正教会くん、カトリックくん、ルーテルくん、聖公会くん、改革派くん、ピューリたん、無教会さん、メソジストくん、救世軍さん、かくれキリシたんによる、擬人化されたキリスト教教派による学園生活を描く。
絵が得意な正教会、手先が器用で第２バチカン公会議以降はおおらかなカトリック、音楽好きなルーテル、橋渡し役の聖公会、インドア系几帳面屋の改革派、改革派の妹で図書委員のピューリタン、読書や学習会・講演会好きな無教会、アウトドア系几帳面屋のメソジスト、メソジストの妹で吹奏楽部で鍋料理好きな救世軍、文語・古語を使う隠れキリシタンと、各教派の特徴を上手く捉えてる。クリスマスツリーはルターが考案した等、細かい事も描かれてて面白い。
惜しむらくは、上記教派と同じく信徒の多いバプテストやクエーカー、ペンテコステ派等について触れられてなかった事。組合派は日本では教団として殆ど独立してない（ほぼ日本基督教団に内包）ので仕方無いとは思うが。作者が所属する福音派については、「表現するのが難しい」との事で断念したとの事。
付録として３～６人までプレイ出来るカードゲーム入り。カードはトランプとしても使える。