joyaの靴底交換修理はこんな風に行います | リペアショップPINO-靴の修理職人ヒロさんのブログ

リペアショップPINO-靴の修理職人ヒロさんのブログ

靴修理一筋、-1994-創業のリペアショップPINO。乗馬靴の修理が得意ですが、靴ならば、どんな壊れ方でも独自の経験アイデアで「お直し」いたします。
その修理の方法技術などを日記にしてブログアップ。おたのしみに。

お客様へ

この度はjoyaシューズの靴修理のお問い合わせ、誠に有難う御座います。

お客様の大切なシューズが壊れてしまい、残念なお気持ちを察しております。

しかし、全く元通りにはならずとも、「また履くことができる!」喜びを、感動と共にお届けすることが小生にはできます。

お客様のお問い合わせに、
具体的な作業例を写真でご紹介致しますので、是非修理を行う或いは断念するかのご参考にして下さい。

1.靴底の劣化状態



これは横浜市にお住まいの男性のjoyaシューズの靴底加水分解による崩壊例です。


加水分解とは、ウレタン素材に多く見られる化学的な材質分解です。

日本の高温多湿な環境では、この素材には厳しいものの様です。

しかし、毎日のように履きこなしていけば、ウレタン樹脂の繊維断裂は軽減されることもわかっています。


2.修理法

崩壊したウレタン素材の靴底を除去して、新しいスポンジ素材をミッドソール構築した上で、国産ゴムソールかスポンジ素材でアウターソールを圧着し靴底を完成させます。


-靴底の除去-



劣化したウレタン素材は二度と再生使用は出来ません。


-ミッドソールの構築-



まず、あい底と云うプレートを装着し、アッパーと強く縫製します。

同時に、靴の腰を強くするシャンク(腰骨に相当)する部品を埋設します。


-底付け-





小生のjoya靴底交換修理修理は独自のものです。


それは、

joyaのデザインや機能の再生は技術的に不可能です。


それゆえに、

一般的な靴修理店では取り扱いをしていない様です。


従って、お客様のご希望の多くは

「アッパーは綺麗なのに、

なんとかならないか?」


お客様のご希望には、

「フラットソール」

新しいjoyaに生まれ変わらせる技術でお応え致します。


-修理価格-

お見積もりをご提案させて頂きます。

修理ご希望のjoyaの全体像と壊れた部分の写真の2枚があれば、適切な修理価格をお知らせ致します。



-ご注文方法-

当店まで直接お持ち込みください。

もしくは、宅配便をお使いください。


-お支払い-

現金前払いか、ゆうちょ銀行口座へのお振り込みでお願いしています。


-店舗のご紹介-

下記の表示をクリックして下さい。


-修理を終えて、お客様からのコメントが届きました。

栃木県のAさんから、原文をお借りします-

今夜先程、joyaシューズ届きました。
早速、女房が仕上がりを拝見し、また履き心地を確認しました。素晴らしい仕上がりと、安定感に大満足しています。
靴屋のヒロさんに大感謝です。有り難うございました。また、キ―ホルダーも有り難うごさいます。
栃木県 -A-