十一月十八日、二の酉熊手

今年は三の酉までありますね。毎年この時期が来ると、

急に年末が近づいていることを実感すると共に、

翌年の運気も気にし始める時期なのだと、緊張が

走りますあせる


私は既に先日の一の酉に出かけ、小さな小さな熊手

買い求めました。


大きな熊手では届かない、すみっこにある運を、

そしてどなたかがお買い求めになった大きな熊手の

隙間から漏れ落ちた運を、必死にかき寄せたいと

思います。



さて、毎年十月から十一月へと移り変わる時期の

気温差によって、紅葉もみじ、そして黄葉イチョウの様子が大きく

異なりますが、綺麗に色づく前に落葉してしまうことも

ありで、毎年この時期は、どのタイミングで紅葉狩りに

出かけようかと、日々街の様子を気にかけながら

過ごしています。


とはいえども、来週二十二日は二十四節気の一つ

「小雪雪」。


北国から雪の便りが届く時期。今週、既に雪が

降り始めたようで、改めてカレンダーに記された

二十四節気の「雪」という文字に、冬であることの

認識が高まります。




 

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次回テーブルマナークラスのご案内


食礼 咲 は、成人以上の男性、女性を対象に、

「食」に特化したマナークラス、会食倶楽部を運営しております。


【日本料理テーブルマナー所作クラス】


2018年1月13日(土) 

11:30~ 終了時刻14:30頃

@品川 大志満高輪店 個室にて


<献立例>

・食前酒

・先付

・前菜

・吸物

・お造り

・煮物

・焼き物

・酢の物

・お食事

・お食後




  この時期ならではの盛り付けを

 お楽しみください。

 <講義内容>

 「社会人」を対象とした講義内容。


 日本料理屋さんへの入店のされ方

 から、身だしなみ、履物の状態や、

 どのような履物が宜しいかなども

 言及いたします。

 


 以前、クラス前にお送りしている「ご案内羽ペン」に、

 「履きやすい靴、脱ぎやすい靴でお越しください」と記しておりました。


 この寒い時期になると、ブーツブーツ。をお履きになってお越しになる方が

 けっこうな割合でいらっしゃり、

 「ああ、『ブーツはNG』とまで記してご案内しないといけないのね・・・・・」

 思い到り、現在ではそのように記しております。


 またここ数年、ダウンジャケットを着てレストランへ出入りされて

 いらっしゃる方も、多くお見受けいたします。


 ダウンジャケットのタイプも実に多様で、パッと見、お洒落ダウンも

 あるものですが・・・・・・。


 ダウンジャケットについての見解につきましては、改めてクラスへ

 訪れてくださる受講者様方へ、直接お伝えしていきたいと思います。







日本料理のテーブルマナー所作クラスでは、

オリジナルテキストをベースに30~40分程、お食事の前に講義。

 

・会席と懐石について

・上手な予約、

 日本間での振る舞い方、

 お店側に対してのコミュニケーション

・お箸の扱い方、お箸の種類

・食器の扱い方、食器の楽しみ方

・盛り付けについて

・よく見受けられる、誤った所作について


先の画像とこちらの画像、開催年は

異なりますが、時期が同じ頃です。


どちらも、表の様子が反映され、また、

これからの時期の要素も、少し垣間見る

ことができると思います。


どちらにも、この時期ならではの

色づいた葉が。でも異なるもの。


同じ時期に訪れていても、年が異なると盛り付けも変わります。

プロの方の感性と修練の高さを拝見する楽しみが、

日本料理には特にあると感じます。


因みに、左手前のお料理、「鶏の松風」

なぜこの時期に提供されるのか。ご存じですか?

表の晩秋の様子、終わりゆく秋のもの悲しさ涙

その調理方法から演出されているんですよ。

そのようなことも認識した上で目食できるといいですね。


そのようなこと、正しい食べ方や日本間での振る舞い方以外にも、

沢山クラスでお伝えしてまいります。




<お食事中の講義>


実際にお食事が始まってからは、それぞれの方の傾向や

身についてしまっている習慣(クセ)など確認しながら

改善方法をお伝えしてまいります。


・まずはお箸の持ち方!

 ご参加くださる多くのお方が、確認を求められます。

 正しくもてない方は、皆さんそれぞれ異なりますが、

 たった一つのポイントを意識していただければ、

 「なぜ正しくもてなかったのか、つかえなかったのか」

 わかりますので、頭で理解できる分、直し方もみえてきます。

 直し方は、まったく難しくありませんポイント。

 

 これまで、ご参加くださった方で理解できた方、

 改善できた方のご感想を沢山寄せていただいております。

 気になるお方はご覧ください やじるし 


・各お料理の解説(食材、食器、盛り付け)

・お料理から読み取れること、盛り付けから見る日本文化について

・お椀の扱い方、お箸の使い方

 お箸を箸置きに置く際、どのくらいを意識して、お箸の先を出すものか。

 考えてみたことはありますか?

 稀に「5cm」と解説されているケースもあるのですが、

 これはちょっと・・・・・。

 なぜちょっとビミョウなのか、しっかり理屈があるものです。

・数品盛られている時に、どれからいただくか

・指先のお洒落、ネイルの程度感  

・写真撮影についての注意

・大人数での利用時の注意点や、注文について



などなど、盛りだくさんでお伝えしてまいります。

床の間、お庭の鑑賞、向き合い方。

食べる順番から、観賞に留めるものなど、

自国のお料理のことだから、ぜひ認識しておいて

もらいたいこと、教える側として、沢山あります。


大事なことは、わからなかったことがクリアになること。

知りたかったことが、解明すること。

実践で得られることは、本やネットからだけの情報とは

大きく異なります。



「注意されるのが怖いひぃー

「他の人よりできなかったら恥ずかしい汗

などなど色々お申し込みされるにあたって、

悩まれる方が多いものですが、心配ご無用!

 

指導させていただく側は、指摘の仕方、さりげない伝え方、

これも心得ているものです。

 

また折角の機会ですから、「確認してもらえる」機会を大切に

自分では気が付かない習慣となってしまっているクセ、あるものです。

ほんのちょっとの改善、意識の向け方、気付きで、うんとかわります。


クラス参加のメリットは、

沢山の傾向、気をつけなくてはならない振る舞い、食べ方、

そして受講者様から出るご質問などに触れられることです。

共有できることが多い分、得られるものも多い。

学ぼうと思った時が学び時。一番吸収できるときです。

習慣がその人の人格と品格を育みます。

どうぞ良い習慣を身に着けてください。