こちらの更新は、『四月 会食倶楽部 ~花まつり~ その三』 に続くものです。

大変恐縮ですが長くなりますので、何回かにわけて、全文章を表示するようにいたします。

 

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余談ではありますが、今回頂戴したお申し込みで「あっ・・・・・・」と気付いたことを一つ。ご参加くださった方のうち、半数のお方が、ある特定のスクールさんを受講後、こちらへ辿り着かれた方々で、皆さん沢山のクラスをご熱心に受講くださっています。


実はそちらのスクールさんから改めて受講されにいらしている方は、私が把握しているだけでも(受講後、お打ち明けになった)、過去にも大変多く、私自身、お申し込みくださった受講者様のお気持ちを色々推し量ると、複雑なものがあります。


以前、そのお申し込みいただいた方の内、お一人に関しては、受講前にその経緯とご意向を伺った上で、ご本人の最終判断として、こちらでの受講はお控えいただきました(ご本人が、「控えます」とおっしゃった)。こちらのやり取りに関しては、クラス運営をされる方にとっては、意識するべきことでもあると思いますので、改めて別に更新したいと思います。


今回のような偶然は、もちろんお互い同士、ご存じありませんし、私も特別お引き合わせすることもなく、触れません。皆さんそれぞれ感じられたこと、お考えがあって、また求めるものがあるからこその選択です。クラスの時に、お互いがいいフィーリングで、和を以て学んでくださって、ご満足が得られれば良しです。


ご案内しております会食倶楽部は、参加資格として、テーブルマナークラス、フレンチと日本料理を受講済であることを条件としております。もともとは、テーブルマナークラスからのお申し込みで、受講を済まされた方々です。よって、何かしらご本人たちが、色々受講を通して感じ取られたものがおありになったのだと思っております。


講師はジャッジされる側です。それは当然のことです。


皆さん日々真剣に働いて得た大切なお金を投資してくださって、貴重なお時間を割いてお越しくださっていますから・・・・・。そこに対しての敬意と、教える側はやはり皆さんのご期待に、またご期待以上に応えられるものをもっていなくてはならず、そこに対する強い自覚が求められます。人間性もとても問われます。これらの思いと、その思いがあるからこそ質の高いアウトプットを志すことは、人間性として滲むものだと思っております。

 

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ブログ上で、私は沢山触れてはおりますが、クラスでお話していることのほんの一部です。私が持ち合わせている沢山の引出のほんの一部です。この引出は、幼少の頃から家庭環境によって育まれたものも沢山あれば、自分自身で学んできたこと、勉強に励んできたものも多くあり、与えてもらったものもあります。


これらは、パッと得た引出ではなく、時間をかけて増やし、磨きあげてきたものです。感受性を豊にして、磨いてきた事柄がつまった引出です。


そして教える立場になって、常に意識していることは、「正しさ」であり、確認と検証に励むこと。私の大切な引出には、その「エフォートと気持ち」がつまっています。


受講にいらしてくださった方には、惜しみなくバンバン引出を引き出し、お伝えしています。そこに触れ、実感された方々が、今回のようなことに繋がっているのだと思います。


ジャッジです。


教えることを生業としている私のポリシーは、「教える立場だからこそ、一生自分自身が学び続ける」ことです。常にインプットに励み、それを磨き、洗練させていくこと。この気持ちを怠っては、いらしてくださった方に失礼であり、また実にたやすく感じとられてしまうものでもあります。



そして謙虚さと恥じらい。この気持ちを持ち合わせていることの大切さですね。「間違っていたら言ってね」「お気づきのことがあったら言ってね」という受け入れる気持ち、そしてクラスにいらしてくださる社会人の皆さまは、それぞれ日々携わっていらっしゃることの何 かしらのプロですから、私自身が知らない分野に関して「教えてください」というオープンな気持ちと積極性。


更に恥じらいは、自分自身を過信しないということです。私にも「無知」や「未熟さ」があるということを、どこかで弁える。これが、自分の分をわきまえることに繋がります。

 

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長年、好きで読ませていただいている方のブログがあります。異なる分野で、大変説得力のある洗練されたブログを更新されておられます。その方が先日、やはり思うところがおありになったのか、ご自身のポリシーを綴っていらっしゃいました。・・・・・・



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