自作「アカエイの干物」実食!! | 明治大学 植物保護研究部のブログ

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明治大学理科部連合会に所属する「植物保護研究部」
通称『植保』のブログです。
植物をはじめとした生物全般および鉱物に関する記事を書いています。

本牧海釣り施設の記事 で釣った『アカエイ』を干物にしてみました!!
↑リンク記事の続編になります。


さっそく、エイが干物になるまでの過程を紹介していきましょう!



これは内臓を取った後の写真です。
さらに表面の滑りを塩でとり、10パーセントの塩水に1時間漬け込みました。
これで干物にする準備は完了ですヾ(@°▽°@)ノ

エイは釣った直後に血抜きして、内臓も取っておくと、より美味しくいただけると思います。
※肝も可食部だそうで、興味がある方はとっておくといいかも。



一夜干しのエイです。

まだまだ可愛らしい顔?つきです。
※ちなみに本当の目は背中側にあります。口の上にある穴は鼻孔です。



3日目

苦悶の表情を浮かべてきました……。
さらなる変身に期待が高まります!



4日目

血涙を……ッッ!!



5日目


光の加減か、少しすっきりした感じに。

ここから先、雪の被害を受けます。
気づいている方もいると思いますが、フックを掛けている頭の穴が少しずつ広がっています。

はい、見事に切れて落ちました。
雪のベットに包まれ、そのまま3日間……。

発見後は放置気味に干していました。









そして干し始めてから15日目。












これがアカエイの完干しです!
トラブルもありましたが、何とか完成。

うーん、アカエイでは宇宙人みたいな干物にはならないようですね。
切込みを増やせば、形としては近づくと思いますが、いまいち顔の迫力が足りない……。

宇宙人のような干物は、どうやらサカタザメ  というエイの仲間の干物みたいです。
サメと付いていますが、エイですよ。
外見はサメの様ですが、鰓が腹側にあることからエイだと分かります。

サカタザメの干物には、また別の機会に挑戦することにします。
やや深い場所に生息しているサカタザメですが、伊豆半島あたりだと浅い場所でも見られるそうですよ。



を戻しますが、随分と色黒になりましたなぁ。
後輩には、人が食べるものの見た目ではないと言われてしまいましたが、
これはれっきとした食べ物なのです(ノ◇≦。)


いざ!実食!!






ヒレ部分を切り、火で炙ってみました。

「あ!干物の良い匂いがする!





火で炙っている際に気づいたのですが、油が全く出ない!!

ヘルシー食材であったか!ヽ(*'0'*)ツ

この油の有無が、同じ軟骨魚類であるサメとの違いのひとつのようですね。

焼けば頑丈だった皮も違和感無く食べられます。
食感は油が無いためか、パサパサ。

皮にちょっと臭みを感じるな……という程度で、普通に食べられます。うん、普通に。

味はというと……なんだろコレ。
一緒に食べた後輩の一人はパサパサのコンビーフみたいだと評していました。

鶏肉に近い味、との意見もありました。
とりあえず不味い味ではありません。美味しい訳でもありませんが。

それでも完食することができました!
ちゃんと食べられる食材に昇華してくれたエイと、協力してくれた皆さんに感謝します!
※正直、刺身は食べられたものではなかった


まだ部室外に干しているエイが1枚あるので、今回食べられなかった君も、
今度は一緒に食べてみましょ!
(`・ω・´)ゞ





おわり
次回、『自作「フカヒレ」実食』にご期待ください。