六月、先日二十一日は二十四節気、十番目の「夏至」でした。早い！ なんて早いんでしょう。
「冬至」が半年前のことだったなんて、驚いちゃいます。「一陽来復」のお札をいただいたばかりだと思っていたのに、もう夏越の時期とは・・・・・・。
その日は一日中曇っていたけれども、ピンク色に雲が染まりながらたっぷり時間をかけて陽が暮れていく様子はとても美しかったです。
今日は会食倶楽部
で、会員の方々と「夏越の祓」をいたしました。調理長のきめ細やかな器選び、お吸い物椀には「流鏑馬
」が。
１０年近くお世話になってきて、初めてご提供いただいた器。流鏑馬とは本当にありがたい。さて、その意味することとは？
メンバーの皆さん、日頃の生活を更に豊にされるために、ご熱心に学びにいらしてくださる。ありがたく嬉しい。今日の様子は、また後日更新してまいりますね。
すっかり更新が遅くなってしまったけれども、先月末にホテルオークラ、ラ・ベル・エポックにて、テーブルマナーブラッシュアップクラスを開催いたしました。年に二回ほど開催しています。
通常のテーブルマナークラス、受講済の方を対象に開催しています。
現在別館のみでの運営。取り壊された本館の面影が残る別館。来年新たな本館が開業したら、どうなるんだろう・・・・・・。なんて、この雰囲気が好きな私としては、来年の本館オープンが近づくことに、実はワクワクはちょっとで、ドキドキの気持ちの方が大きい。
受講者様をお連れする前に、毎度事前にお部屋の様子をチェック。
このセッティングにいつも安心感を抱いています。「正統」なものをお伝えするために説得力のある状態。
このようなことは、口頭だけでは伝えきれないもの、イメージを膨らませられないものがあって、実際に見ていただくからこそ、理解できることが多くあるものです。
ラ・ベル・エポックの、サービスプレート。
紫陽花
がモチーフ。本当に美しく、ちょうど表は色とりどりの紫陽花が咲いている時期でもありましたので、タイミングがぴったりでした。
なんと、一枚も割ったことがないとのこと（一枚も欠けていない）。それはすごい！ 皆さんが丁寧に、大切に扱ってこられたことが分かりますね。
アミューズ、食前の一品。
美しいサービスプレートを眺めながら、いただきます。
「フィンガーボウルの扱い方を学びたい！」というご要望があったため、自分で編んだこちらを持参。
アミューズの食器の下にも敷かれているドイリーマット、ドイリーペーパー、レースペーパー、今でこそ紙だけれども、本来は、編んだもの（ドイリー編み）が使われていました。オークラでも、以前はリアルドイリーを使っていたとのこと。それはそれですごい！
指先のことが好きなので、リアルドイリー製作、受注したいくらい。「この大きさならば（直径約２０cm）、一日で編めます」とお話ししたら、受講者の皆さん「エーーーッ！
」と驚かれていました。
一日中編み物、縫い物に集中しながら、並行して本を読みふけることができたら最高。絶対できないけれども。
前菜、牛タンのグリエとビーツのサラダ
九条ネギのペースト
ブラッシュアップクラスでは、色々なお話をさせていただくのですが、ホテルオークラの歴史的な背景は勿論のこと、やはりラ・ベル・エポックは、日本のフレンチの礎となる存在といっていいレストランの一つ。
そのようなことも知っていただきたいなと思い、昔に遡って、現代の感覚・常識とは一旦切り離して、捉えてもらっています。
日本のフレンチの歴史って、そんなに古くはなく、オークラが創業した１９６２年当時は、様々な難しさが伴った時代でもありました。現代のように開発が進んだ時代ではありませんから、冷凍車がないといった中で、お肉の仕入れも冷蔵の範囲でフレッシュさが期待できる距離（エリアまで）のものなど、今では想像できないこと、多々あったようです。
スープ（野菜のポタージュ）は、チューリンを用いてのサーブをお願いいたしました。これもお勉強。
エヘ、トップバッターの私、皆さんにアイコンタクトを取りつつ、解説しながらすくったら、たっぷり具材をいただいてしまいました
この後、メインの魚、肉料理に、デザート、食後のコーヒーと小菓子と続きます。
長くなってきましたので、また後日更新したいと思います。
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ありがたいことに、次回のブラッシュアップクラスへの参加ご希望者様が大変多く、そのご希望数だけでも定員以上となっておりますので、早急に次回開催日を決め、ご案内したいと思っております。
七月は、これまたホテルオークラの山里で、会食倶楽部の会員の方々とランチ会をいたします。現在、お献立のご案内を、首を長くして待っているところです。
食礼 咲の会食倶楽部は、更新に関してのルールはありますが、拘束もなく、とても緩く、穏やかな集まり（クラス）です。ご興味のある方は、参加資格となるテーブルマナークラス（フレンチ、日本料理）をまずは受講にいらしてください。
会食倶楽部のご案内はホームページをご覧ください 
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図解入りの解説もございます 
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