間もなく「処暑」(二十三日)。まだ暫く残暑はとどまるけれども、朝夕は涼しくなってくるという時期。
本当かなぁ・・・・・・。
と言いたくなるほど、今年の暑さは尋常ではありませんね
会員の受講者様からいただいた残暑見舞いのお葉書、思わず「そうそう! ここのところ、毎日こんな感じ(食事)!」と手にとって笑ってしまいました。
お素麺、スイカ、かき氷、永遠にこの類を循環している感じ。
子供の頃、もっと頻繁に夕方になるとザッと夕立があって、そのあとスーッと涼しい風が吹いて、過ごしやすかった記憶があります。
基本扇風機だったし、扇風機で凌ぐことができましたし、冷房はお客様がいらした時につけるイメージ。
そのようなことを、先日若いお嬢さんにお話ししたら、「エッ?!」と驚かれていました。同世代の人たちは「そうそう」と深く共感。世代がわかります。
先週は何度かゲリラ豪雨がありましたね。その後、綺麗な虹が出て、しかもダブルレインボーだった!
その虹が、知っているエリア、ビル付近から出ていて、思わず「虹のはじまりだッ!」と感動いたしました。
雨上がりの後って、意外と子供の長靴がコロンと落ちているもの。今年も可愛らしい黄色の長靴が落ちていました。小さな主のもとに戻りましたように。
暑くって、暑くって、バテバテなんだけれども、この時期ならではの光景や情緒感ある様子に、目も心も奪われます。
毎年神楽坂のとあるお店の軒下に、吊り下げられるほおずきと江戸風鈴。
チリリンという音とはことなる、江戸風鈴ならではのカラリカラリとした音がこれまたいいですね。
今年はほおずき市 も、朝顔市 も見送られ、生産者の皆さんもご苦労されていることと思います。
近所のお宅の玄関回りはぶとうの蔦で覆われ、先日実ってきたぶどうに、袋がかぶせられました。これもなかなか風情があっていいものです。
よく通る脇道には、ど根性朝顔があって、地面からぐんぐん弦が伸びています。
そのど根性に寄り添って、見守っている人がいるのもよくわかります。
ちょっと絵になりそうな光景。でも暑すぎて、今は絵を描くファイトが出ない。
先日、会員の受講者様方に、残暑お見舞いの葉書と、チケットホルダー、そして簡単なレポート(外食時の配慮の仕方)をお送りしました。
この時期ならではの葉書や、意匠から感じ取ってもらいたいことなど、お一人おひとりに合わせて。選んだ葉書を一部ご紹介しますね。
チケットホルダーは、私自身、マスク入れとしてとても重宝しているので、一つの便利アイテムのご提案としてお送りしました。
これまでいい運営ができてきたのは、一重に受講者様方のお陰。特に長く継続的に学びにいらしてくださっている会員の皆様あっての私ですから、今私にできる知識や感性の提供は、惜しみなくです。
受講者様方からも、ありがたいもので、メールやお葉書を頂戴しております。
いただいた中には、若冲のモノトーン版画の「糸瓜」があり、私は別の若冲の糸瓜の葉書を持っておりましたので、改めてもう一枚お送りしました。
他には、お送りしたチケットホルダーがサントリー美術館のものだったため、サントリー美術館の葉書(国宝)をお送りくださる方もいらして、私も同じ葉書を持っていたことから、お化粧台の前に並べて、ちょっといい雰囲気を楽しみました。
更に、これから出かけたいと思っていた美術展にお出かけになった方からは、お菓子と、これまた現代風に加工された浮世絵葉書をいただきました。
加工された浮世絵、光が当たるとこれまた綺麗で、いいですね! 私からは改めて、クラシカルなオリジナル版をお送りしたいと思います。
綺麗な美しいお菓子もご馳走様でした。お気遣い恐縮しております。
まだなかなか集うことはできませんが、このようなやり取りの中からも、豊さを実感しております。時間をかけた講義はできませんが、タイミングをみて、また発信していきたいと思います。