瘢痕性脱毛の治療例その1 | AGA 薄毛・抜け毛 なら自毛植毛 専門医 長井正寿 アメリカ毛髪学会専門医

AGA 薄毛・抜け毛 なら自毛植毛 専門医 長井正寿 アメリカ毛髪学会専門医

アメリカ毛髪外科学会専門医の長井正寿です。私自身、治療薬と植毛を受けた効果で薄く見えなくなりました。
実は親父もじーちゃんもつるっパゲという正真正銘のハゲのサラブレッドです。
【2020年11月25日のホンマでっか!?TVにAGAの名医として出演】

皆さんこんにちは。アメリカ毛髪学会専門医の長井です。

 

今回のタイトルは「瘢痕性脱毛の治療の考え方について」についてです。

 

画像は全て拡大して詳細を確認できます!

 

今回は瘢痕性脱毛の治療の考え方についてシェアーいたします。

 

瘢痕(はんこん)とは?

簡単に言うとケガや傷、やけどなどで正常な皮膚が壊されて、

代わりに硬い繊維組織や結合組織に置き換わって治ってしまった状態

と考えるとわかりやすいと思います。

 

正常な皮膚でなくなると硬い、血行が低下する、そのために皮膚の色が白く見える、

脂肪組織がなくなるために皮膚が薄く感じる、毛根も破壊されるので、

その部位がはげてしまうという害があります。

 

今回の患者さんはモニターオペ対象として、画像提供や経過を共有できる方なので

病歴を少し詳しく説明します。

 

①2022年頭頂部近傍に直径1cmの粉瘤が出来たためA院受信。

粉瘤の診断を受けて、この部位を部分的に

切り取ると、1cmの粉瘤の後で直径2cmの瘢痕に伴う脱毛斑(キズが出来たために毛が抜けた)となった。

 

しかしその主治医は脱毛のリスクは事前には伝えてくれなかったため、

脱毛というのは患者さんにとっては想定外のことだった。

 

②これに対して2023年に同じA院で再度瘢痕組織切除術施行

しかし

術後ジュクジュクするようなびらん組織化して、さらにヒトデ型に脱毛部位が広がり

赤みと凸凹を伴う約6cm2程度の瘢痕になってしまった。

 

 

脱毛するリスクを伝えずに

有毛部皮膚切除をするというのは、

明らかにインフォームドコンセントが不足していると感じました。

 

これ以上の治療はできないと断られたそうです。

 

皮膚の上皮性の疾患である母斑や傷を切除術を行い、外見がよくなるどころか

脱毛してしまい、それを治すために2度目の切除術を行い、どうしようもない状況になってしまった

患者さんを今までもたくさん見てきました。

 

その中には、2度目の切除術を行ったために皮膚が高い緊張と共に瘢痕組織に置き換わり、

手の施しようがない状況になっている方も少なくなく、

言葉がないということもありました。

 

今回の患者さんは問い合わせの時点で病歴と脱毛部位の画像を見て、

治療効果が見込める可能性が高いと判断しましたので、

当院に来院していただきました。

 

画像とスコープ画像と触診の結果、

①のための瘢痕性脱毛

であれば その部位に飢えても生えてこないリスクが高いため、

リジェネラという瘢痕部位を改善する治療をまず行いました。

 

rigenerahbw.com/wp-content/uploads/pdf/Rigenera-Protocols-Dermatology.pdf

上記は参考ですが、

8年前ほどにAGAに対してのリジェネラ単独療法のデーターを取り、学会でも発表しましたが

DHTを抑えながらでなければ、恒久的な効果は得られませんでした。

 

しかし慢性の瘢痕組織という改善しようがない皮膚組織でも、それが改善する事もまた10例のデーターを取り

証明しましたので、この患者さんに使用してみました。

 

治療前

過剰なひきつれにより正常組織ではない、肉芽組織に置き換わって明らかに瘢痕になっています。

 

拡大画像

大きさもそうですが、赤身を帯びた明らかに目立ってしまう外観と

なってしまっています。

 

これにリジェネラを施術して

3週間後

 

別の角度から

 

2度目のオペから1年程度経過して、

これ以上は治らないと思われた瘢痕部位ですが

①色が肌色に変化し

②凸凹が小さくなり

③瘢痕部位の面積も縮小しました。

 

さらに

5週間経過したところで、視診でも凸凹、皮膚の色調、頭皮の可動性、隆起具合も改善して、

植毛を行えると判断しました。

 

続きます。

 

 

当院では出来るだけ正しい診断と治療を行えるように、全員で植毛に挑んでいきます!

正しい医療だから出来る事。

これに尽きます。

 

ハエギワ植毛に関してコール医師の動画を見つけましたので、これをシェアしたいと思います。

 

動画は英語なので内容は分かりにくいかもしれませんが、

術前、後の比較画像が多いので絵として理解しやすいと思います。

 

特に4分11秒以降には、

密度は高いけど、ボコボコ、2本、3本毛で自然とは程遠い典型的なホールスリットの画像

が多数出てきます。

 

是非皆さんも本当に自然であることの意味を考えて、

真剣に治療と向き合う医療者を選んでみてください。

 

 

植毛のオペにかかる費用の目安は

1株990円(税込み)

眉毛は1760円(税込み)

リジェネラは22万円(税込み)となります。

 

術後に考えられる症状は赤み、腫れ、痛み、かゆみ、

移植毛の一時的な脱落などがあります。

 

カウセリングのお申込みは

新宿院は03-6384-1391、

福岡院は092-402-2460

までお気軽にどうぞ。

 

私の勤務は火曜日から土曜日になります。

 

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長井式植毛ではFUT(FUSS)とFUE、

どちらも行っています。(FUTは採取株数に制限があります。)

 

治療に関するご相談はnagaimethod@gmail.comまで

 

明石家さんまさんの

ホンマでっか?!TVに

4度目の出演をさせていただきました。

関係者の方々にお礼をもうしあげます。

 

 

同じ考えをもつ医師の方!

私たちと一緒に正しい植毛をやりませんか!

連絡待ってます。

 

これまで同様、患者さんだけでなく

同業の方に対しても、

大切な事を伝えていきます。

 

すばらしいスポーツ解説者が、

必ずしも一流のアスリートでない事

と同様に、

HPの文言ではなく

実際の画像(拡大して見れる)が全てです。

 

 

アメリカ毛髪外科学会専門医

アメリカ毛髪外科専門医試験官

 

スペイン

サグラダファミリア植毛クリニック

院外顧問 
 
長井正寿  

 

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