20240529
去年の今頃、
ずっと行けなかった場所へ行ってみると決めて行った。
亡くなった家族の発見場所に行って花を手向けた。
涙が止まらなかった。
謝罪なのか、安心なのか、
恐怖なのか、自分の眼から涙がとめどなく溢れ続けた。
なかなかこれなくてごめん。
遅くなってごめん。
月日は20年経ったと思う。
受け入れたくなくて
受け入れ方も分からなかった。
記憶も曖昧で、精神がどんどん壊れた。
自死遺族は
時間が止まるんだと思う。
過去に戻り、何か出来た事があるんじゃないか?
私は前へと進んでいいのか?
自分の気持ちに追いつかないまま
時間は平等に流れていく。
そうして20年が経った。
月日に合わせて私にも家族が出来て
産んだ子供達は成人に。
時間が進み出し自分も変化が著しい。
たまに襲われる空虚感は少なくなってきたけど、
私の一部を受け入れて共存していく。
読んでくださってありがとうございます。