信頼を与える署名をデザインする
書ムリエの池上晋翔です。
 
ここのところ、「かな」の昇段試験の
課題制作に追われています。
 
毎回写真のように細かく線を引いたり
解説を自分で加えながら書いています。
 


上記は自宅で練習をするときに
していることの1つなのですが
署名を書くときにも同じことをします。
 
それを私は設計図を作ると呼んでいます。
署名のアドバイスを
ご依頼いただいたときにも
お渡しする・しないは
ありますが必ず行ってます。
 
 
筆ペン講座を開催するときにも
同じことをしています。
 
下記は使用するテキストの1部ですが
受講生自身の名前を各々が
どんな風に書くのかを自分で書き出します。

 
ここで行っている作業は
感覚の言語化です。
 
こういう風に書くんだ~
こういう風に書きたいな~
そんなことを文字におこします。
 
 
私は手本を見ながら練習をしていて
ただ真似て書いていても
なかなか修正できずに苦労をしました。
 
ただただ書いていてもなかなか
上手くはなりません。
 
 
スポーツに例えるなら、
サッカーのフリーキックの練習に
似ていると思います。
 
自分でシーンを想定し
壁が何人でどのくらいの高さあって
そんなことを具体的にし
どういう回転をかけてどんな角度で
直接蹴って狙うか。
 
その中でただイメージするだけではなく
実際に壁を立てて練習ををすることが
よくありますよね。それと同じです。
 
署名も紙に対して
字の大きさやバランス
線の太さや角度を決めて書きます。
 
その時にそれをただ感覚的に
反復練習するのではなく、
まずはどの線をどういう風に書くのか
具体的にする壁を立てて検証をする
作業がこの設計図にあたります。
 
練習をしながら、少し太さが違うなと
思えばその都度設計図を修正します。
 
何度も書きながらしっくりくる書き方を
探しては、設計図を修正していきます。
 

 
私の署名は字としてみると4文字ですが
線としてみると31画。
 
設計図を作りながら書くと
ビジュアル化されるからか
ただ見本を見るよりもとても
字の修正変化が早くなります。
 
自分で書いた字を自分で修正すること。

つまり、設計図を書くということですが
これが自分で練習するときの極意です。
 
大事なことは、字の形よりも
どういう風に書くのかを自分で
意識することです。
 
書道とは感覚的な芸術と思われ
ていることが多いのですが
理論的なこととの方が私は多いです。
 
完成するまでの8割くらいは
上記のように色々試しながら
パズルのように線を組み合わせて
設計していく作業。
 
残りの2割は
決めたデザインで反復書き込み。
 
よく段取り(準備)8割
などと聞きますがまさにその通りです。
 
その両方を合わせて練習と
私は考えていますニコニコ
 
ぜひ試してみてください^^
 
この自分で字を修正していく時の
コツはまた別の機会に筆

先日、就職活動を控えた学生向けに
履歴書の書き方について
お話しさせていただきました。
 

 
履歴書の書き方なのですが
実は特別なことは言っていません。
 
心構えとしては
きれいな字じゃなくてもかいい
ということ。
 
書くときのポイントは2つに絞って
1.履歴書の字は規則性が大切
2.丁寧な書き方を意識
それぞれを具体的に解説していきました。
 
学生が就職活動をする際の
手書きの履歴書の機会はすごく多いです。
 
時代遅れという声もありますが
志望企業の応募条件に
「手書き」が指定されている以上、
書かなければなりません。
 
でも思うのですね。
 
手書きの履歴書の存在って
とても大きいんです。
書き方のクセにその人が現れますから。
 
セミナーの最後に
筆跡診断の視点から
字の書き方と行動傾向を
少し紹介しました。
 
ある意味一番それが好評でした。
自己分析に似ているようで 
自己分析の結果と字の特徴が
似ていると反応(反響?)も大きくて。
 
みなさんやっぱり自分のことの話は
好きなんだな~って改めて思いました。
同時に、文字はその人そのもの
なんだな~とも改めて思いました。
 
 
私も新卒の採用担当の経験があります。
たくさんの履歴書・エントリーシートを
読んで、面接に呼ぶ学生を決めました。
 
企業側も全員と会って面接をしてから
判断をしたいけれど
面接に呼べる学生の数には
限りがあります。
 
だから、書類選考って大事なのですね。
 
PCのフォントで書かれた志望理由や
自己PRの文章だけで判断をするよりも
手書きの字は判断材料が多くなるので
意味があります。
 
特に名前の書く位置には
個性が出ることが多いですね^^
(詳しくは別の機会にお話ししますが)
 
そういう風にして
少しでも自社にマッチする
学生の採用に全力を
注いでいた時期が懐かしいです。
 
参加された学生たちも
良い企業との縁があることを
祈っておりますニコニコ
 

信頼を与える署名をデザインする
書ムリエの池上晋翔です。
 

今回は書きたい線よりも
書きやすい線を意識しましょう
というテーマです。

 
私はカッコイイ署名を意識しすぎて
何度も失敗を経験してきました。
 
成功の数よりも
失敗の方が圧倒的に多いです。
いつも、カッコイイを追及しては
失敗しています笑い泣き
 
 
伝わりにくいかもしれませんが
こんな風に毎回先生に直されます…
名前で誉められたことないかもですw
 
 
 
 
この字はこういう風に書くと
カッコイイという理想が
なんとなくはあるんです。
 
でも、いざ書いてみると
かっこよく書けないことが
よくあります。
 

そんな時は無理に書こうとせず
普通の書き方に戻してから考えます。

 
違う字でもう少し分かりやすく
1文字で解説しますねニコニコ
 
たとえばという字。
最後の「リ」がかっこよく
書きたかったんです。
 
でもバランスがいまいち笑い泣き
気合いが空回りした字です。

 
いい感じで書けているかもと
油断して最後に失敗したパターン。
(ハネが…)

 
 
ここで、大事なのが
自分が書きたいイメージも大事ですが
書きやすい(≒得意)線や点を
生かす方がいいということ。

これは自分のストロングポイントを
生かすという考え方です。


書道のようにお手本があって
それを目指す練習とは違いますので
よい意味で個性を意識するなら
バランスが大切です。


経営に置き換えると
売上だけを意識するのではなく
最終目的である利益を出すことに
意識を向けましょうということ。


さて、話をもどしますが 
ここから「リ」を少し直してみます。
その分偏の「岡」をはりきって。
(これはこれでいいなぁと思いました)

 

今度は「リ」の短い線を太く頑張って
長い線は細いけどはりきって書く。
(ちょっとイイ感じカモなんて思ったり)

 

そして最終的にこのくらいかな…
なんて決めます。

 
 
いかがでしょうかニコニコ

最終的にリの長い線は
そんなに頑張らない方が
カッコいいなというところに
落ち着きました。

ポイントは書きたい線を頑張る
のではなく
書きやすい線を
ちょっと太くしてみる
です。


 自分でここまで変化させるのは
難しい時もありますので
その時はぜひお問い合わせください^^