「幻鳥去(げんちょうさる)」blue.

明日十七日は、七十二候の一つ、夏の鳥、ツバメが

南方へ去っていく時期にあたります。


「暑さ寒さも彼岸まで」彼岸花

間もなく迎える秋の彼岸。本当に言葉通り、少し肌寒く

なり、各エリアで実施されている秋祭りも、恐らく今週末が

ピークではないでしょうか。毎週、どこかで聴こえていた

祭囃子や「ワッショイ(和を背負う)」の掛け声も聴こえ

なくなり、このあと、急に週末が静かになるんですよね。





 

 先日「重陽の節供菊の九日、今年はちょうど週末に

 あたったため、皆さんと一緒に長寿長命を願うために、

 会食倶楽部を開催しました。


 会食倶楽部 は、テーブルマナークラス(フレンチ・和食)

 を受講くださった方がご参加になれるクラス。


 毎度、クラス内容にあわせたお献立を調理長に

 立てていただき、私自身が、個室(日本間)の床の間と

 テーブルをしつらえます。



今回のために用意したものの一つ、菊の生菓子。

どれも美しいですよねぇ~ハート

それぞれ異なる和菓子屋さんのもの。


どうしても準備の兼ね合いから、クラス前日に調達。

けっこう九日間近は、菊の生菓子が売れ切れるお店も多いもの。

それぞれ、早い段階から「一つで恐縮ですが・・・・・あせる

予約を入れておりました。


「重陽の節供」、「菊節供」って馴染のない方も多いもの。

ぜひこの機会に、もっと菊についても知っていただきたいなと、

とても華やかであることも認識してもらいたいなと思いました。

このように菊の和菓子を並べるだけでも、「ワッハートとなるものです。



毎度お世話になっている大志満、高輪店。

調理長がとても気を利かせてくださり、事前に

「床の間のいけばな、菊を入れさせていただきます」

ご連絡をいただいておりましたメール


そのご連絡の際、菊を用意することに対して、

「ご了承ください」という言葉がメールに添えられてあって、

本当に本当にありがたく、そのお気遣い、言葉遣いに

恐れ入りました。


毎年この時期恒例、何年も通ってくださっている

受講者様が密かに、「菊の公達」と名付けていたお軸、

菊のいけばな、そして手前には九月九日に因んで、

私が用意した和菓子を九つ。


クローズアップした状態を観ること、

何を用意したのか、どのような意味を持たせて盛ったのか。

それらを知ることができるのは、やはり、当日クラスへ

お越しくださった方の特権といたしましょう。




 お食事中も愛でられるように。

 「流水に菊」、そして「饅頭菊」

 紋切り型。

 











皆さんとご一緒に「菊酒」をいただくために、

今回「菊水」取り寄せていただきました月見酒


当初、「菊水」を探し回っていたのですが、見つからず、

最終的にお店に取り寄せていただくことにしたのですが、

今日、近所のスーパーの陳列棚にフツーに並べられて

いて、ちょっとズッコケました転ぶ


灯台下暗しですね・・・・・・。





この日は、朱塗りの盃をご用意いただき、

「菊の花びらを浮かべたいので、菊(食用)を一つ

ご用意ください」お願いしておりましたら、

このように・・・・・・。


菊の器に菊の葉も添えられて。

素晴らしい!!


そしてガラスの徳利には、同じく紫の食用菊と

リンドウ竜胆(りんどう)添えられていました。


「皆さんは、何枚花びらを浮かべますか? フフフ」

お回しすることに・・・・・・。


この後の様子、お料理や他に用意したもののご紹介は、

次の更新でご案内したいと思います。

皆さま良い三連休をお過ごしください菊