今年の十五夜(旧暦八月十五日)は例年より遅く、十月に入ってからでしたね。
新月を月のはじまりとする旧暦の十五日であれば、十五日は満月だけれども、現代では必ずしもそうなるとは限らず。
十五夜のお月さまとは、旧暦の八月十五日(2020年は10月1日)の日にお出ましになるお月さまのこと。
今年は、満月の前日ともあり、限りなくまんまるでした。
先週、二十四節気の「寒露」をむかえ、いよいよ秋も深まってまいりました。
すっかり気温が変わり、冷凍庫にストックしていたアイスクリームの「スーパーカップ 」を「さむッ」と言いながら、慌てて食べております。どうしてだろう、あの暑い夏の間は永遠に食べ続けられると思っていたのに、今はただただ寒い。
せっせせっせと通い続けている和裁のお稽古、初めて羽織を仕立てました。
墨色の薩摩上布。透け感がとてもよく、今年はもう着られないけれども、来年とても重宝しそう。これには、ジーンズもTシャツもあわせられそう。
折角なので、もう一枚、復習を兼ねて仕立てたいと思います。
お教室に、洋裁のプロの方も通っていらしていて、とてもラクなポンチョタイプの上着の型を教室の皆さんに共有してくれました。
さすがプロ! 簡単で、慣れている方が考える作り方で、そして洗練されている。着ると綺麗なフレアーも期待できて、今夢中になって三枚目を作っています。
仕立てる前に、ハンカチで、ミニミニバージョンを半分作ってみて、イメージを膨らませてみる。作ってみたら、このハートの模様
が可愛くって、こんなタイプの生地があったらいいな、なんて思っちゃいました。あとは着る勇気があるかないかだな。でも、間違いなく可愛い。
そして手元にある殆ど使わなくなったスカーフも、今バンバンリメイクに活用しています。昔、海外に在住していた母が、帰国する度にエルメスやグッチのスカーフをお土産に持ってきてくれたのですが、最近は使わず・・・・・・。
「おろしちゃってもいい?」「洒落たカチューシャにしたいわ」と、相談をしたら、
そんな母で良かった・・・・・・
バンバン切ってみたら(ドキドキしながら)、やっぱり生地が素晴らしく良くって、切った際の感触がこれまでの人生で切ってきたものとは全く異なっていました。上手に工夫したら、巻きスカートもできるかな??? はてはてフフー
画像は、母のリメイクジャケット。もとは振袖です。70代後半、このジャケットにレザーパンツ、ショートブーツを履いて外出しています。
「十五夜に、月の光のもとで針の穴に糸を通すことができたら、お裁縫が上達する」という言い伝えがあります。 ムリムリ! 最近は老眼もすすんで、針の穴どころか、針通しのあの針金の間にすら糸を通せません。でも、お月さまに願をかけて、精進したいと思います。