六月二十六日、今日は七十二候の「菖蒲華(あやめはなさく)」にあたります(あやめの花が咲き始める頃)。
先日の日曜日には夏至を迎え、夕方遅くまで明るく、早々と夜が明ける「短夜」の季節となりました。
でも、夏至を迎えたということは、これから冬至にむかって確実に日に日に陽が短くもなるということ。繊細に日々感じ取っていきたいなと思います。
梅雨らしいお天気が続いていて、今年はちょっと梅雨寒な夜もあって、着るものにも調整が求められています。
今日は梅雨の合間の晴れの天気。まさに「五月晴れ」という言葉があてはまる陽射しですね。
六月なのに「五月晴れ」。旧暦では今日、まだ五月の上旬です。よって、「今の」六月の梅雨の合間の晴天を「五月晴れ」といいます。
本当はもう少し早くに更新したかったのですが、むさぼるように本を読み、そして決算の準備などしておりました。
自粛期間中、閉館していた図書館もありがたいことに再開しました。まだ図書館内の利用サービスには限りがありますが、今は予約貸し出しメインで、利用させてもらっています。
クラスの開催はもう暫く見合わせます。会員の受講生の方々からも、ご連絡を頂戴しておりますが、焦らず、多くの方が安心して「集まれる」と実感できるまで、様子をみましょう。
東京も今週、また陽性反応の人数が増えてきましたし、その人数から更に感じ取れることが、自衛にもつながります。個人的には、都知事選が終わるまで、より現実的なことは、正しく把握できないのではないかと思っております。
他所様では「with コロナ」という設定で、「新しいマナー」というコンセプトでクラスを再開されているところもあるようですが、私、この「with コロナ」という表現、物凄く抵抗感があります。
っていうか、おかしいでしょ「with コロナ」って。そんな切り口での新しいマナーいりませんから・・・・・・
英語のニュアンスが分かる人にとっては、これを前提に前向きに話をされると、ちょっとツッコミたくなるものがあります。安易に使うと、その人の教養も問われてしまうもの。
そもそも、英語を使う人は「コ・ロ・ナ」とは言わず、主に“COVID-19”と表現するしね(またはCoronavirus)。だから「with コロナ」っていかにもな和製英語。
そのようなことを思っていたら、アメリカの高校で一緒だったジュン君が、現在では某週刊誌にコラムを連載していて、やっぱり同じくらい「with コロナ」に疑問を抱くこと、しっかり書いていました。頭の良い彼の説得力ある解説、多くの人の目に触れたことを願います。
このようなクライシスという時だからこそ、それぞれの真価も問われるもの。本質というものが如実に出る時でもあるからこそ、相手を見定めることもできます。
現代は、簡単にネットを通じてアウトプットできる時代です。下手にアウトプットしすぎてしまうと、良くも悪くも本質が出るもの。それは、見定める側にとっては、良い手がかりでもあるのです。と同時に、見定める側にも良識と教養が求められ、それがなければ下手なものや、安易なものを見抜くことができないということです。
私は心のエンジンはかけつつ、無病息災を願い、クラスで良いアウトプットができるよう、豊に備えていきたいと思います。
来週三十日は、大祓「夏越の祓」です。今年これまでの半年間の罪と汚れを祓い、これからの半年間の無病息災を願う行事。既に茅の輪を設置されている神社は多くあると思います。どうぞ∞(無限)を描くように茅の輪をくぐってお詣りしてください。
人形が置かれているところもあると思います。自分の体に撫で付け、息を吹きかけ汚れを移し、お初穂料と一緒にお納めすれば、後日川などに流してくださいます。
水無月の夏越の祓する人は、千歳の命延ぶといふなり 詠み人知らず