へ!

差別労働、長時間労働の一掃を!
 労働者党の基本的な二つの政策的立場を、まず明らかにします。
 一つは、長時間労働、ブラック企業などに象徴される、搾取労働の即時廃止の要求です。
 二つは、2千万人にも急増してきた非正規労働者や、低賃金や身分的不公平などに苦しむ女性労働者の闇に広くはびこっている、差別労働の即時一層の要求です。
 こうした私たちの要求は、何か非現実的で、途方もないものに思われるかも知れませんが、事実上、安倍首相自身が、一昨年の秋、「働き方改革」を謳い、同一労働同一賃金の実現を実行すると宣言した時に声を大にして主張し、公約したことにすぎません。
 当時、安倍首相は、差別労働の廃止は「待ったなしの重要課題」と言い、また、「この日本から非正規労働という言葉を一掃する」と大言壮語しました。
 長時間の殺人的労働の一掃についても、「躊躇(ちゅうちょ)なしに行う」といわば公約しました。
 これらの言葉は、長時間に及ぶ搾取労働や不当な差別労働を、最優先の課題とし、即時に、「躊躇なしに」行うという、首相の労働者、勤労者への公約ではなかったでしょうか。
 しかし首相は言うだけで、まじめに実現しようという医師はありませんでした。同一労働同一賃金といっても、「会社への貢献度」なども評価すべき等々を持ち出して、差別労働の一掃に具体的に取り組む気配は全くありません。ただ一時のリップサービスです。
 首相は自分の任期の間に雇用も増えたと自慢していますが、低賃金の非正規の労働者が増えただけ、労働者差別の一掃や同一労働同一賃金の実現は遠のいたとさえ言えます。「日本から非正規労働者という言葉をなくす」という大言壮語について言えば、今では鑑定は神経質になって役所に「非正規労働という言葉を使うな」という圧力をかけている始末で、それが首相の「日本から非正規労働」という言葉をなくすということの意味かと皮肉でも言いたくなる状況です。
 長時間労働等の殺人労働の一掃も「躊躇なく行う」とも言いましたが、裁量労働制--残業代なしの労働のやり方--の強化法は流れましたが、それは、医療、教育、保健などを先頭に、今なおほとんど無制限といえるほどに一般的に行なわれており、殺人労働の一掃を「躊躇なく行う」もまた事実上完全に空語、空約束になっています。
 労働者党は首相に3年前の約束を直ちに実行するように要求し、それができないなら働く者の力で闘い取っていく決意を固めざるをえません。

・消費増税の転用とバラまき政策を許すな
 安倍政権は消費増税の使途変更と、乳幼児教育無償化や全世代型社会保障を謳い、財政再建や社会保障の充実にはそっぽを向きつつ、参院選勝利のために消費増税を勝手に流用するが、許されない。若い夫婦や女性労働者が望んでいることは、保育園の充実や待機乳幼児の一掃である。首相は保育料をタダにして全世代型社会保障というが、保育所の完備は社会保障の問題ではなく、むしろその反対の社会保障を支える人々を増やし、助けるための重要な成長政策である。貧しい男女の労働者が今緊急に必要としているものは、何よりも安心して働ける職場や人並みの賃金や充実した保育所であって、乳幼児教育無償化云々の”中産階級〟用のバラまきではない。
・困難な介護問題の解決のために、”共同体原理〟の採用を
 我が労働者党は2千年に、「介護の社会化」の掛け声とともに始まった介護政策は、それがカネと貧しい労働者の賃労働を当てにしたものであったために、今やカネの面でも働き手の面でも破産に直面していると結論し、そんな困難な、袋小路に落ち込んだ介護問題を解決するために、”共同体原理〟を採用するように呼びかける。それには色々なやり方があるが、例えば1年のうち1ヶ月だけ介護の仕事をするというやり方や、人生のうち、2、3年だけ介護に従事するという方法もある。韓国などでは、兵役でそんなやり方を採用しているが、物騒な兵役など止めて、介護で採用した方がはるかに平和的で、社会のために有益だ。
・年金問題と労働者党の立場--極端な年金格差の一掃が焦眉の課題
参院選の直前、いまの”標準家族〟がもう30年も生きると、生活していくために2000万円も不足するという見通しを金融庁が公表し、大騒ぎになったが、我が党はまず年金制度の一本化と、根本的な年金格差を一掃するところから始めるべきと考える。民主党政権も年金制度の一本化と最低年金7万円を主張したが、そんな矮小な政策さえも実行できなかった。
 1991年の「年金制度の抜本的な改革」も、年金制度の一本化をうたい文句にしながら、それはただ国民年金を基礎年金に模様替えして、それを全国民に及ぼすという「一本化」であり、厚生年金受給者には基礎年金に、所得比例部分を二階部分として繰り入れ積み上げするものであったため、一本化、平等化にむしろ逆行するものになっている。
 その結果、今や1千万とも言える年金難民が日本津々浦々に存在し、生活保護の世帯や単身者は数百万を超えるほどである。
 真実の一本化と平等化は、国民年金と厚生年金の2大制度を解体し、退職の時期の所得に従ってではなく、別のより合理的で、単純な単一の基準によって年金額を決定すべきである。というのは、大企業の労働者と中小企業や非正規や女性労働者の労働の強度や長さにはそれほどの違いがあるとは思えないし、むしろ後者の方が上である可能性さえあるからである。

非正規、女性労働者のために
【特定枠候補・伊藤恵子】非
正規労働者として生き、ま
た労働者党員として数十年
活動。国政選挙に二階立候
補、資本論研究に励み、労
働価値論の神髄の理解では
権威者に。議員としては差
別され、苦労する女性労働
者のために活動する決意

共産党、新左翼に反対して

【林ひろよし】学生運動に

参加、共産党に入党するが、
官僚主義、日和見主義に反
発、わずか半年で離党、新
興の新左翼運動にもたちま
ち愛想をつかし、以来、共
産党や愚劣軽薄な新左翼運
動にも反発し、一貫して独
自の労働者解放の道を追求


労働者解放めざした教師
【菊池里志】大学時代、労
働者解放の理想に目覚め、
神奈川県の高校で社会科教
師として生きながら労働運
動に参加、また労働者党の
一員として神奈川県の闘いを
支えてきた長年の活動家。
教育理論家。沈着に、合理
的に思考する誠実な活動家

愛媛で労働運動に献身
【吉村ふみお】労働者地域
で長年労働運動に加わり、
組合運動の指導者としても
献身的に活動、地元の働く
人々から絶大の信頼を得て
いる活動家。国会に出て行け
ば、貧しい労働者や女性
労働者の味方としてこれほ
どの強力な助っ人はいない


労働の解放をめざす労働者党
                 (略称・労働者党)
連絡先 東京都練馬区春日町

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